2023年5月21日（日）津田ふるさと海岸沿いに待望の
「PORTO PIZZA」がオープンしました♩
県内外の方から愛される津田の海から歩いて数秒。
本格的な石窯で焼き上げるアツアツのピッツァをイートイン＆テイクアウトできます。
初日は地域のみなさんが『待ってました！』と訪れて大賑わいに！
この「PORTO PIZZA」の開店・運営は2022年7月にさぬき市津田地区地域おこし協力隊に就任した折口洋一さんのミッション。
開店の様子を覗くとともに、これからお店を営業しつつ地域の拠点を目指す折口さんにお話をお聞きしました。
「PORTO PIZZA」ができるまで
さぬき市津田町、海水浴場としてお馴染みの津田の松原すぐ西には美しく整備された砂浜が広がる「津田ふるさと海岸」があります。
津田港に向かって約1kmの砂浜と松並木、道路沿いには昔からちりめんやエビの加工場が。
近年では廃業した漁師さんの空き倉庫や空き家を活用して飲食店・ゲストハウスが誕生し、移住者も若者も増えつつある元気なエリアです。
そんな津田ふるさと海岸で一番注目されているのが、2022年7月に就任した津田地区地域おこし協力隊 折口洋一さんが取り組む海辺のピザ屋「PORTO PIZZA（ポルトピッツァ）」。
折口さんの任務は『海岸沿いの空き家を活用してピザ店を立ち上げ、経営しながら地域を盛り上げる地域の拠点となる』こと。
日々津田地区の空き家活性化や長期まちづくり計画に向けて議論している「一般社団法人 さぬき市津田地区まちづくり協議会」が折口さんを全面バックアップし、香川初の弟子入り型地域おこし協力隊として開店にむけ活動がスタートしました。
店舗はかつて津田で漁師をされていた方が倉庫として使っていた建物で、津田の松原からも歩いてすぐの場所です。
改築作業や飲食店経営のノウハウは「一般社団法人 さぬき市津田地区まちづくり協議会」メンバーでもあり、「カフェ ゆるりと。」のオーナー安芸さんが師匠となり指導！
津田で長くイタリアンのお店を経営してきた経緯があり、普段からDIYが得意な安芸さんは技術面での道標となる方。
昨年から今年春ごろまで安芸さんと倉庫のリノベーションを行いながら、飲食店経験のない折口さんはイタリア料理店でピッツァ修行も同時進行。
途中、津田高校生や移住者の方などの手も借りつつ、こつこつと準備をすすめ…
オープンの日が2023年5月21日（日）に決定！！
開店準備の様子はこちら→ ピザ屋開業に向けて…クラウドファンディングスタート！＠津田
いよいよオープン！！ お店の雰囲気は…
「PORTO PIZZA」、5月21日（日）にいよいよオープン！
ということで、早速初日にお店を覗いてきました〜！！
軒下には木で作ったまあるい看板に「PORTO PIZZA」と刻まれています。
この名は『かつて遠洋漁業で栄えた津田のまちをこの場所から盛り上げていきたい』という想いや、『たくさんの人との交流や新しい挑戦ができる場所になれば』という想いで名付けられたそう。
新しい店舗ですが、以前の漁業倉庫の面影もしっかり残した外観。
津田の海岸沿いならではの色合いで、まちにもしっくり馴染んでいます。
新たに取り付けられた扉は折口さんの師匠 安芸さんのお気に入り。
石窯で焼き上げるピッツァとあって薪は欠かせません。
こんなふうに薪が積み上げられているのは港町では結構珍しい風景かも。
オープン初日、少し落ち着いた13：00ごろの店内を覗いてみました。
すぐ近所の方や津田地区の北山からピッツァを楽しみにやってきたという方で賑わっていました。
自然光がたっぷり差し込み、窓からふるさと海岸の松並木や津田の松原の海が眺められます。
イートインスペースはテーブルが3つとカウンター席が。
港町の酒場の雰囲気を醸し出している照明のセレクトも素敵です。
とても開放的に感じるのは倉庫の2階をなくして吹き抜けの空間にしているから。
さらに天井には梁に沿うように倉庫の持ち主の漁師さんが使っていた船の櫂を飾っています。
ほかの津田の漁師さんから頂いたブイもところどころにお目見えして、港町の雰囲気たっぷり。
そして厨房奥にはまるくて可愛い石窯を発見！！
こちらはクラウドファンディングの支援により導入されたもの。
多くの人の応援の声がこの窯の火となり、まちの活気に変わっていく。
『PORTO PIZZA」にとって心臓となる存在です。
気になるメニューは？
「PORTO PIZZA」現在のメニューには定番のピッツァとドリンク各種が用意されています。
ピッツァは「バジルとチーズ」「野菜とサラミ」「4種のチーズ」の3種類。
これに加えて今後は限定メニューが増えていく予定です。
ピッツァはオーダーが入ってから生地を伸ばし、ソース＆具材を乗せて石窯で焼き上げます。
手つきがピッツァ職人そのものの折口さん！
ササッと石窯の中でピッツァを回しつつ火を通していきます。
その時間、わずか2分！！
折口さんのお気に入りはたくさんの具材がのっている「野菜とサラミのピッツァ」。
食べ応えたっぷりで大満足！！
お客さんも「生地がもちもちしていておいしい！」とホクホクの笑顔♪
ドリンクはコーヒー・紅茶・コーラ・ジンジャエール・オレンジジュースなどのソフトドリンクにハートランドビールやワインも！
トニックウォーターやレモンソーダ・ベリーピーチソーダなどの炭酸系も多く、お酒が飲めないときの選択肢も多くて嬉しい♪
この日は天気も良かったのでピッツァをテイクアウトする方もたくさんいらっしゃいました。
目の前の砂浜で海を眺めつつ食べるのも最高ですよ〜！
「PORTO PIZZA」未来への想いは
この日まで忙しい日々を過ごしてきた「PORTO PIZZA」店長であり津田地区地域おこし協力隊の折口洋一さん。
オープン初日の感想をお聞きしてみると…
（津田地区地域おこし協力隊／PORTO PIZZA店長 折口洋一さん）
「予想以上にお客さんが来てくださって、焦る時間もありましたがなんとか乗り切れたと思います。
地元の人も多くて、『日頃から頑張ってね』『いつ開くの？』って言ってくれていた人が来てくれたのも嬉しかったです。
みんな美味しいと言ってくれて、まずは安心かなと…。」
「作業を思い返してみれば、最初の漁業倉庫の修繕が大変だったなと思います。
師匠の安芸さんがいてくださって早く進んだんですけど、そこでもたくさんの方に助けていただいて乗り越えられました。
飲食店で働くのは初めてですが、お客さんと近い距離感でやれるのはいいなと思っています。
一番砂浜から近い場所になるので、今後も良い意味で目立ってまちづくりの拠点になれたらなと。
まだまだ運営には慣れていませんが、一度焼きたての窯のピザを食べていただけたらと思いますので、ぜひ一度お越しください。」
写真左：津田地区地域おこし協力隊・PORTO PIZZA店長 折口洋一さん
写真右：折口さんの師匠「カフェゆるりと。」オーナー安芸さん
折口さんは香川県でも初の「弟子入り型」地域おこしとなった人材。
その受け入れを行っている「一般社団法人 さぬき市津田地区まちづくり協議会」のメンバーであり、折口さんの飲食店経営＆DIYの師匠となった同町の「カフェゆるりと。」オーナーの安芸さんは…
（折口さんの師匠「カフェゆるりと。」オーナー安芸さん）
「ようやくここまで来たなと。ここからの方が運営は長いんですが…
まずひとつ形になったので、このまちにとって『あってほしい』場所になればと思います。
まだまだな点もありますが、津田にお越しの際はぜひ立ち寄ってください。」
「まさかこんな焼きたての自家製ピッツァを津田でいただける日が来るなんて。とっても美味しい！」
「お店が出来ていくのをずっと見て応援していたから嬉しい。」
「ここはいつものお散歩コースで、この倉庫がこんなお店になるなんてねえ。もっと宣伝してあげて！」
オープン初日に訪れた津田のみなさんの感想を聞いていると、今日まで多くの期待を寄せられていたことがよくわかります。
住んでいる人たちはもちろん、新たに津田に訪れる人たちの笑顔の拠点となりはじめた「PORTO PIZZA」。
あなたも一度、その扉の中を覗いてみませんか？
PORTO PIZZA
場所／香川県さぬき市津田町1325-82【地図】
営業時間／11：00〜18：00
定休日／水曜・木曜
駐車場／店舗横に5台
公式Instagram https://www.instagram.com/portopizza_tsuda?
