この週末、津田ふるさと海岸沿いの「藍染工房Khimaira」にて、職人たちの息遣いを体感できるイベントが開催されます。
4月8日(土)・9日(日)開催
「成りの音(なりのね)」
タイトルの「成りの音」とは、ものができあがっていくときの音を表したもの。
会場では藍染・保多織・漆器・木工作品ができる様子を映像で見られるほか、それらの職人さんと会話しながらものづくりについて知見を広げることができます。
主催者のひとりである「藍染工房Khimaira」の堀尾さんに、イベントの見どころをお聞きしてきました!
「成りの音」はさぬき市津田ふるさと海岸で藍染をされている「藍染工房Khimaira」と、津田町を拠点になんでも屋さんとして活躍する「さぬきベース」の共同開催イベント。
ふるさと海岸沿いにある「藍染工房Khimaira」を会場に、伝統工芸に携わる職人たちが集い、来場者はその技術や作品を身近に感じることができます。
開催のきっかけは主催者のみなさんも出展・出演していた昨年秋開催のイベント「SANUKIRemix」。
工芸品の職人たちの技や心意気に光を当てた展示販売会でしたが、津田町でも同様の職人をフォーカスしたイベントをやってみたい!という思いから企画がスタート。
「それは面白そう!やってみたい!」と賛同し、出展が決まった5名の職人さんをご紹介すると…
・「ブティックjune」さん
香川の伝統工芸品 保多織ブランドで、70年代や80年代風の雰囲気を持ちつつも、今の時代には新しいと感じられる洋服を制作。
・「SEN-STUDIO」さん
今回一番若手の女性職人さんが展開する木工雑貨。しっかりとした技術と感性で木の新しい魅力を伝えています。
・「さざなみ漆器」さん
多彩な技術を持つ女性の漆芸家。瀬戸内の美しい風景を落とし込んだマーブリングの漆プレートは制作過程から必見。
・「川口屋漆器」さん
さぬき市長尾に工房をもつ香川漆器ブランド。気品を保ちつつ、スタッキングできたり幅広いカラー展開を作り、生活の中での漆器の使いやすさを提案。
・「藍染工房Khimaira」さんは
藍染という伝統技術を活かしながら、生活の中でも取り入れたくなるかっこいい小物や服を展開。
ちなみにタイトルの「成りの音(なりのね)」とは、ものができあがるときの音。
会場では訪れた人がその音を体感できるよう、「Khimaira」の工房内でプロジェクターを使って5人の職人たちのものづくりの様子を上映します。
普段入ることができない工房のなかで一体どんな作業が行われているのか。
動画を見ることで職人それぞれのこだわりも見えてくること間違いなしです!
「成りの音」を聴き、「Khimaira」工房の2階に上がると5人の職人たちに出会えます。
この2日間は作家が自身の作品を並べ、展示販売を実施。
目の前に並ぶ作品たちや制作過程の上映を見て湧き上がった疑問質問についてお聞きすることも可能!
より職人さんが身近に感じられる時間となるはずです。
(「藍染工房Khimaira」堀尾さん)
「昔は工芸品といえば分業制のイメージが強く、作る人は作るだけ、売る人は売るだけでした。
これからは職人も自ら発信していかないといけない時代。
その第一弾として職人が見せられる場づくりができればと。
普段工芸品に興味がないという方も、ものづくりの雰囲気が魅せる空気を感じ取ってもらえたらと思います。」
イベントの日は工房の東側奥に「青空マルシェ」も登場!
両日共にこだわりのものが並びます。
出店者はこちら!
↓
・魚夏(両日出店/手毬寿司・穴子のひつまぶし)
・HAGI(両日出店/スパイスカレー)
・ごんべや(4月8日出店/ナポリタン)
・EN coffee(4月8日出店/ハンドドリップコーヒー・チャイ)
・五人百姓 池商店(4月8日出店/飴・飴湯)
・旅と花束(両日出店/季節のお花)
・Alterna(両日出店/古着販売・古着交換0円古着)
・Kotier(4月9日出店/キューブ食パン・コーヒー)
・TANCOFFEE(4月9日出店/コーヒー・カヌレ)
・さぬきベース(4月9日出店/当日のお楽しみ♪)
・As canele&.(4月8日出店/カヌレ)
会場の目の前には気持ちのいい津田湾が広がっています。
伝統工芸の奥深さに触れたあとは、美味しいもの片手に砂浜でゆっくりと過ごしてみてはいかがでしょうか?
「成りの音」のあとはこちらも覗いてみませんか?
4月9日(日)には「成りの音」会場から歩いてすぐの「アジアンファクトリー」にて『Code-F×アジアンファクトリー 2023陽春』が開催されます。
春のひとときを津田町で楽しみましょう♪