10月29日(土)〜11月3日(木・祝)に津田の松原周辺で開催された「すなはまフェスティバル」。
期間中、多くの方が浜辺に集まり、さまざまなイベントを楽しむ姿が見受けられました。
その中でも、津田ならではの催しだったのが『世界パフォーマンスステージ』。
津田を拠点に活動するアーティストたちが集い、海風を浴びながら多国籍な芸能文化を披露されていました。
インドネシア・バリの獅子舞にジャワの影絵。
そして白熱のファイヤーパフォーマンス。
すなはまフェスティバル2日目に開催された
『世界パフォーマンスステージ』の様子をご紹介します!!
『世界パフォーマンス』が開催されたのは、すなはまフェスティバル2日目の10月30日(日)。
良いお天気にも恵まれ、この日も多くの方が浜に集まっていました。

そんな中、13時からは津田の松原に設置された特設ステージにてパフォーマンスがスタート!
客席は津田の砂浜。
みんなでゆったり、砂に腰掛けて観覧しました♪

オープニングを飾るのは「高松フラダンス教室 Lino」の皆さんによるフラ・パフォーマンス。
古典のフラからディズニーの「モアナと伝説の海」の楽曲まで。
青空に抜けるやさしい音楽と優雅な動きが海辺の風景にぴったりでした!
実は「高松フラダンス教室Lino」さんは、毎月第2・第4日曜の早朝に津田ふるさと海岸沿いで開催されている「讃岐朝市」で『浜フラ』を開催中。
早朝の空気を吸いながらフラを楽しむ様子を見かけます。
もし興味がある方は参加してみてくださいね。
※時期によってお休みの日もあります。
「高松フラダンス教室Lino」Instagram → https://www.instagram.com/linohulaoritahiti/

続いては2010 年よりさぬき市津田を拠点に活動するバリ舞踊グループ「サヌキサリ」によるインドネシア・バリ舞踊とガムラン生演奏のステージ。
今回は 東京からバリ舞踊仲間と、大阪からバリガムラングループの「ギータクンチャナ」 を迎えて、ボリュームたっぷりの音を聞かせてくださいました。
中には「ギータクンチャナ」のオリジナル楽曲も披露。
ガムラン独特の音階が津田から別世界へと誘います。
今回注目したいのはバリの獅子舞「バロン」。
2mを越す大きさ、毛むくじゃらの獅子が登場!!
お子さんたちもその大きさと煌びやかさ、この顔にはびっくり!
広い津田の松原の砂浜のステージに登場しても、存在感の大きさが一眼でわかります!
前後大人2人だけでつかう獅子で、じわじわと歩み寄ってきたり、左右に顔を揺らしたり。
バリ舞踊らしいアクセントのはっきりした動きに目が離せませんでした!
ここからほど近くにある「津田石清水神社」では、毎年夏越祭の日に同様のバリ舞踊とガムラン生演奏が披露されています。
しかしコロナ禍で全国からパフォーマーが集まれなくなり、ここまでスケールの大きい生演奏とバロンの披露は本当に久しぶり。
初めて観る方も多く、終わった後も楽器や獅子の装飾に注目されていました。
バリガムランの楽器はなんとも色鮮やか!
組み立て、彫刻、彩色、全てバリの職人さんの手で作られています!
芸術のまちなんですね〜!
バリのパフォーマーの皆さんも久しぶりに津田に集まれて嬉しそうでした♪

パフォーマンスステージ後半タイム、いい感じに日が暮れてきました。
津田の海も空も美しいグラデーションに染まっています。
そこで始まったのが、インドネシアジャワ伝統芸能 ガムラン演奏、ジャワ舞踊、伝統影絵芝居。
津田を拠点に活動するジャワ舞踊・芸能グループ「瀬戸カルタ」「うぃどさり Widasari」。
県外からのゲストとして西岡美緒さん、大阪で活動する「HANA JOSS」のローフィット・イブラヒムさん・大石麻未さんのコラボステージ。
まずはどっしりとした生のガムラン演奏が始まり、ジャワ舞踊が披露されます。
同じインドネシアでもジャワとバリは「火と水」と言われるくらい対極的なもの。
楽器の色合いも違えば、音楽、踊りも全く違っていました。
ジャワのガムラン演奏はゆったり流れるようなメロディ。
踊りもゆるやかな動きが多くて見ていると心がホッと癒されます。
そしてステージ奥には白いスクリーンが登場!
後半は伝統芸能の「影絵芝居ワヤン・クリット」が始まります!
ジャワの影絵の面白いところは人形側と影側、両方から楽しめるところ。
この日も客席には人形の絵柄がよく見えるように演じられました。
演目は『Arjuna Wiwaha(王子アルジュナの結婚)』。
王子と鬼の戦いを描き、最終的には美しいお姫様と結婚するというハッピーエンドのストーリー。
現地では結婚式の時などに演じられることもあるそう。
人形は牛の皮で作られていて、ジャワの職人さんが細かいところまで彩色されています。
1つのお芝居に何人もの登場人物が出てきますが、ローフィットさん一人だけで巧みに動かし、語りを入れています!
影側の様子はこちら!
ちゃんと細かい人形の手指まで写っていて感動!!
と思ったら、急にリアルな人間が乱入〜〜!!
ハデハデ愉快なおばあちゃん!
演じているのは津田を拠点にジャワ舞踊・ガムラン教室をされている大石さんです。
お客さんもいじるいじる〜〜!!
「どこから来たのじゃ?」「すなはまフェスは楽しいか〜?」
突然の出来事にお客さんもタジタジ〜!
観客のみなさんも人形側と影側を行ったり来たりして楽しんでいたジャワの影絵芝居。
初めて拝見しましたが、こんな芸術文化があるなんて。
ジャワではみんなが集まる場所で披露されているとのことで、現地でも観てみたいと思いました。


いよいよ『世界パフォーマンス』もラストステージ!
すっかり日が暮れて、会場にはリアルな炎がたかれ始めました。
最後はTVのバラエティ番組でおなじみ、徳島県美馬の自給自足家族「廣川家」のあゆみん&すーさんによるファイヤーパフォーマンス!
演出は津田に移住して3年のダンサー、カタタチサトさんが担当されます。
今回のテーマは「すーさん七転び八起き!」笑
なんだか浜辺から音楽が流れてきて…
賑やかな集団がステージの方にやってきました!!!
栗を積んだ御神輿です!!
あゆみん、すーさん、カタタさん、そして愉快な津田の仲間たちによってお祭りのスタート!!
栗がパッカンと割れて、すーさんが生まれたと思ったら…
あゆみんやカタタチサトさんによるファイヤーの波にすーさん七転八倒!!!
炎の中浮かび上がるあゆみんのサディスティックな表情もたまりません!!
風船を割って火柱が登るシーンや口から噴き出す炎など、次々と繰り広げられる炎の演出にみなさん釘付け!
炎のおかげで客席もほんのりあったか〜!
すーさんがバランスボールに乗る??!!
火を持ったまま?!
ボールに乗って炎のジャグリング〜〜!!!
ヒヤヒヤと見守ります!!
数秒達成したのち、間一髪飛び降ります!!
ラストはファイヤー大放出!!!
テンポの良い音楽にのせた熱いパフォーマンスに声援と拍手が送られました!!
会場には廣川家のファンというお子さんも来られていて、終演後はワイワイとコミュニケーションタイム。
とても賑やかで楽しい「世界パフォーマンスステージ」の締めくくりでした〜〜!!
こんなにワールドワイドな芸術を一度に楽しめる機会は初めてで、胸がいっぱいに。
砂浜の上だからこそ観ている方も開放的に楽しめました♪
また同じ感動を津田の松原で味わいたいなとリクエストを送りたくなる1日。
次回のすなフェスにも大期待です!!
すなはまフェスティバル2022 ※終了
開催日時/2022年10月29日(土)〜11月3日(木・祝)
会場/津田の松原・津田ふるさと海岸(Tシャツアート展・ステージ・運動会・海ごみポイントラリー・マルシェ)
津田漁港周辺(海の恵み体験プログラム)
アクセス/JR高徳線「讃岐津田駅」より徒歩10分・高松自動車道より車で5分
雨天時/10月30日(日)の世界パフォーマンスステージはファイヤーパフォーマンスが中止。それ以外の演目は津田公民館で開催。
お問い合わせ先/080-8749-8373(すなはまフェスティバル実行委員会事務局 田村)
公式サイト https://www.sunafes.org
公式Instagram https://www.instagram.com/sunahamafestival/
【すなはまフェスティバル関連記事】