みろく自然公園西側にある観光農園「長谷ぶどう園 みろく園地」で
2022年7月28日(木)よりカフェがオープン!
手作りのスープセットやドリンクをオーダーしたら
里親さんが植えたレモンの木やみろくの自然を眺めながら休憩を。
ハンモックでお昼寝したり木登りしたり。
自然に帰ることができるこの場所で日常を忘れてゆったりしてみませんか?
さぬき市大川町、みろく自然公園の西側入り口前にある「長谷ぶどう園 みろく園地」にやってきました。
2021年3月にオープンした広い敷地の中には100名以上の方が植樹したレモンの木がすくすく。
あの頃30cmほどの高さだった苗木も1年経って1mを越す大きさに成長していました。
農園オープンの様子はこちら→「長谷ぶどう園」がつくる観光農園「みろく園地」が誕生しました@大川
昨年7月にはスタッフさんの手で大型ハウスを設置し、ここを訪れた人が休憩できるスペースが完成。
レモンが実る3年後にはレモンを使ったジュースやケーキをここで食べられるようにとイメージしながら建てられましたが…
レモンの里親さんから「自分たちが植えた木を見に行きたいのだけど、みろく園地はいつ開いてるの?」という声が聞かれるように。
イベントではオープンしてきたものの、常には一般の方が入れないのがみろく園地でした。
(大型テント設置の様子)
数年後の飲食提供を考えて徐々にキッチンを整えながら、定期的にオープンすることを考えていたオーナーの「長谷ぶどう園」長谷さん。
ぶどう園のスタッフさんに相談してみたところ「やるなら手伝いたい! 楽しそう!」という一言が。
この声が後押しとなり、今年の春からカフェオープンに向けて準備が急ピッチではじまりました。
そして2022年7月28日には「長谷ぶどう園 みろく園地カフェ」がオープン!
早速初日に訪れてみました!!
地産地消のメニューを自然たっぷりの場所で
敷地内が全てがカフェスペースになっている「長谷ぶどう園 みろく園地カフェ」。
昨年設置した大型テントはイートインできるようにソファやテーブル席が登場していました。
目の前にはレモンの木と大川町の山並み。
木々の間を抜けてきた風が常に吹き込み、夏の暑い日でも心地よく過ごせます。
天井には「長谷ぶどう園」で長年実り続けてきたデラウェアの枝が照明になっていました。
第2の人生をここで過ごすぶどうの木を見てほっこり。
屋外にもハンモックやテーブル席が。
ここは涼しい秋になれば特等席に。
ハンモックでのお昼寝はエンドレスになる予感が。笑
さてカフェのメニューは大型テント横にあるスタンドでオーダーします。
フードのメインは日替わりの野菜たっぷりスープ。
そのほかにも軽食としてホットサンドもあります。
ドリンクはコーヒー・カフェラテ・アールグレイティ・ジュース・サイダーなどがあり、お子さん連れでも楽しめます。
メインの野菜スープはサラダ&トーストかごはんのセットで1000円。
サラダ&ホットサンド付きのセットで1200円。
いずれも+300円でお好きなドリンクを付けられます。
ホットサンド好きの私は「スープセット(サラダ・ホットサンド付)+アイスコーヒー」をオーダー!
「できましたよ〜」と呼ばれて取りに行くスタイルですが、このボリュームにびっくり!!
受け取ったトチの木のプレートも触り心地が抜群。
カフェのために牟礼町の木工作家 北川さんにオーダーされたもので、細かく使いやすさが計算されているのが特徴なのだそう。
メインの野菜たっぷりスープはキャンプ道具のカトラリーに入っていてアウトドア気分を満喫♪
スプーンで掬うと底からごろごろと野菜が!!
この日はトマトカレースープでしたが、ベーコン・カボチャ・トマト・玉ねぎなどがたっぷり入っていてお腹いっぱいに。
カレー味が効いているので夏でも食欲をそそり、子どもたちも食べやすく好評でした。
スープは日替わりで、きのこの冷製スープやソーセージのスープなども登場予定。
使用する食材は地元の農家さんや産直で調達し、地産地消を目指します。
例えばごはんセットのごはんには「長谷ぶどう園」さんが所属する東讃地域農ガールの仲間である「よしよしアグリ」さんのお米や「農業工房かべっこ」さんのもち麦を使用。
またフードロスのことも考えて毎日限定20食にするなど、食の課題へ取り組む姿勢が見られます。
サラダにも野菜がたっぷりと「長谷ぶどう園」さんのピオーネとシャインマスカットが〜〜!!
今年初ピオーネ&初マスカット、美味しい〜〜〜!!
ドレッシングも爽やかなレモンのフレンチドレッシングで、レモン農園を眺めつつ食べるのに最高!
ホットサンドには地元大川町の金江養鶏場さんの卵とチーズを使ってボリューミーに。
カリカリに焼かれたパンの耳はスープに浸すとこれまた美味。
ホットサンドは単品やドリンクとのセットでもオーダー可能です♪
子どもたちはごはんもそこそこに、園内で木登りやトカゲ・バッタなどを捕まえるのに夢中。
木登りはなかなか攻略ルートを見つけるのが難しいみたい。
大人はハンモックで眠ったり、レモン農園を眺めながらぼーっと休憩。
360度、ぐるり見渡しても緑ばかり。
『癒し』しかない場所でしっかりと心も体も休めることができました。
休日ごとに通いたくなるオアシスが、また一つさぬき市に増えたと実感するひととき。
共感が力になる「みろく園地カフェ」
「長谷ぶどう園 みろく園地」はさぬき市志度でぶどうを育てる「長谷ぶどう園」の長谷真里さんが中心となって立ち上げましたが、その管理・運営は同じ市内の障がい者就労サービス事業所「ゆめぽけっと」のスタッフさんや利用者さん、地元のみなさんの力もあって成り立っています。
ぶどう栽培のピークでもあるこの時期になぜカフェがオープンできたのか?
それは「ぶどう農園もみろく園地にも新しいスタッフさんがきてくれているから」と長谷さん。
(「長谷ぶどう園 みろく園地」長谷真里さん)
「ぶどう農園もみろく園地にも新しいスタッフさんが増えたんです。
その理由として、自分の目標が伝わったというのがあると思います。
『大切な人を想う気持ちを形に』という経営理念を発信し始めてから環境がすごく変わりました。
スタッフさんにも自分の想いを冊子にしたものを読んでもらったり、お客さんにはSNSで発信して伝えたり。
そんなふうに思って活動してきたんだとみんなが思ってくれ、共有・共感してくれた人が、一緒に活動することで世の中のためになると思い関わってくれるようになりました。」
(写真左から3番目:「長谷ぶどう園 みろく園地」長谷真里さん)
3年後に開くはずだったカフェも、仲間たちの「手伝いたい!」という思いがあったからこそ進められたこと。
多くの仲間と共に今後のみろく園地がどう変わっていくのかも目が離せません。
(「長谷ぶどう園 みろく園地」長谷真里さん)
「これから体験メニューもできたらいいなと思います。
キャンプが得意なスタッフもいるし、バーベキューができるグリルもあるので、そんな体験もここでやってみようと思っています。」
カフェだけじゃないお楽しみも続々と登場する予感。
レモンの里親さんじゃなくても入れる場所ですので、ぜひゆったりしに足を運んでみてくださいね。
長谷ぶどう園 みろく園地カフェ
場所/香川県さぬき市大川町富田中3278-1【地図】
営業日時/木金土の11:00〜15:00
お問い合わせ先/080-3167-0061(長谷)
フェイスブックページはこちら。
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