6月18日(日)津田湾を見渡すお魚アンテナショップ「ねこ海レストラン」で
『穴子の解体ショー』が行われました。
ぬるぬる・にょろにょろなあの体、どうやって捌いていくのか?
目の前で拝見させて頂きました!
お魚先生 木村さんの楽しいトークで、今が旬の穴子をたくさん食べたくなりましたよ〜!
「ねこ海レストラン」で販売している穴子グルメもご紹介します。
さぬき市津田町、津田港すぐそばの水産加工会社「安岐水産」さんが運営するおさかなアンテナショップ「ねこ海レストラン」。
2022年10月に「Cumi Umi」から名前を変え、可愛い猫のキャラクターがいつもお出迎えしてくれます。
「ねこ海レストラン」では、「安岐水産」の主力商品であるアオリイカを使った丼やイカ焼きのテイクアウトのほか、地元の漁師さんから仕入れた魚のお惣菜やお弁当を販売。
さらにお魚をもっと知ってもらってたくさん食べてもらおうと、魚に関するワークショップを不定期で開催しています。
6月18日(日)にはちょっと珍しい『穴子の解体ショー』が開催されるときいて、早速行ってきました!

5月〜8月に旬を迎える穴子。
津田湾でも防波堤あたりに行けば見つけることができるそう。
しかし瀬戸内では昔ほど釣れなくなり、現在は長崎県や島根県が主な産地となっています。
うなぎよりはお手頃な価格というイメージがありましたが、昔に比べて値段も上がってきているというのを聞いてびっくり!
今回用意された穴子は島根県からやってきたマアナゴ。
普段は捌いたあとの姿しか見たことがないだけに、どうやって捌いていくのか気になる…!!
というわけで捌き方に注目してみたいと思います!
今回解体ショーを披露してくださるのは「安岐水産」のお魚博士 木村さん。
自作の穴子専用まな板を用意されていました。
板の端に長い釘がまっすぐに飛び出ていますが…
ここに穴子の頭を打ち込んで(「目打ち」)を行って動きを止めます。
穴子、ちょっと痛そう…
捌き方は2種類あり、関西では腹開き、関東では背開きが主流。
その違いの理由として、関東では武家社会の名残から『お腹を開くのは切腹のようで縁起が悪い』と背開きが広まったそう。
今回も背開きで捌きますよ〜!
スーっと背中に包丁を入れていきます。
背骨のコリコリという音とともに横に引いていくと…
白い身が綺麗に出てきました!
美しい〜!
次に頭の後ろに包丁の先をグッと入れて、内臓を取り出します。
包丁をスライドさせ、背骨も一緒にスーっと取り除きます。
骨は素揚げしても美味しいよ♪
まな板を汚すことなく捌いていく木村さん。
穴子は表皮に強い滑りがあり、血で真っ赤に汚してしまうほど難しいそうなのですが、さすが達人!
美しく穴子を捌いていきます!
穴子の捌き、出来上がりました〜!!!
こうやって見ると顔がチンアナゴにも似ている…
ちなみに小顔の子が美味しいよ、と木村さん。
また、穴子の生態も面白く、チンアナゴのように日中は海底の砂の中に縦に潜り、夜になるとにょろっと出てくるのだそう。
今まで知らなかった穴子のことがたくさんわかって、ますます穴子が好きになりました♪
見ているだけじゃなくて食べてみよう!ということで、穴子の蒲焼の試食も用意されていました!
今が旬で絶好調に美味しい穴子ですが、栄養分でも申し分のないお魚。
穴子1匹には大人1日分のビタミンAが含まれているそうですよ〜!!
目や皮膚を健康に保ったり、免疫力を強めたりする働きがあるそうなので、これはたくさん食べたい!
いただきまーす!
旬の穴子はふっくらと柔らかく、身自体に甘みがあってとても美味しかったです!
うなぎとは真逆で脂が少なめのあっさりとした味わいなので、蒲焼などの濃いめの味付けにもピッタリ♪
見学に訪れたみなさんもすっかり穴子と達人木村さんのファンに。
中には…
高松から来られていたお客さんの家族、ミーアキャット(のんちゃん・なのちゃん)とオウム(ぼうしくん)もその様子に釘付け。
海が広がるロケーションの中で、食について新しい学びを得られ、楽しいお客さまにも出会えた休日。
最高でした♪

美味しい穴子が食べたくなったら「ねこ海レストラン」で穴子グルメをテイクアウト!!
旬の間はさまざまな穴子のメニューが登場しますよ〜!
穴子をがっつり味わいたい!という方には「穴子かば焼き」がおすすめ!
グラム売りですが、大体2本で1300円〜ほど。
そのまま酒の肴としていただいても良し、自宅であなご寿司やあなご飯にするも良し!
がっつりご飯と味わいたい方には「穴子飯」も!
みんなでシェアしたい押し寿司と巻き寿司の「穴子寿司セット」や、穴子を巻き込んだ「穴子のだし巻き卵」も絶品!
特にだし巻き卵は讃岐でんぶくの出汁を使っているので、じゅわっと滲み出るダシが奥深い味わい。
ストックしておきたいという方には冷凍の穴子丼用の穴子やかば焼きもありました。
「ねこ海レストラン」に来れば、日々の暮らしの中で美味しい穴子を手軽に楽しむことができます。
ぜひ旬の時期に味わってみてくださいね。
お店の外には飲食用のテラスがあり、テーブルや椅子もあります。
津田ふるさと海岸を眺めながらのランチもおすすめですよ♪
ちなみに、穴子以外にも3つの丼の食べ比べができる「3種丼」や、焼き立ての「あおりいか焼き」、暑い日にぴったりの「瀬戸内はちみつレモンソーダ」も。
夏にむけて、おやつタイムや海遊びの帰りに立ち寄るのもおすすめです。
※「ねこ海レストラン」は毎週土日のみの営業ですのでお気をつけください。
【ねこ海レストラン】
住所/さぬき市津田町津田1402-23 安岐水産工場横(ふるさと海岸沿い)【地図】
営業時間/10:00〜16:00
定休日/月曜〜金曜(営業は土日のみ)
お問い合わせ先/0879-49-2681
オンラインショップ https://shop.nekoumi.rest
公式Twitter https://twitter.com/CumiUmi2