さぬき市造田、志度山川線沿いにある
「飯田桃園」さんの桃の直売所が
6月18日(土)からオープン!
毎年7月から開けていた直売所ですが、今年は2週間早い異例の6月スタート。
10種以上の桃・すももを育てる「飯田桃園」さんが一番最初に収穫する桃は一体どんな味わいなのでしょう?
甘い香り漂う直売所を早速覗いてきました!
さぬき市の志度・造田・長尾を繋ぐ南北の道、志度山川線。
高松自動車道から造田にかけては道の両脇にブドウや桃の畑を見ることができます。
この地域は江戸時代から桃を育て販売していたという記述が残っていて、栽培に適したエリアであることがわかっています。
「飯田桃園」さんもそんな造田地区で桃を育てる農家さんのひとつ。
現在10数種の桃と9種のすももを育てています。
香川県が認定した生産者が作る、厳しい規定を通過した高品質なフルーツにのみ送られる称号「さぬき讃フルーツ」にも指定。
毎年この時期になるとリピーターの方が直売所にひっきりなしにやってきます。
4月には桃の花が咲き乱れて桃源郷のような景色だった桃畑もこの時期になると緑豊かに。
枝には袋がけした桃がたくさん。
今年も美味しい桃の季節がやってくるんだ、という期待に胸が膨らみます。
桃が採れ始めると志度山川線沿いにある直売所が開きますが…
今年は例年より2週間早い異例の6月オープンに!
この時期に開けるのは史上最速とのこと。
早速覗きに行ってみると…
通り沿いの桃の看板にはピカピカと点灯するパトランプが。
営業中の印です!
中に入ると甘くフレッシュな香り!
美味しそうなすももや桃がズラリと並んでいました!
直売所のメリットはなんといっても先ほどまで木に実っていた完熟状態のものが手に入ること。
育て手が見極めた『食べ頃』のものに出会えます。
まず入り口近くでお出迎えしてくれるのは「大石早生」という品種のすもも。
太陽みたいに真っ赤に色づき、サイズはテニスボール大。
豪快にかぶりつきたくなります!
しっかり甘く、皮の甘酸っぱさが爽やかなすももらしい味わい。
(食べ比べしてみた時の様子)
夏の間は大石早生に続いてフランコ・ソルダム・太陽・ハリウッドなどの品種が夏の間登場します。
皮の色も香りも味わいも全然違うので、ぜひ食べ比べしてみてくださいね♪
さて、桃はというと奥に贈答用の箱入りがたくさんスタンバイ。
一番最初に収穫できる極早生の品種「花嫁(はなよめ)」「昴輝(こうき)」が登場していました。
小ぶりですが、ぎゅぎゅっと中身が詰まって美味しそう!
昨年はあまり数が無くて直売所に出せなかった品種とのことですが、今年からはたくさん採れるようになり、この時期に販売できるように。
さまざまな品種の栽培に取り組む「飯田桃園」さんだからこそ、毎年新しい品種に出会えます。
自宅用に1個売りもしてくれます。
果肉は硬めが好みという方は「昴輝」、柔らかめが好みの方は「花嫁」がおすすめと飯田さん。
私は「花嫁」を頂きましたが、皮を剥いている途中から果汁が滴りおちるほどジューシー。
とっても甘くて、口一杯に甘い香りが広がりました。
桃は今後、7月〜お盆にかけて日川系の桃が。
お盆の頃には贈答にも人気の白桃系。
9月に入ると大きさと甘さに圧倒される黄金桃が登場します。
今年の桃についてお聞きしてみました。
「飯田桃園」の桃の達人、飯田栄一さんに今年の桃についてお聞きしてみると、
「桃は今のところ順調に育っています。
すももは少し難しい年になりました。
今年は早くから夏みたいな気温が続いたため果実が熟れるのも早くて。
冬からの雨も少なくて、土壌に浸透するほどの水分は得られていません。
このまま梅雨に雨が降らず、夏が来るとピンチですね。」
年々変わっていく気候に大きく左右され、『同じ年はない』と飯田さん。
だからこそ、その年なりの味を楽しんで欲しいとのこと。
「人間は精一杯努力するけど、最後は自然の力。
太陽のエネルギーを充分に詰め込んだ桃は美味しくなりますよ。」
桃を齧りながら飯田さんのこの言葉をふと思い出し、毎年当たり前のように頂いているこの美味しさが奇跡的なものであることを改めて感じました。
今年も天候が荒れることなく、無事に美味しい桃がたくさん出来上がりますように。
桃のシーズンは始まったばかり。
9月後半まで「飯田桃園」直売所も毎日オープン(台風時を除く)しますので、ちょこちょこ立ち寄っていろんな品種を味わってみてくださいね!
その場で全国への発送も可能です。
直売所のレジには飯田栄一さんからのちょっとコメントも。
博識な飯田さんの知識に「なるほど〜」とうなづくばかり。
こちらもお見逃しなく!
定休日/不定休。台風がきたらお休み。
駐車場/有
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