9月に入り、残暑の厳しい日が続いていますが、さぬき市多和では秋の味覚が登場しています。
大窪寺門前の「八十八庵」さんでは
秋恒例の『栗飯』販売がスタート!
これから大窪寺の紅葉が始まる頃まで続く、多和ならではの秋グルメ。
この週末、ドライブがてら味わいに行ってみませんか?
香川県の中でも紅葉の名所でおなじみ、さぬき市多和の四国霊場八十八番札所「大窪寺」にやってきました。
11月には真っ赤に染まる山門。
9月14日に訪れると紅葉まではまだまだかな?という色あいでしたが…
場所によっては少しずつ色が変わりつつありました!
確実に秋が近づいています。
さて、多和の秋といえば「栗」!!
さぬき市の中でも標高が高い山間部の多和エリアではあちこちで栗が収穫されています。
「大窪寺」門前のうどん・土産物店「八十八庵」さんにもとうとう『栗めし』ののぼりが立ち始めました!
お店の入り口にも『栗飯』の貼り紙が!
この時期になると『栗飯』を目当てにここに訪れる方が多いほど。
早い日には11時に売り切れてしまうこともあります。
そして今年も美味しそうな『栗飯』がお目見え!
名物の「打ち込みうどん」と一緒にイートインもできますが、お土産の折り・パック詰めも人気です。
折とパック詰めの違いは量ですが、折にはかわいらしい栗の絵柄が入った紙に包まれているためお土産にぴったり。
家庭で食べたいかたにはお手軽なパック詰めが人気です。
「八十八庵」さんの『栗飯』の人気の秘密は、なんといっても自家農園の栗を使っていること。
お店から程近い山の中にある栗園には500本、早生・中手・晩生の3品種の栗の木が植わっており、9月初旬から順に収穫できるようになります。
今は早生品種が採れていますが、あと1週間経てば今の倍の量が収穫できる栗のピークに突入。
そうなると栗の下処理も大変です。
お店の裏手では毎日収穫してきた栗のイガを剥く人がせっせと作業を行なっています。
取材に伺った日は地元の88歳のおかあさんがイガ剥きをされていました。
十字に開いた栗の口に指を入れると、スルリと実がなかから飛び出てびっくり!
こんなに簡単にイガから栗が出てくるとは!
綺麗に揃った栗たち。ここからさらに手作業での鬼皮むきが始まります。
食べるのは一瞬ですが、それまでの作業がとても大変なのが栗。
一口一口、ありがたく『栗飯』をいただこうと思いました。
もち米を前日から水に浸し、栗と小豆を加えて蒸しあげる赤飯タイプの『栗飯』は、少し冷めてもモッチモチ!
この食感と栗のホクホクがたまらなくて、あっという間に完食してしまう一品です。
さらに『打ち込みうどん』といただくとお腹もぽっかぽか。
幸せの秋グルメを楽しみに、「八十八庵」さんへ足を運んでみてくださいね。
「八十八庵」さんの『栗飯』は事前に電話で予約(0879-56-2160)ができます。
大人気のメニューのため、午前中に売り切れることもしばしば。
絶対食べたい!という方はお出かけ前に電話でお取置きしておくのがおすすめですよ♪
栗飯は11月初旬ごろまでですが、ちょうどその頃から大窪寺の紅葉も始まります。
11月上旬には境内のイチョウやもみじのグラデーションが。
11月中旬からはお寺全体の紅葉が楽しめますのでこちらもお楽しみに!
八十八庵
香川県さぬき市多和兼割93-1 【地図】