香川県内のあちこちで梅が満開になってきました。
さぬき市長尾の「長尾寺」でも
境内で見ごろを迎えた梅を楽しむことができます。
本堂横ではお遍路さんをお迎えするように大輪の白梅。
長尾天神宮さんでは受験生を応援するかのように紅梅・白梅が。
晴れた日に「長尾寺」で梅見を楽しんだ様子をご紹介します♪
さぬき市長尾、ことでん「長尾駅」から歩いて3分の場所にある四国霊場八十七番札所のお寺「長尾寺」。
お寺といえば石段に山門に迎えられ…というイメージがありますが、「長尾寺」は超バリアフリー!
境内に石段はなく、ベビーカーや車椅子の方でも難なくお参りすることができます。
実は境内にいろんな見どころがあるのが「長尾寺」。
源義経を想った静御前の剃髪塚や、心癒される樹齢800年の大楠、特別名勝「栗林公園」の正門として活躍していた東門も。
時間の許す限り、ゆっくりと境内を隅々まで歩いてほしいお寺のひとつです。
そんな「長尾寺」、夏には社務所で境内で収穫した梅で梅ジャムや梅ジュースを作り販売しています。
梅が収穫できるということは、この時期には梅の花が見ごろなのでは?と行ってみると…
ちょうど境内のあちこちで梅が見ごろを迎えていました!
お参りに来られていた地元の方から「本堂の横の梅は香りがいいよ」と教えていただきましたので、まずは本堂へ。
本堂横の白梅はそのボリュームに圧倒!
こんなに花がつく梅の木は初めて見たかも…!
蝋梅ほどではないですが、近づくとほんのりと良い香りが、
見応えたっぷり、大満足の梅見場所です♪
そしてもう1箇所の梅見スポットは境内にある「長尾天神宮」、通称 天神さん。
菅原道真公が祀られているこの「天神宮」はお正月になると合格祈願に訪れる方が多い場所です。
長尾寺に天神さんがある理由は、平安時代から続く菅原道真公とのつながり。
当時、長尾寺にいた明印という名高い僧が当時の讃岐国司であった菅原道真公と親交が厚く、902年に道真公が左遷される際には志度の海へ出て詩を贈ったほどだったとか。
毎年1月25日には「初天神」も行われています。
天神さんにはいろんな色の梅が咲いていました♪
まずは鳥居をくぐってすぐ右手にある満開に近い咲きっぷりの紅梅を楽しみます。
天神さんならではの牛さんとのコンビネーションもなかなかのもの。
雲ひとつない青空の中での梅見はとっても気持ちよかったです♪
そんな紅梅と対になるように植えられている薄ピンク色の梅の木はまだ咲き始め。
3月ごろ満開になるのが楽しみです。
境内で梅の木を見つめるのが「だるま」たち。
「長尾寺」では手のひらサイズの「だるまみくじ」があり、それをひいた後のだるまさんは持ち帰ってもいいのですが、このように並べて帰ってもOK。
合格祈願を込めて置かれただるまたちの目力はなかなかのもの。
そして天神さんの奥にある「秋葉山大権現」のそばにも梅の木を発見。
細い木ですが、白い花をつけていました。
本堂の横にあった白梅とは違った種類のようで、一輪一輪が小ぶり。
寒い冬を超えて一生懸命花開いたことを思うと、自分自身にも喝が入ります。
今年も長く温めてきたたくさんの方の思いが、梅の花とともに開花しますように。
「長尾寺」での梅見はまだまだ楽しめそうです。
ぜひ元気を貰いに、足を運んでみてはいかがでしょうか?
そして夏になれば、これらの梅から生まれる「梅ジュース」を楽しみに、また「長尾寺」へ♪
詳しくはこちら→ 「長尾寺」で梅休憩。 7・8月限定、天神さんの梅メニュー販売中!@長尾
「長尾寺」に来たら「甘納豆おはぎ」をお土産に♪
境内ではためく「おはぎ」ののぼり。
実は「長尾寺」では毎週土日と祝日に手づくりの「甘納豆おはぎ」を社務所で販売しています。
平日でも団体さんの予約などがあった場合、少し並ぶことがあるのだそう。
取材に訪れたのは平日でしたが、「甘納豆おはぎ」の看板が出ていたので社務所に行ってみると…
おおーーありました!! 「甘納豆おはぎ」!!
これはラッキー♪
「長尾寺」の「甘納豆おはぎ」には餡の代わりに甘納豆を混ぜ込んできな粉をまぶしています。
餡がなくても甘納豆がほんのりとした甘味をつけ、あったかいお茶と頂くと心がホッ。
2個200円という手軽に購入できる価格も嬉しく、「長尾寺」に訪れた時のお土産にされる方も多いおやつ。
「おはぎ」の看板が出ていた時には、ぜひ社務所にも足を運んでみてくださいね。
その他の「長尾寺」の最新情報はInstagramをチェック!→ https://www.instagram.com/nagaoji87/