2023年06月28日

農学部桃の販売で 香川大学オンリー品種桃に出会った〜!@長尾

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さぬき市昭和にある「香川大学農学部附属農場」にて

今年も桃の一般販売が始まりました。

農学部学生が実習用に育てている品種の中から、食べ頃を迎えたものを朝採りしてその日のうちに販売。

もぎたてで美味しいと口コミで大人気となり毎年リピーターさんが増えています。


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今回は仕分けをしている中でちょっと珍しい黄味がかった色の桃を発見。

実はこれ、香川大学が開発した新品種桃「KU-PP2」!!

気になる食感や味わい、今後の販売情報もお聞きしてきました!



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三木町からさぬき市造田に抜ける間にある香川大学農学部附属農場。

香川大学農学部の学生さんが実習を行うための農場で、約1710aの面積の中、花・果樹・お茶などを育てています。

さぬき市にある「さぬきワイナリー」で作られている香川オンリーブランドワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の原料となるワイン用ぶどう「香大農R-1」もここで研究栽培されて生まれました。

同様に様々な新品種の栽培育成が日々行われている、未来の畑でもあります。


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そして実習用に育てている野菜苗や果物が食べ頃を迎えると大学生協や学内での販売を行います。

そんな中、購買人気が高まり、販売日を設けて売り出しを行いはじめたのが「農学部の桃・ぶどう・みかん」


そして今年も6月19日から「桃」の販売が始まりました!

毎週月・火・木・金の11:40〜12:15の間

附属農場南側入り口の坂を登ってすぐの場所で販売が行われています。


今年は花の開花と同様、桃もシーズンが前倒しに。

例年なら6月末から販売が始まるところ、今年は早めの販売スタートとなりました。

今年の桃はどんな様子なのか? 

早速見に行ってきました!!


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桃の販売場所は附属農場の南側入り口から上がったところ。

販売日にはロータリーにテントが設置され、販売前に訪れた方はここで待つことができます。


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販売時間まであと1時間半。

桃販売の建物の中を覗いてみると…


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早朝から収穫した桃の仕分けが行われていました!

美肌の桃たちがずらり〜!!!


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袋がけされた実を取り出したら等級を見極め、重さを測って包装します。

朝収穫したものをその日のうちに販売するので、スタートの11:40に間に合うように急いで準備が行われます。


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香川大学農学部では早生品種を中心に7〜8種類の桃を育てていますが、この日並んでいたのは「武井白鳳」という品種。

まさに出始めの桃!というフレッシュさを味わえます。

6月末からは柔らかめでジューシーな果肉で酸味が少なく甘みを感じやすい「日川白鳳」など、甘さをしっかり感じられる品種も登場してくるとのことで楽しみ♪


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この日も販売前には20名ほどの行列ができていました!

11:40になり、販売がスタート!!


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続々とみなさんのカゴに桃が吸い込まれていきます〜〜!!

パック詰めの桃は1級品・2級品の2種類あり、その重さでお値段が変わります。

ちなみに1級品で550円〜、2級品で350円〜で用意されていますよ〜!


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箱売りを見るとテンションが上がります♪

この日もお友だちや親戚の方に買っていかれる方が多かったです。


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そして販売所でたくさん聞かれた言葉が「どれが甘いん?」。

その気持ち、よくわかる…!!

どれも美味しそうで、違いがあるのはちょっとした色味とサイズのみ。

もちろん迷います!


その答えは「大きな桃の方がおすすめ」でした〜!!

基本的に大きいほうが甘味もおいしさもしっかりと蓄えている…ということで、それを聞いて一番大きな桃を選ぼう!と思いました。


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実習用とはいえ、普段は農場のスタッフさんがしっかり手をかけて毎年育てている農学部の桃。

変化の多いお天気の中でも、試行錯誤して良いものを食べていただけるようにと日々努力されています。

また、研究が目的である農学部ならではの珍しい品種に出会えることも!!


そんな桃の一般販売は7月上旬ごろ終了の予定。

桃好きな方はぜひ一度、足を運んでみてくださいね。



香川大学が開発した新品種桃「KU-PP2」に出会った〜!!

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この日、仕分け中に販売用とは別の袋がけされたコンテナを発見。

中身は…


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マンゴーのような黄色い桃!

実はこれ、香川大学が温暖化に対応した桃の品種育成をおこなった結果、開発された大学オリジナル品種のひとつ「KUーPP2」なんです!


桃は発芽のためにある一定時間、低温の時期を過ごさなければ様々な問題が出ると言われていて、温暖化が進む中でも育てられる品種の育成が課題となっていました。

そんな中、香川大学では低温要求量が従来の品種の半分程度で育つ「KU-PP1」と「KU-PP2」という2つの早生品種を開発!

低温要求量が少ないことで早く芽が出て、3月には花が開花し(通常の桃の花は4月上旬ごろに開花)早めの収穫が可能となりました。


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手前が「武井白鳳」、奥が「KU-PP2」。

その色合いの違いにも驚きです。

ちなみに「KU-PP2」はカリフォルニアの品種「tropic snow」と「日川白鳳」の掛け合わせ。

極早生品種は小玉が多いのですが「KU-PP2」は割と大きめの果肉で食べ応えもあり!


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と、ここで「KU-PP2」を特別に試食させていただきました!

カットすると本当にマンゴーのよう!!

食感はジューシーというよりはさっくりめ、甘さもすっきりとして早生品種らしい後味のよさです。

この見た目と食感の驚きをたくさんの方に味わっていただきたいと思ったのですが、残念ながら現在は学内販売のみとのこと。

一般販売の日が待ち遠しいものです。


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しかし、岡山に行けばこの桃が買えるチャンスも!

2014年に品種登録された「KU-PP1」と2016年登録の「KU-PP2」は3年間の試験栽培期間を経て、現在は岡山県内の生産者が栽培を始めています。

気になる方は岡山県で探してみてくださいね。

また附属農場での販売が始まった際にはあそたつでもご紹介したいと思いますので、大学ならではの味を楽しんでみてはいかがでしょうか?




【香川大学農学部附属農場 桃販売】
販売日時/6月下旬〜7月上旬の毎週月・火・木・金 11:40〜12:15
販売場所/附属農場内建物(香川県さぬき市昭和300-2【地図
駐車場/あり
お問い合わせ先/0879-52-2763
HP/http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/noujo/
posted by sanuki-asobinin at 12:02| 香川 ☔| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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