先日はさぬき市多和にある「八十八庵」さんのシャクナゲ園をご紹介しましたが、同時に楽しめるこの時期のお花をご紹介しましょう。
「八十八庵」さん前にある四国霊場八十八番札所「大窪寺」では
藤棚・牡丹・鬱金桜(うこんざくら)が見ごろを迎えています。
大師堂前にある2種類の藤棚は見応え抜群!
この時期に満開を迎える鬱金桜や牡丹も間近に楽しむことができます。
4月いっぱい花さんぽを楽しめそうな「大窪寺」の様子をご紹介します。
さぬき市多和にある四国霊場結願のお寺、八十八番札所「大窪寺」にやってきました。
この時期は道中の山なみも門前も新緑でいっぱい。
吸い込む空気も冷たくて気持ち良く、ここにやってくるだけでリフレッシュできます。
春はおへんろシーズンということもあり、平日でも多くのお遍路さんの姿を見かけます。
外国人のお遍路さんも徐々に戻ってきており、みなさん結願を噛み締めるように石段を登っていました。
そんな「大窪寺」ではゴールデンウィークごろに見ごろを迎えるお花がたくさんあります。
まずは大師堂へ行ってみましょう〜!
近づくにつれて立派な藤棚が見えてきますよ〜!!
大師堂前には白・紫の2色の藤棚があり、幅・高さともに圧巻!
4月17日に訪れた際にはすでに花が咲き始めていました。
白い藤棚を見たのは個人的にはここが初めて。
見上げると視界いっぱいに日の光を浴びて輝く美しい藤が。
ふっくらとした花びらはとてもやわらかい印象。
ちょうど藤棚の下にベンチもあり、ここに座って見上げるのがおすすめ。
お遍路さんの疲れもしっかり癒してくれます。
大師堂の左手にある紫色の藤棚も花が咲き始めていました!
蕾のものも多く、まだまだこれから楽しめそうな様子。
白とは違った少し大人っぽい雰囲気も良いですね♪
目の前に広がる藤棚を楽しまれているのか、この時期のお大師様は一段と嬉しそう。
結願寺ならではの風景です。
大師堂前の藤棚を繋ぐように咲くのが牡丹の花。
藤が咲き始める頃にこちらも開花しますが…
4月17日、ちょうど開き始めていました!
これからが見ごろの様子。
芍薬とよく似ており、同じボタン科の花ですが、その見分け方は花びらの輪郭。
牡丹はぎざぎざに切れ込みがはいっており、芍薬はまあるくなっています。
また、花びらが散る牡丹に比べ、芍薬は一輪ごと落下。
その違いが山茶花と椿の違いに似ているなあと思いながら眺めていました。
藤も芍薬も満開になるとより見応えがあり、大師堂の前は一気に華やかになります!
今年は開花も早く、4月いっぱいが見ごろになりそう。
早めに足を運んでみてくださいね。
ついでに探してみていただきたいのがこの時期に咲く桜たち。
本堂や大師堂近くにいろんな桜がありますのでぜひ注目してみてください。
境内のイチョウの木の近くにあるのは鬱金桜(うこんざくら)。
咲き始めは黄緑色。
今は花の中心がピンク色になり、少しだけうす黄緑色が残っています。
ヒラヒラとドレスのように折り重なる花びらと淡い色合いがとても美しい桜。
また、本堂横には御衣黄桜(ぎょいこうざくら)もあります。
大師堂右手側の白い藤棚の近くには牡丹桜が満開になっていました。
参拝だけでなく、境内をじっくりおさんぽしてみるといろんな発見がありますので、ゆっくり時間をとって歩いてみてはいかがでしょうか?
門前の「八十八庵」さんのシャクナゲ園も見ごろを迎えています。
同時にお楽しみください♪
今年の様子はこちら!↓