先日直売所情報をお届けした、さぬき市造田の桃農園「飯田農園」さん。
7月4日(火)には毎年恒例となっている
地元小学生たちによる桃の収穫体験が行われました。
自ら袋がけした桃の成長を楽しみに訪れた子どもたち。
その出来栄えはいかに!?
飯田桃園さんの農園の様子と一緒にご紹介します♪
さぬき市の志度・造田・長尾を繋ぐ南北の道、志度山川線。
その造田周辺では江戸時代から桃を育て販売していたという記述が残っていますが、現代になっても多くの桃農園が道沿いに点在しています。
「飯田桃園」さんもそんな桃農園のひとつ。
現在10数種の桃と9種のすももを育てています。
香川県が認定した生産者が作る、厳しい規定を通過した高品質なフルーツにのみ送られる称号「さぬき讃フルーツ」にも指定されていて、この時期になるとリピーターの方が県道沿いの直売所にひっきりなしにやってきます。
そんな「飯田農園」さんの農園に今年も地元の子どもたちが収穫体験に訪れると聞いて行ってきました!
農園へと向かう坂道。
梅雨真っ只中で山の緑が生き生きとしている中、桃の木々も元気に育っています。
ちょうど早生品種が食べ頃になる時期。
袋からチラッと覗く桃はい〜い感じに色づいていますよ〜♪
そこへ登場したのは地元の造田小学校3年生の子どもたち。
造田小学校では3年生の総合学習で地域のことを知る時間を設けています。
その一つに「飯田桃園」での実習があり、今年は5月30日に自分の名前を書いた袋で桃を包み込む「袋がけ」を体験。
その時の桃を収穫しに、子どもたちがやってきました。
平成6年から始まったこの校外学習を笑顔で受け入れる「飯田桃園」代表の飯田栄一さん。
気になる今年の桃の出来具合は…?
「今年は30年に一度のよくない年。
雨が降りすぎて桃の糖度は高いけど甘さを感じにくくなっていて苦戦してます。
でもこの後の品種ほどおひさんが安定してくるので味は乗ってきます。
今日収穫する桃は今のところの味として楽しんでください。」
変わりゆく気候の中でもこの日まで大事に育ててくれた飯田さん。
とっても楽しみにしていた子どもたちの収穫体験が始まりました!
自分の名前が書いてある袋を探せ〜〜!!
あったーー!!!
ないかもーーー??
数日前の大雨で落ちてしまった桃もある様子。
3個袋がけしたはずが、1個も見つからない子も…
「見つけたよー!」とニコニコで報告してくれる子どもたち!
桃も美味しそうだけど、きみたちの笑顔が可愛い〜〜!!!
「これ美味しいかな?」と飯田さんにチェックしてもらう子も。
どれどれ、と袋を剥がしてみると…
「ピンクの点々が綺麗についてるから…これは美味しい桃!」
なるほど! こういうところを農家さんは見ているんですねー!
それを聞いて自分の桃チェックをする子どもたち。
バッチリ美味しそうな色が確認できました♪
収穫体験後は質問タイム。
「なんで同じ木でもピンク色の桃と緑色の桃ができるの?」
「美味しい桃の食べ方は?」
「桃は冷凍してもいいの?」
などなど、面白い質問も続々と飛び出してきました。
ちなみに美味しい桃の食べ方は、食べる1時間前に冷蔵庫で冷やすこと。
でも一番はもぎたてを冷たい水で洗って、皮ごと食べること!と飯田さん。
それを聞いて、今年は皮ごと桃にかぶりつこう!と思うのでした〜!
これまで『農業者が何か地域貢献できないか』と考えて取り組んできた飯田農園の農業体験。
飯田さんは今年になって「これは人間の原始的体験では!」と思い始めたそう。
自らが生きるために自然の実りを手で掴み取って食べる。
この体験は子どもたちのためにも長く続いて欲しいなと思うのでした。
そんな「飯田桃園」さんの桃のシーズンは始まったばかり。
9月後半まで「飯田桃園」直売所も毎日10:00〜15:00の間オープンしています(台風時を除く)!!
週替わりでいろんな桃・すももが農園から届きますので、県道3号線を通りがかったときには立ち寄ってみてくださいね。
直売所の中の様子はこちらをチェック!!→
営業時間/10:00〜15:00 ※売り切れると終了
定休日/不定休。台風がきたらお休み。
駐車場/有
定休日/不定休。台風がきたらお休み。
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FAX:0879-52-3086
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