ゴールデンウィークは海辺で本と過ごしてみませんか?
津田の心地よい海風を感じながら、人と本が出会える素敵なイベント
「海辺ブックフェス」5月4日(木・祝)開催!!
この春新しく津田港近くにオープンする「うみの図書館」周辺に
県内外から17店の本屋さんや青空古本市が登場!
ふらっと海まで出かければ、まだ見ぬ本との出会いがあなたを待っています。
詳しいイベント内容を主催の「わがんく文庫」小笠原さんにお聞きしました。
最近何かと注目を集めているさぬき市津田町の「津田ふるさと海岸」。
津田港から津田の松原に向かってのびる1kmの海岸沿いには、グラノーラ屋さんやアイスクリーム屋さん、藍染工房などが並び、今後も古民家を改築した飲食店などが続々と開業する予定です。
そんな中、特に期待を集めているのが、この春オープンの泊まれる図書館「うみの図書館」。
海から歩いて30秒の場所にある民家を改築して作られ、蔵書は「海にまつわる本」と「流れ着いてきた本」というこだわりが。
津田ならではの色をもつ図書館がまもなく完成します。
4月上旬に訪れてみると…
急ピッチで内装が整えられていました!
玄関の海色の石を踏んで中に入ると、海の中に潜っていくような気分になります。
図書館部分には本が並び始めて雰囲気が出てきました!
自分たちでデザインしたという木製の本棚もとても素敵。
民家ならではの天井の低さですが、床を抜いて土間にし、押し入れを抜いて展示スペースに活用しているので、とても解放感のある空間です。
他にも細かいリノベーション・アイデアが散りばめられていますので、オープンした際には隅々まで見て楽しみましょう♪
宿泊スペースも壁塗りやフローリング張りが終了!
中庭を眺められる自然光の差し込む客室は読書用の長机もあり、ゆっくり本が読めそうですよ♪
そんな「うみの図書館」で早速ゴールデンウィークにはイベントが開催されます。
香川県ではなかなかない、規模の大きなブックイベント「海辺ブックフェス」。
「うみの図書館」とその周辺の店舗やふるさと海岸の浜辺で、本にちなんだ催しが行われます。
イベントを企画されたのは、さぬき市志度で私設図書館をされている「わがんく文庫」の小笠原さん。
小笠原さんは2022年4月に自宅を解放した図書館をオープン。
また、本をきっかけにいろんな人とコミュニケーションを取り、人と楽しいことを生み出していきたいと、2022年7月からはイベントにも精力的に出店しています。
詳しくはこちら→ 話せる図書館で『読みたい本』を見つけよう。私設図書館「わがんく文庫」へ@志度
そんな小笠原さんが「海辺ブックフェス」を開催しようと思ったきっかけは…
(「わがんく文庫」小笠原さん)
「2023年、本に関する何か新しいことをやってみたくて、高松市でブックカフェをされている「Solow」の宮脇さんに相談してみたんです。
その時に『香川県でブックフェスをやろう!』と言われて…
もしやるなら自分が住んでいるさぬき市がいいなと場所を探していたんです。
そしたらいいタイミングで津田に『うみの図書館』がオープンするとわかりまして、
この場所なら本に囲まれて本に好きな人があつまるイベントができそう!と思って企画してみました。」
小笠原さんは海が近い「うみの図書館」のロケーションを生かし、本と海をたっぷり楽しめるさまざまなイベントを企画。
そのおすすめポイントをご紹介しましょう♪
個性あふれる本屋さんに会いに行こう 「海辺ブックフェス」の会場は大きく分けて「うみの図書館エリア」と「海辺エリア」の2つあります。
「うみの図書館エリア(うみの図書館内)」では県内外から17店舗の書店さんが集合!
店舗を持っている方もいれば、移動式の本屋さんも。
普段はカフェ営業をされている津田町の「カフェゆるりと。」さんもこの日は本屋さんとして出店!
また、小豆島にある「TUGBOOKS」さん、地域文化を伝えるメンバーさんとともにイベント出店されている「EDIT LOCAL LABORATORY」さんも参加。
普段なかなか足を運べない本屋さんとの出会いが楽しめます。
小笠原さん曰く、それぞれの本屋さんに個性があり、それこそがこのイベントのお楽しみポイント!
店主さんが厳選した本と、店主さんとのお話を楽しみましょう。
まずは「どの本がおすすめですか?」と話しかけてみてくださいね♪
またイベント時間内には『書評大会』も開催。
出店される本屋さんが「推し本」を書評と共に紹介!
来場者さんは書評を読んで読みたくなった本に投票できます。
最終的に一番みなさんが読みたいと思った本の発表も!
いろんなジャンルの本が登場する予定なので、「次は何の本を読もうかな?」と思っている方はちらっと眺めてみるとヒントになりそう!
「うみの図書館」内ではコーヒー・おもちゃ・雑貨の出店もありますので、休憩しつつ書評やお買い物を楽しみましょう。
「海辺エリア(うみの図書館から歩いてすぐ)」では海岸沿いの石畳の上で青空古本市が開催されます。
出店者はみかん箱ひと箱分に厳選した本を詰めて出店。
こちらでもこだわりの本、愛着のある本に出会えそう!
また、海辺エリアには本好きの方に人気の高松市の「なタ書」さん・「solow」さん、徳島県美馬市の泊まれる本屋「まるとしかく」さん、神出鬼没と言われる古本屋「ミツメ」さんも出店。
出店者さんの中には憧れの本屋さんと一緒に並びたい!という気持ちで参加される方もいるそう。
本屋さん同士の交流も盛り上がりそうです。
本とまちのつながりを考えるトークショー開催! 「うみの図書館エリア」「海辺エリア」をつなぐ動線上にある「藍染工房Khimaira」さんでは、トークショーや飲食店の出店が。
トークショーは11:00〜12:00の間、Khimaira工房の2階で開催。
高松市のブックカフェ「solow」の宮脇慎太郎さんが司会となり、「うみの図書館」主宰の黒川慎一朗さん、「まるとしかく」の内田未来さんと『地域と本との関わり方。まちづくりにおける本の役割とは』というテーマでトークセッションが行われます。
近年全国的に小さな書店が増えつつありますが、中には地域の人と共に活動してまちの拠点となっている場所も。
現代ならではの書店の在り方が見えてくる時間になりそうです。
津田のまちあるきも楽しめる! 宝探しに参加しよう 本をきっかけに、津田のまちも楽しんでもらいたいと企画されたのが「謎解き宝探し」。
『きょうはなんのひ?』という絵本をモチーフにしたまちあるきゲームで、スタートは「うみの図書館」。
まず1枚の手紙を受け取りますが、中には次に向かう場所のヒントが書いてあります。
それがどこか考えながら歩いていくと…自然と周辺の雑貨店や飲食店を巡ることができます。
実は「うみの図書館」周辺にはアジアン雑貨店やおいしいお魚レストラン、アイスクリーム屋さんなどがあり、本以外のお楽しみもたくさん!
海岸沿いの松並木で目を休めつつ、まちあるきも楽しんでみましょう!
たくさんの本と人との出会いに恵まれそうな「海辺ブックフェス」。
いろいろ巡ってお気に入りの本が見つかれば、それを持ってすぐそばの海辺へ。
松並木の影の下で海風を感じながら読書を楽しんでみてはいかがでしょうか?
海辺ブックフェス
開催日時/2023年5月4日(木・祝)10:00〜16:00
会場/うみの図書館周辺(香川県さぬき市津田町1418・津田港より歩いて5分)
駐車場/あり
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