週末はお花見を楽しんだという方が多かったのではないでしょうか?
そんな中、人混みを離れて、桜と自然に向き合いたい時に行きたくなる桜のスポットがあります。
それがさぬき市多和、大窪寺門前「八十八庵」さんの裏山。
森の中を歩いてたどり着くしだれ桜の楽園は、自分自身が自然と一体になり、心も体も癒される場所。
今年のしだれ桜の様子が気になり、4月3日(月)に足を運んできました!
春の山の様子もご紹介します。
さぬき市多和、四国霊場八十八番札所の「大窪寺」門前にあるうどん・お土産物店「八十八庵」さんにやってきました。
この日は雲ひとつない青空。
ここに向かう途中、歩き遍路の方が結願を目指して歩みを進める姿も見受けられました。
そんな中、見頃を迎えているのが「八十八庵」さんのしだれ桜。
駐車場をぐるりと囲むようにピンク色に膨らんだ立派なしだれの枝が我々を迎えてくれます。
先週中頃から満開になり、週末ごろから散り始めてはいましたが…
まだ十分楽しめる美しさ。
ソメイヨシノよりも大きめの花びらが重なり合う様子は見応えがあります。
ここにきたらぜひ立ち寄ってほしいのが、しだれ桜の楽園。
16本のしだれ桜がある「八十八庵」さんの裏山です。
そこに行くまでのシチュエーションは癒しの時間そのもの!
自分も疲れた時にこそ行きたくなる場所です。
裏山に行くには、まずお店の方に一声かけてから行きましょう。
駐車場の奥から山に入ることができますよ。
木漏れ日が差し込む森の道。
舗装されていませんが、平らに整備されて歩きやすくなっています。
あたりは門前の賑わいを忘れるほど静かで、ちょっと深呼吸してみると新鮮な空気が一気に身体中を駆け巡ります。
ス〜ハ〜気持ちいい〜〜♪
道端には名前の札がついたシャクナゲがたくさん植わっています。
これらは結婚記念日やお孫さんの誕生日などの記念に植樹された方々のお名前。
毎年ご自身の木が満開になるのを楽しんでもらっているそう。
すでに多くの蕾がふっくらと膨らんできており、今年のシャクナゲは当たり年!と「八十八庵」の店主 井川さんが嬉しそうにおっしゃっていました。
4月末ごろには見頃を迎えそうな勢いです。
どんどん森の中を進んでいくと…
自分が森の一部になったかのような気持ちになります。
普段過ごしている環境との違いに刺激され、パワーがみなぎってくるような。
ここを歩くだけでもとても元気になれます♪
順路に沿って歩み続けて5分ほどすると…
再び案内看板が登場!
しだれ桜の場所まであと半分!
シャクナゲと椿に囲まれた道を進みます。
途中、谷間にたくさんの紫陽花たちを発見。
春らしい青々とした姿を見ると梅雨が待ち遠しくなります。
さあいよいよクライマックス!
急な坂道を登って、しだれ桜に会いに行きますよ〜!!!
見上げるとそこにはピンクの楽園がちらり。
早く辿り着きたい〜〜!と歩みが早くなります。
とはいえ、かなりの坂道。
息切れしつつも、なんとか山頂へと近づくと…
しだれ桜に続く道に辿り着きました!
これは…まさに楽園!!
散り始めてはいましたが、ほぼ満開!
青空を覆うほどの枝振りです。
この場所の見どころはなんといっても遠くに見える稜線をバックに流れ落ちる枝。
深い緑色とピンク色のコントラストがたまりません。
月曜の午後ということもあって、ほぼ貸切状態で過ごすことができたしだれ桜の楽園。
しばし腰を下ろし、鳥の声を聞きながら、しだれ桜越しに山の尾根を眺めて過ごしました。
ぽかぽかと日向ぼっこしながら、いつまでもここに居たいなあ…とじんわり。
今年のしだれ桜は終盤に近づいていますが、今週半ばまではなんとか楽しめそう。
ここだけの森の時間をぜひ楽しんでみてくださいね。
しだれ桜以外にも「大窪寺」門前には椿などの花が見頃を迎えています。
参拝も兼ねてゆっくり散策してみてはいかがでしょうか?
まだ少し肌寒い多和の春。
散策で体が冷えたら「八十八庵」でアツアツの打ち込みうどんであったまってくださいね♪
サイドメニューの「おでんのこんにゃく」「みょうが寿司」「結願いなり(いなり寿司のご飯が赤飯)」も美味しいですよ〜!
八十八庵
香川県さぬき市多和兼割93-1 【地図】