2023年03月22日

人と地域を『結ぶ』地元米のおむすびカフェがオープン!@前山

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四国霊場八十七番札所から結願寺の八十八番大窪寺に向かう道すがら。

地元のお米を使ったおむすび専門店が誕生しました!

「前山お結びCafe」

2023年3月19日(日)オープン!

前山のお米と大師の水を使って炊き上げたごはんでひとつずつ作られるおむすび。

地元の食材を味わってもらいたいというのはもちろん、前山エリアの未来を想う気持ちも込められています。


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この場所を拠点にどんな風景が描かれていくのか。

おむすびをいただきながら詳しくお話しをお聞きしてきました!



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さぬき市南部の山間部にあたる前山エリアにやってきました。

ここは四国霊場八十七番「長尾寺」から八十八番「大窪寺」までお遍路さんが結願を目指して歩くへんろ道の途中。

前山ダム、おへんろ交流サロン、道の駅ながおといった観光スポットがありながらも、高齢化・過疎化といった課題を抱えています。


そんな中、前山が元気になるニュースが飛び込んできました!

3月19日(日)に「道の駅ながお」の東側に、空き店舗を改築した新しいお店がオープンすることに!


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それが「前山お結びCafe」。

テイクアウトとイートインができるおむすびの専門店です。


実は前山エリアでは、2022年の春から観光庁の補助事業を利用し、前山の特産品づくりへのチャレンジが行われていました。

「もっとたくさんの人に前山を知ってもらい、多くの人で賑わう場所になってほしい」と、地元の宿泊・飲食・観光施設などが「前山の里山を守る会」という団体を作り、地元食材を使った「竹飯&プルドポークづくりワークショップ」や自然を楽しむ「前山ダムウォーキングイベント」を開催。

参加された多くの方が前山の自然や食の良さを再発見するきっかけとなりました。


こちらのおむすび専門店はその事業の一環として出来上がったお店ですが、そのテーマは地元のお米を使ったおむすび」。


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(「前山の里山を守る会」真部さん)

前山は棚田が多く、寒暖の差も大きくておいしいお米が収穫できるんですが、あまり知られていません。

 そんな地元のお米のおいしさを知ってもらいたくておむすびのお店をオープンしました。

 また、結願への道すがらにある前山という場所にあることから、人・食材・願いを結ぶという意味も込めて『お結び』という店名をつけました。」


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昨年から準備が進められてきたという「前山お結びCafe」は、もともと農協の建物だった空き家を改築して作られました。

「結」の漢字がひときわ目立つ、味わいのある暖簾をくぐって店内に入ると…


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竹籠に盛られたおいしそうなおむすびが並んでいました!

おむすびはいずれも前山地区で収穫したお米を、前山地区に湧き出る「大師の水」で炊き上げたごはんで握られたもの。

こちらのおむすびはテイクアウト用。


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イートインされる方には限定20食の「朝ごはんセット」が用意されています。

おむすび2種・季節のお味噌汁・小鉢がついて660円(税込)。

さらにだし巻き卵などの卵料理をつけると780円(税込)となります。


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テイクアウトのおむすびは、常時定番6種類と季節限定お結びの約8種が並びます。

メニューのコーディネートには食農ライターとして活躍されている小池よう子さんが参加し、ここでしか食べられない具材をぎゅぎゅっと詰め込んだものが完成。


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まず最初に食べてもらいたいのが「塩結び」!ということで、なんと出来立てをいただきました。

しっかりと形作られているのに、ぱくりと口に入れた途端にお米の粒がほろほろっ。

そして前山のお米の甘みが口いっぱいにふわ〜〜と広がります!

そこに荒塩のシャリッとした食感とくっきりした塩味がアクセントになり、前山のお米のうまさを引き立てます。

思わず「おいしい〜!」と口からこぼれる一品でした♪


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その他の定番の具材系メニューには…

・さぬき市大川町の「かなえ養鶏場」の卵を使った『だし巻き卵おかか結び』

・前山のお母さんたちが手作りした梅干し入り『梅結び』

・地元産ちりめんを柚子皮や鰹節、昆布、胡麻などと一緒に煮たものが入った『前山おかかちりめん』

・東かがわ市水主の肉厚な原木椎茸を食感が残るように大ぶりにカットして佃煮にしたものを入れた『椎茸佃煮結び』

・香川県産のオリーブ豚をつかった『プルドポーク』

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『プルドポーク』とはバーベキュー料理のひとつで、豚の塊肉を焼いたものを引き裂きスパイシーなソースをかけていただくもの。

去年前山でプルドポークつくりのワークショップが行われたことをきっかけに、ここだけのメニューになるのでは?と仲間入り。

おむすびにするにあたって、味噌や醤油を入れた和の味わいにアレンジしており、お子さんからご年配の方まで楽しめる味わいになっています。

肉の食感もしっかりあって、食べ応えもバッチリ!


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また、この日の季節限定お結びは2種ありました。

・さぬき市鴨庄の牡蠣を佃煮にし、ご飯にも煮汁を混ぜ込んだ『かきの佃煮結び』

・冬の間に前山で採れるまんばをつかった目はりずし風の『まんば結び』


『まんば結び』の中にはごま油で味付けされたちりめんも入っていて、どんどん食べすすめたくなる味わい。

『かきの佃煮結び』は贅沢!と思えるほどの具材の量!


いずれのお結びも一口目から最後までお米と一緒に具材を味わえるよう握られていて、そのコツを伝授するのも大変だったとコーディネーターの小池さん。

おむすびって簡単な料理だと思っていましたが、侮れないほど奥深いものなのだと再発見!



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オープン日には前山のお母さんたちもお食事に来られて、「朝ごはんセット」に舌鼓。

「おにぎりの具がゴロゴロ入ってておいしい!」

「味噌汁も野菜がいっぱいでいいね。」

など、みなさん笑顔で味わっていました。


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実は「朝ごはんセット」についているお味噌汁のお味噌は、前山のお母さんたちが年に一度仕込む手作り味噌を使っています。

この日はいりこで出汁をとったさつまいも入りの豚汁。

優しい味わいのお味噌に心がホッとしました。


(「前山の里山を守る会」真部さん)

「前山のいいところは自然がいっぱいなところ。

 そして住んでいる地域の方がみんなやさしいこと。

 だからやさしいお米を作ることができていると思います。

 今後も前山で採れた食材を使って作り続けていきたいと思います。」


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おむすびをきっかけに前山に多くの人が集まってくれたら…と真部さんは未来の前山の姿も語られていました。

お店の前に広がる前山ダム湖畔の桜並木はちょうど開花し始めたところで来週になるとお花見には最高の場所になります。

満開の桜ももちろん良いのですが、前山には来栖渓谷などの自然やお遍路に関連した史跡などの見どころもいっぱい。

ぜひ「前山お結びCafe」を拠点に、この春は前山再発見を楽しんでみませんか?



前山お結びカフェ
場所/香川県さぬき市前山923-3【地図】
営業日/土曜・日曜(お盆・年末年始除く)
営業時間/9:00〜12:00
ホームページ https://maeyama-musubi.com/


posted by sanuki-asobinin at 10:56| 香川 🌁| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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