2022年11月5日開催の「さぬきバル〜源内通り篇〜」レポート
志度寺門前通りに並べられた『源内ランタン』の灯りは17:00頃から目立ち始め…
日が暮れるころには通りに並ぶ家々を引き立てる光へと変化。
絵になる志度寺門前・源内通りのまち並みをはじめ、
同日にランタンが飾られていたJR志度駅・さぬき市役所の様子を写真でお届けします。
さぬき市志度、源内通りこと志度寺門前通り周辺にて11月5日に開催された「さぬきバル〜源内通り篇〜」。
15:00のスタート時間から多くの人が集まり、通りの各所が賑わいました。
17時ごろになると通り沿いに置かれた300個の『源内ランタン』がうっすらと明るくなりはじめ…
いよいよランタンが主役になる時間がやってきました!!
500mある通りは普段なら遠く感じますが、ランタンを楽しみながら歩くとあっという間の道のりに。
ランタンロードの西端となる「志度寺」もこの通り!
『源内ランタン』が仁王門へと導きます。
ランタンの灯りをクローズアップして写真撮影する方も各所で見られるように。
皆さんがどんなアングルで撮られているのか気になる〜!
一番の撮影タイムがマジックアワーと言われる夕暮れの時間。
空のグラデーションとランタンの絵柄、どちらも綺麗に映るチャンスタイムです。
しかし無情にもあっという間に日は暮れて…
ランタンの光が強く通りに浮かび上がるようになりました。
それに伴い、通りを歩く人の数が一気に増えたような気も。
マルシェ会場の「平賀源内記念館」もこのとおり、多くの方で賑わっています。
「平賀源内記念館」にはもう一つ、素敵なランタンロードが登場していました。
9月にことでん車内で展示された『源内ミニランタン』が一列に並んでお目見え!
バックが白壁だったので日中は気づかず…!
この絵柄はさぬき市寒川町出身の美術作家 千田豊実さんが1つ1つ手で描いたもの。
流れるような絵筆の動きや色合いがとても自然で、立ち止まって眺めていると心が落ち着いていきます。
「平賀源内記念館」西側にある「志度図書館」には、さぬき市商工会青年部さんが制作されたライトカバーの列がお目見え。
パワフルな事業者さんのメッセージが元気を与えてくれます!
シンプルな白黒ツートーンの柄が「志度図書館」の白壁にマッチしていました。
源内通りの趣ある建物と『源内ランタン』のコラボは今回見てみたかった風景のひとつ。
こちらは文化庁より登録有形文化財として認証されている「いしや旅館」さん。
虫籠窓や瓦屋根とランタンの灯りのコラボが素敵です。
まるで京都の町屋のような景色も。
お昼間とは全く違った雰囲気を醸し出しています。
通り沿いのお店もいつもより長めにオープン。
お店の方がランタンロードを歩くお客さんと話をする姿にほっこりしました。
そんなランタンロードのランタンの絵柄も1つ1つじっくりと眺めてみると、なかなか味のある絵がたくさん。
地元の絵画教室のお子さんたちが描くさぬき市の姿たち。
色使い・筆遣いが大胆で、光が灯るとよりダイナミックに!
お気に入りの絵柄もたくさん見つかりました。
通り沿いにあり、縁日や志度の懐かしい写真展を行っていた「旧さのや呉服店」の夜の姿はこちら。
カラフルな提灯と引き札柄の『源内ランタン』が江戸時代の建屋を賑やかに演出しています。
志度の秋祭りに地元の人たちが羽織る法被や子ども用の獅子頭もショーウインドウ越しにたくさんの方に見てもらえて嬉しそう。
暗くなってショーウインドウに映し出される「志度なつかし写真館」の映像もよりくっきりと見えるようになりました。
昭和初期〜中期の志度の門前町、国道11号線ができた時のセレモニーの様子、志度役場の姿、志度高校の変遷など。
近所の人はもちろん、市外から来られた方も興味深く源内通り周辺の歴史を眺めていました。
店内に展示された「志度なつかし写真展」も大人気!
今回は昭和初期の源内通りの住宅地図を中央に貼り付けていたため、この通り沿いに生まれ育った人たちは熱心に語りあっていました!
「そういえばここにはこんなお店があったな〜」「ここらへんで遊んでたなあ〜」という思い出話も。
このまちに住む方はもちろん、そうでない方も自分が住んでいたかつてのまちの風景を思い出す展示。
多くの方が「自分の一番の思い出の場所は今どうなっているのか?」
そんな気持ちになったのではないでしょうか?
源内通り以外にもランタンが!
『源内ランタン』が飾られていたのは志度寺門前の源内通りだけではありませんでした。
実はこんな場所にもランタンに関する展示がありましたよ〜!
こちらはJR志度駅!
2階の改札を出てすぐの通路に…
昨年「さぬき市地域づくり懇談会」のみなさんが開催した『源内ランタンのあるまちフォトコンテスト』の写真が展示されていました。
これはコロナ禍で人を呼ぶイベントが開催できない中、懇談会の中だけで企画された試み。
志度のまちのさまざまな場所に『源内ランタン』を持ち運び、それぞれのアングルで撮影した風景が。
さぬき市役所から見える志度湾やことでんの線路沿いなど、今回ランタンを置いていない場所もたくさんあり、新鮮な気分に。
また、さぬきバル専用駐車場となっていた「さぬき市役所駐車場」にもランタンの灯りが!
駐車場を囲むように『源内ミニランタン』がゆらゆら。
夜の闇の中でやさしい明かりが駐車場を照らしています。
ランタンロードを離れてもランタンが帰路へと導いてくれる、粋な演出です♪
予想外の雨ニモ負ケズ…
星空のもとランタンロードを楽しむ人で溢れていた「さぬきバル〜源内通り篇〜」でしたが…
なんと18時半ごろから予想外の雨が!!!
300個のランタンもお客さんもずぶ濡れに…
水が滴りちょっぴりいびつな形になった『源内ランタン』たち…
ですが、濡れた路面に光が反射して、より源内通りが明るくなるという新しい一面も!
その姿を撮影するカメラマンさんもいらっしゃいました。
通り雨のような急激な雨に降られながらも、ラストの20:00まで源内通りを歩く人は絶えず…
志度寺の門前通りが『通りを歩く人と肩が触れ合うほどの賑わい』だったかつての姿を取り戻した1日となりました。
また、小さいお子さんからおじいちゃん・おばあちゃんまで、いろんな世代の人がみんな笑顔で歩いているのもとても印象的でした。
昔から通り周辺に住んでいる方からも「こんな賑わいがまた通りに戻ってくるなんて」という言葉が。
優しい『源内ランタン』の灯りが志度のまちと人を明るく灯していく。
そんな志度のまちづくりの今後にも大期待です!
別の角度で楽しむ「さぬきバル〜源内通り篇〜」はInstagramで!
現在もInstagramで「#さぬきバル2022」のハッシュタグで検索すると、当日撮影された写真が出てきます。
いろんな方の目線で撮影された「さぬきバル〜源内通り篇〜」の様子を覗いてみてくださいね〜♪
さぬきバル〜源内通り篇〜 ※終了・台風の影響で9月からの延期開催。
開催日時/2022年11月5日(土)15:00〜20:00
会場/源内通り:琴電志度駅〜平賀源内記念館〜旧さのや呉服店〜志度寺(香川県さぬき市志度 )
駐車場/さぬき市役所駐車場(200台)
お問い合わせ先/087-894-1601(一般社団法人 さぬき市観光協会)
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