2023年06月26日

『名所de銘菓』第一弾! 「富田茶臼山古墳」×『茶臼山』最中@大川

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一度やってみたかったさぬき市の『名所de銘菓』シリーズがいよいよスタート!

歴史的名所の周辺にある老舗の菓子店さんでは、大抵名所にちなんだ銘菓を作られているもの。

その銘菓をテーマとなった場所で眺め、悠久の歴史に思いを馳せつつ記念撮影してみようという企画。

第一弾はさぬき市大川町にある

「富田茶臼山古墳」で銘菓『茶臼山』!

四国最大級の前方後円墳にちなんだ銘菓とは?




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(「みろくふれあい産直市」の駐車場から全貌が見える)

今日の舞台となる名所はさぬき市大川町にある国指定史跡「富田茶臼山古墳」。

5世紀前半に造られたといわれている四国最大の前方後円墳で、その大きさは全長は139m、公園部の直径91m、高さ15m。

かの有名な仁徳天皇の墓と、この茶臼山古墳はほぼ同時期に造られ、全く同じ造りをしている事が明らかになっています。

つまり、この場所が中央の権力にとって重要な場所であり、大きな権力を持つ者がいたという証!


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2018年には文化財保護協会大川支部さんによって「四国最大の巨大古墳 国指定史跡 富田茶臼山古墳」という解説書も発行されました。



とはいえ、普段の古墳の姿は長尾街道を走っていると横目に見えるこんもりと盛り上がった緑の丘。

それが前方後円墳の側面だったりするので、教えてもらった時には「こんな近くに古墳が?!」と驚き。

実はとっても身近な場所にある史跡なのです。


そんな「富田茶臼山古墳」にちなんだ銘菓があるのでは?と探してみたら〜

やはりありました!!!

こちらに!!!


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古墳から東に350m進んだ場所にある老舗の菓子店「菓匠 松井」さん。

大川町の地元のお菓子屋さんとして多くの方に愛されています。


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親子2代でお菓子を作られていて、お父さんが洋菓子を、息子さんが和菓子を担当。

香川県の和菓子店の中でも先取りして洋菓子の鍛錬に励んでいたお父さんは、さまざまな方に洋菓子指南をされてこられたそう。

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和菓子は季節の生菓子が人気で、ちょうどこの時期はわらび餅も。

黒豆大福は特に人気で、この日はすでに売り切れていました。


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お父さんの作る洋菓子にはショートケーキや季節のものまで多種多様。

バレンタインには手作りのボンボンショコラも並びます。

ちょっぴり懐かしい、ラム酒でアクセントをつけたケーキ生地をぎゅっと固めた「キャレーカステラ』も人気。


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また地元産の桑の葉の粉末を活用した洋菓子も。

「桑の葉ロール」「桑の葉ブッセ」「桑の葉フィナンシェ」などなど、全て味わってみたくなります。


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そんな「菓匠松井」さんの銘菓といえば…

一番古くからあるのが看板商品でもある「南川太鼓」。

江戸時代から大川町に残る県指定無形民俗文化財で、南川太鼓保存会の方が伝承されています。

「みろく納涼夏まつり」など地元のお祭りの際に演奏を聴くことができます♪


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その次にできたのがあんこをカップケーキ生地に練り込んだ「恵利邸」。

お店から程近くにある「みろく自然公園」内にある重要文化財旧恵利家住宅をイメージして作られた銘菓です。

香川県に現存する最古級の農家建築ですが、どことなく茅葺き屋根がカップケーキの形に似ている…!?


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さらに『近くに古墳があるから』と完成したのが銘菓「茶臼山」。

甘く炊いた小豆をぎゅっと詰め込んだ四角い最中です。

「茶臼山」はファンも多く、箱詰め以外にバラ売りでもよく出る商品なのだとか!


では早速「茶臼山」を持って「富田茶臼山古墳」へレッツゴ〜〜!!!

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「富田茶臼山古墳」を見学するなら、その東側にある「みろく通池公園」へ。

かつて池があり、その池の中から弥勒菩薩が見つかったとされていることからこのような名前がついています。

ここに車を停めて、歩いて向かいます。

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公園内を通って、一度長尾街道沿いに出て…

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古墳の東側の石段へ向かう道へと入ります。


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鳥居さんを潜って石段を登れば、前方後円墳の上へと上がることができます。


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いきなり森の中に入ってきたような雰囲気に。

古墳は聖域、というのを肌で感じます。

石段を登り詰めると…


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視界が開け、広場が登場。

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ここに「富田茶臼山古墳」の解説看板もあり、じっくりと古墳について学ぶこともできます♪

そして古墳上からの眺めは…


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おおお、前方後円墳の形がよくわかるーーーー!!

古墳の上に立つこと自体、なかなか体験できないのでドキドキが止まりません!


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それにしても見晴らしは最高。

大川の街並みが一望できます。


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かつてこの古墳の周囲に広がっていた大川の景色を妄想しつつ、ここで銘菓「茶臼山」を取り出します。


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四角い最中種の中に「茶臼山」の文字がくっきり。

実は前方後円墳型の最中種にしたかったんだけどコストが高くなるので四角い形に落ち着いたのだそう。

銘菓越しに眺めると、かつての時代と現代がつながったような気持ちになりました。


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記念撮影を終えて、古墳パワーを窮した銘菓「茶臼山」。

改めて「みろく通池公園」でいただきました♪


袋を開けた途端、香ばしい最中種の香りがふわっと広がり、食欲をそそります。

中にぎゅっと詰まった小豆は贅沢な大粒。

あんこはですっきりとした甘さで、最中種と一緒にいただくとちょうどよいバランス。

この時期だと氷を浮かべた緑茶や冷抹茶といただくと美味しいですよ。


普段何気なく食べている地元の銘菓。

あなたもお菓子を通して地元の名所をちょっと深掘りしてみませんか?

さあ、次はどこの名所に行こうかな?

次回の『名所de銘菓』もお楽しみに♪




菓匠 松井
香川県さぬき市大川町富田中3457 【
地図
営業時間/7:30〜19:00
定休日/火曜日
TEL:0879-43-3154

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posted by sanuki-asobinin at 19:28| 香川 ☔| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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