2023年8月26日(土)津田の松原海水浴場 西側海岸にて
「2023 Blue Ocean BeachRugby Fes」が開催されました。
県内外から集まった20チームによる砂浜での戦いは、見ている人をもワクワクさせてくれるものとなりました!
ラグビー未経験者も、詳しくない人でも、一緒にエンジョイできるビーチラグビーの魅力をレポートします♪
8月26日(土)9:30ごろ、津田の松原に足を運ぶと…
朝早くから大勢の人で砂浜が埋め尽くされていました!
お天気にも恵まれ、昨年に続いて2回目の「2023 Blue Ocean BeachRugby Fes」開幕!!
会場でマイクを握って試合を進めていくのは、「2023 Blue Ocean BeachRugby Fes」を企画された、元高松北高校ラグビー部の岩田紘輝さん。
現在大阪でラグビーコーチとして活動しながら、香川県でラグビーを盛り上げたい!ラグビーをみんなに知って体験してほしい!という気持ちから、かつて開催されていた『津田の松原ビーチラグビー大会』を昨年復活させました。
(「2023 Blue Ocean BeachRugby Fes」実行委員会代表 岩田紘輝さん)
「最初はもっと規模が小さかったんですけれど、声をかけたらみんな参加したい!と言ってくれて最終的に20チームものみなさんが来てくださいました。
その中から香川は半分くらい参加してくれて…
さらに今日はお天気も良くて! もう最高じゃないですか!」
香川県からは坂出第一高校・高松北中&さぬきラグビースクール・香川大学医学部ラグビー部・一般チームなどが参加。
県外勢は岡山・関西方面から!
どのチームもユニフォームがおしゃれ&カッコよくて、見ているだけでも楽しめます♪
いつも静かな松原の木陰は選手たちの休憩所に変身。
気温は高いけれど、風があって涼しい〜♪
これもビーチラグビーならではの風景です。
試合を待ちつつウォーミングアップする風景も。
大人・子ども入り混じってのチームも多くてほのぼの♪
そしてビーチラグビー大会時の恒例、ビーチクリーンも試合開始前の朝一番に全チームで行われました。
こう言った活動も見習いたいものです。

大会ではまず総当たりのグループリーグの後、得点の多い上位チームがトーナメントへ進んで、最終的に頂点のチームが優勝!
試合を見ていると、ビーチラグビーは通常の15人制ラグビーよりもルールがとてもカジュアルで安全にプレイできることがわかります。
ちなみに試合は5人対5人で、交代はいつでも・何人でもOK!
体力に自信がない自分もこれならチームに参加できる!と思ってしまいました。笑
スタートは中央から股の下をくぐらせてのパスから。
それをきっかけに、パスゲームが始まります。
動きはラグビーそのものですが、足元が砂場なのでみなさん走りづらそう〜!
ベテランチームは靴ではなく靴下を履いて戦っていました!
ビーチラグビーの大きな特徴は「タックルNG」!
なので怪我もなく、体の大きさも関係なく、誰でも安全に戦うことができます。
タックルの代わりにタッチして相手の動きを止めますが、その様子はまるで鬼ごっこのよう〜!
何度かタッチされながらもパスを繋ぎ、相手陣地の後ろ端にあるゾーンまでボールを持っていけば得点!
あえて得点ゾーン前で構えるメンバーを一人置いておいて、大きくパスして即得点!という戦略をもつチームも!
このパスが綺麗に通ると「おお〜〜!」「うまい!」と歓声が上がります♪
この際、ボールを落としてしまうとリスタートとなるため、チームメンバーが受け取りやすいパスを渡すことが得点につながります。
つまり「相手への思いやり」が勝利のコツ!
とはいえ得点までの激しい戦いも見どころの一つ。
走り慣れたビーチラグビー経験者さん同士の試合は見応えあり!
関西でビーチラグビー大会を29年主催されているチーム「吉田組」さんは…
「今日は小3から47歳までのメンバーで参加しました!
ビーチラグビーのいいところはタックルがないところで、女性も年配の方も怪我しにくくて参加しやすいですよね。
練習も浜がある場所で、ボールとTシャツさえあればできるスポーツですし。
子どもがラグビーを始めて、自分もやりたくなって始めたという大人もいますよ。」
と、ビーチラグビーの参加しやすさを教えてくださいました。
そんな「吉田組」さんの試合は他の参加者も「うまい!」と驚きの声をあげるほど。
こんなビーチラグビーをやってみたいな、と思える思いやり100%のプレイスタイルでした♪
「吉田組」さんのおっしゃるとおり、年齢性別関係なく戦えるのがビーチラグビー。
子どもたちもどんどん攻めていきます!
なんといっても海をバックに走り抜ける風景が圧巻!!
この景色は一日中眺めていられます〜!!
プレイして楽しいのはもちろん、観戦するだけでも開放感をたっぷり味わえるビーチラグビー。
この気持ちを久しぶりに味わえて本当に良かった♪と感じられる1日でした!
さて、香川勢の中から「高松北中学校ラグビー部」と丸亀を拠点に活動している「さぬきラグビースクール」の合同チーム「香川ジュニア」を直撃!
中でも高松北中学校ラグビー部のみんなはビーチラグビー初体験!
2年生がおらず、1年と3年だけで日々練習している彼ら。
練習日数も少ない中、とにかくみんなでエンジョイできたら!と参戦していました。
初戦を終えた彼らの感想は…?
(高松北中学校ラグビー部 キャプテン)
「10分という短い中で戦略的に考えなくてはいけないところがあって、自分たちはそこが足りなかったなと。
でも、いつもやってるラグビーとは全然違う楽しみも知ったし、みんなで楽しむことができてよかったです!
他のチームを見ていると、先に誰かが回り込んだり、声出ししたりしていて、コミュニケーションが大事だなと思いました。
いつものラグビーとは違うところがわかったから、そこを注意してプレイして行けたらいいなと思います。」
試合前は「試合終わったら海に入りたい〜!」とはしゃいでいた彼らも、実際にプレイしたことでラグビー心に火が着いた模様!
そして高松北中ラグビー部と一緒に「香川ジュニア」チームでプレイしていたこの男子…
「さぬきラグビースクール」の男の子ですが、実は2017年の遊びの達人ブログの「津田の松原ビーチラグビー大会」レポートにも登場してくれていました!
こんなに小さい頃からビーチラグビーで頑張っていた彼!
成長してもなお、大会に参加している姿を見て胸が熱くなりました!
久しぶりに参加したというビーチラグビーの感想を聞いてみると…
「久しぶりすぎてどうしたらいいかわからなかったし、しんどかったです!
ポイント作るために戻る時とか…!
次はスペースを見つけて、そこに走り込んでボールをもらいたいです!」
1試合参加しただけで自分の役割と課題を見つけられているところはさすが経験者!
(写真左:「2023 Blue Ocean BeachRugby Fes」実行委員会代表 岩田紘輝さん)
(写真右:香川県ラグビー協会 和田祥司さん)
時間が経つにつれヒートアップしていくビーチラグビー大会。
その様子を見て主催の岩田さんは…
(「2023 Blue Ocean BeachRugby Fes」実行委員会代表 岩田紘輝さん)
「参加者の中には普段15人制のラグビーをしているチームが多いんですが、『違う刺激としてやりたい』『いいトレーニングになる』『楽しそう』と言ってくれる人が多くて嬉しいです。
小さい子も多いですが、一緒に保護者さんも来てくれますのでワイワイ楽しんでくれてるなと。
ぜひ毎年恒例にして香川のラグビーを盛り上げていきたいです!」
楽しみながら、考えながら、思いやりながら。
海で行われるビーチラグビーはカジュアルだけど奥深く、ハマりがいのあるスポーツだと改めて感じました。
来年開催される際はあなたも参加する側になってみませんか?
今後の開催など、公式Instagramでチェックしてみてくださいね。
↓
次の記事では同日開催された「アオウミマルシェ」の様子をレポートします♪
2023 Blue Ocean Beach Rugby Fes ※雨天決行・台風の場合は前日判断
開催日時/2023年8月26日(土)
開催場所/津田の松原海水浴場西側海岸
参加チーム/20チーム (先着)
アオウミマルシェ
開催日時/8月26日(土)10:00〜14:00
開催場所/津田の松原西側海岸付近
入場料/無料
【過去のビーチラグビー大会の様子はこちら】