「香川の観光は西高東低」なんてもう言わせない!!
さぬき市・東かがわ市・三木町の観光の歴史が変わる!
2022年8月1日、東讃3市町の観光振興に関する連携協定の締結式と
関西圏で圧倒的人気を誇るカリスマ添乗員・平田進也さんを
東讃地区の観光アンバサダーとしてお迎えする委嘱式が行われました。
連携協定に加え、最強のアドバイザーを迎えて東讃エリアの観光はどう変わっていくのか?
3市町の首長にこれからの抱負をお聞きすると共に
旅を楽しむ人を明るく盛り上げる平田さん目線のアプローチ方法をお聞きしてみました!
2022年8月1日の午後、夏真っ盛りの「さぬき市野外音楽広場テアトロン」にやってきました。
今年は春から夏にかけてコンサートも行われ、いつも通りの姿を取り戻しつつある会場ですが…
この日のテアトロンはちょっと違った雰囲気。
瀬戸内海をバックにしたステージには、香川県東讃エリアの歴史が変わる瞬間を見届けようと多くの人が集まっていました。
そう、この日は東讃3市町が手を組み、観光振興に関する連携協定を結ぶ大切な締結式の日。
ステージにはさぬき市大山茂樹市長・東かがわ市上村一郎市長・三木町伊藤良春町長が登壇されていました。
香川県の東にあたるこの3市町。
関西圏から車で2時間半といったアクセスの良さを持ち、自然や食などのオンリーワンな魅力があるにも関わらず、知名度はさほど高くないのが共通の課題。
香川県の中でも「通過される場所」という現状を打破するために、行政の壁を超えた取り組みが必要だと今回の締結に至りました。
(さぬき市大山市長)
「香川は昔から気圧配置のように西高東低、新しいものは西からと言われています。
東讃地域にもいいものがあると自負していますが、観光に関してはなかなか先進地域になれなかった。
それぞれに素晴らしいものを持ちながら、3市町一緒になって全国・世界へアピールしてこなかったことも大きな要因の一つだと思います。
今日という日が新たな東讃地域の出発点になることを心から祈っています。」
締結式では3市町の町長市長が連携協定書に署名を行い、
にこやかにお披露目されました。
テアトロンの美しい夕陽を浴びて、東讃エリアの歴史の1ページが誕生!
(伊藤良春三木町長)
「以前からさまざまな観光資源、文化を持っているさぬき市・東かがわ市。
三木町も負けない存在になりたいと思っていますが、3市町が決して競うことなく、それぞれの持ち味を活かしていくことが非常に大事だと思っています。
3本の矢のように束になって強力な大きな矢を作っていけたらと。
また、これが契機となり3市町のさまざまな面での発展につながることを期待しています。」
『浪速のカリスマ添乗員』が東讃アンバサダーに!
続いてステージ上では『東讃エリア観光アンバサダー』の委嘱式が執り行われました。
『東讃エリア観光アンバサダー』とは、エリアの魅力を発信し観光発展につながる活動を行っていただく方。
(東讃エリア観光アンバサダーに就任された平田進也さん)
関西からのアクセスがよい東讃へ関西圏からの集客を増やすために、さぬき市が香川県大阪事務所に相談したところ、名前が上がったのが平田進也さん。
平田さんは株式会社日本旅行で40年以上添乗員を務め、ご自身の名前が冠についたツアーには申し込みが殺到するほどの人気を誇るカリスマ添乗員!
今年3月には一度東讃エリアを訪れ、関西圏からの集客に関心をもってくださったそう。
また行政の壁を超えた観光振興を行うことを平田さんご自身がアドバイスしてくださったことから、今回の観光振興連携協定へ至ったのだとか。
東讃の観光が進化するきっかけを作ってくださった方が、この度『東讃エリア観光アンバサダー』として就任されることになりました。
委嘱式ではまずさぬき市大山市長から委嘱状が交付され、
東かがわ市上村市長からは観光アンバサダーの名刺が手渡されました。
名刺には三木町のいちご・さぬき市の大串半島・東かがわ市しろとり動物園のホワイトタイガーも平田さんとともに載っています!
そして三木町伊藤町長からは記念品として3市町の特産品がプレゼントされました。
さぬき市からは平田さんの足のサイズに整えられた志度桐下駄に香川漆器。
東かがわ市からは手袋の縫製技術を活かした革小物の名刺入れとバッグ。
三木町からは国産木材使用・電子レンジ対応の讃岐桶樽にレアシュガースウィートが。
観光振興連携協定に『東讃エリア観光アンバサダー』の就任。
多くのマスコミが取材に来られていることから、注目度が高いことが窺えます。
(東かがわ市上村市長)
「東讃エリアが関西に進出していく準備ができました。
観光という面においてはこの地域は香川県内でも大きな遅れをとっています。
今回平田さんという心強い味方をお迎えすることにより、関西への橋渡しをお願いすることができました。
2025年の瀬戸内国際芸術祭・大阪万博が開かれ、その時通り道になる東讃にいかにお客様を呼び込めるか。
その課題を解決するきっかけをお願いすることができ、心強く思います。
もちろん私たち3市町も来てくださった方を熱烈歓迎し、平田さんとともに関西へ攻め入って行きたいと思います。」
(東讃エリア観光アンバサダー 平田進也さん)
「今日朝から東かがわに行き、いろいろ見せてもらいました。
和三盆を作ったり、ハマチに餌をやったり…とっても楽しかったですよ。
みなさんが日頃何とも思わない、普通に感じているところが我々の観光の宝です。
関西から見る目と皆さんが見る目は違う、よそ者が判断するものが観光。
観光とは『光を観る』と書きますが、光があるところのみ人が集まります。好きか嫌いかしかありません。
それを好きにしていただく要素が東讃地区にはいっぱいある。
また、3市町が協力して観光を盛り上げようという姿勢が非常に素晴らしいと思っています。」
(東讃エリア観光アンバサダー 平田進也さん)
「地元の人にも魅力ある地域だと意識を持ってもらい、住民の皆さんも一緒に盛り立てていってほしいと思います。
東讃ではいろんな人にお会いしましたが、お店の人もみなさんガツガツしていません。
儲けについては大阪のように『売ろう!』という気がなく、それでもいいのかもしれませんが、観光とは経済効果が行われること。
自然に儲けていただくのを頭に置いてもらって、経済効果の起こる仕組みを全国で成功した例も共有しながら作っていきたいと思います。
43年間旅行業者・お客様を相手にしてきたノウハウをここで少しでも役に立てれたらと思い引き受けさせて頂きました。
これからも皆さんと共に頑張って行きたいと思います。」
この日は東かがわ市を、翌日さぬき市の「八十八庵」や三木町「どんぐりころころ」などを巡った平田さん。
委嘱式後のトークセッションではあちこちで体験されたことをとても楽しそうに関西弁で語ってくださいました。
三木町の伊藤町長も「彼の関西弁の魅力で、どちらかというと控えめな東讃の我々をどんどん引っ張って行ってほしい!」と言われており、まさにその通り!と感じる委嘱式。
ご自身のラジオ番組で関西の方へ観光地の魅力発信を行なっている平田さんが、今後どのように東讃地域を紹介してくださるのかもとても楽しみです。
平田さんに聞いてみました! Q&Aコーナー
Q:平田さんが感じた東讃の魅力は?
A:人が優しい。ガツガツしていない。
災害もなく、空気も良く、暮らしやすくていい地域。
魚はもらうもの、種を蒔いたら米ができ、おいしい野菜果物もできる安住の地だと思う。
だけど、少しでもこの地域を他の人に知らせるために、住んでいる人が自分の力を少しだけ貸してくれたら大きな力になる。
そんな場所だと思っています。
Q:平田さんが作るツアーってどんなものになりそうですか?
A:私のお客さんは熟年が多く、50代〜80代。
旅行の黄金期といわれる方がほとんどで、女性が7割、富裕層の方もいらっしゃる。
「あなたのいいと思うものを見せて・美味しいものを食べさせてくれ」という方ばかり。
そんな方にどんなものを組み合わせてみようかと考えています。
例えば東讃なら和三盆の型取りをして、その場で手袋の販売などを行うのもいい。
財布を開けて観光に来ているお客さんに「値打ちがあったな」と思えるものを見つけてツアーを作って行きたいですね。
Q:今後の魅力発信方法について
A:関西圏ではテレビ・ラジオ・SNSなどいろいろある。
これらも我々なりにどんどん使って発信していく。
今日のことも自分のフェイスブックで発信していますが、それもやって行きたい。
今まで宣伝下手やったと思うんです。
関西に発信してもなかなか通じてもらえなかったのを僕らの力で微力ながらさせてもらえたらと思う。
難しいことを柔らかい言葉に変えてお客様に届けたいと思う。
平田さんのフェイスブックでも東讃の魅力を早速発信してくださっていますので、ぜひご覧になってみてくださいね。
平田進也さんフェイスブックページ→ https://www.facebook.com/shinya.hirata.961