2023年もあと1週間で終わり。
この1年を振り返ると、コロナ禍で中止されていたイベントが復活したのに加え、新しいイベントも増えて多くの方がさぬき市に訪れました。
中でも昨年以上に多くの方が楽しまれていた「さぬきバル〜源内通り篇〜(11月3日・4日開催)」を写真で振り返ってみたいと思います♪
源内ランタンが灯る源内通りの様子やことでんランタン電車。
クレーンで吊るす巨大ランタンなど、当日見逃した方も覗いてみてくださいね♪
「さぬきバル」はさぬき市の観光スポットを会場にして、地元ならではの美味しいもの・伝統工芸を楽しもう!というイベント。
メインの見どころは「源内通り(志度寺門前通り)」での『源内ランタン』ライトアップ。
江戸時代の奇才 平賀源内が生まれた志度のまちで、源内が秋田を訪問した時に現地で遊んだという「紙風船(ランタン)」をモチーフにした灯り『源内ランタン』を配置し、趣のある建物や商店が並ぶまちを歩いて楽しんでもらおうというものです。
高さ40cmの角柱の灯りが、1kmもの道沿いに350個も並ぶ風景は圧巻。
通り沿いの商店にもぽつぽつとランタンの明かりが灯り、いつもとは違う雰囲気に。
東の終点「志度寺」の門前。
おへんろさんも地元の方もいつもとは違う志度寺の様子を地元の方も楽しんでいました♪
今年は志度駅前通りから西側にある「平賀源内旧邸」までの区間もライトアップされました。
通り沿いのへんろ宿や文化財も源内ランタンに囲まれて暖かい雰囲気に。
「平賀源内旧邸」にある源内さんの銅像もライトアップ!!
中でも好評だったのが「地蔵寺」さん。
塀に吊るされたミニ源内ランタンの灯りが歩みを誘います。
中に入ってみると親しみのあるお寺だということがよくわかります。
鐘や石畳も美しく輝いて、いつまでもここに居たいと思える素敵な場所になっていました。
訪れる人向けにおしゃれなお香やことでんの期間限定イベント「コトディーン」とのコラボグッズの販売もあり、ついついお土産を購入。
足を運ぶ機会がなかなかない場所ですが、こういったイベントがあると中に入りやすく、ご住職からお寺についてお話をお聞きできるのも楽しかったです。
源内ランタン・コレクション
通りに展示された源内ランタンの絵柄はいろいろありましたが、一番多かったのはこの地域の商店で歳末に配布されていた旧式のチラシ『引札』柄。
浮世絵風の絵柄に商店名を入れたもので、なんとも趣のあるデザイン。
明かりが灯るとレトロ感もアップ!
絵画教室の子どもたちが描いた作品も。
個性あふれる作品たちをご紹介しましょう♪
お気に入りを見つけたら思わず撮影してしまいますね〜!
自分も大好きなものを描いた源内ランタンを作りたくなりました。
自分だけのランタンを作るワークショップも
通り沿いにある「平賀源内記念館」では自分だけのミニ源内ランタンを作るワークショップが行われていました。
大人も子どもも一緒になって真剣に取り組んでいます!
自慢の一点が完成〜〜!!
これを持って通りを歩いているお子さんたちもたくさんいましたが、ふわふわと小さい明かりが遠くから近づいてくる様子がとてもかわいかったです〜♪
バルならではの雰囲気を楽しめるマルシェへ
「平賀源内記念館」の駐車場では、バルイベントらしいお酒あり・おつまみありのマルシェが!
いい匂い〜〜!!
軒下にもミニ源内ランタンが飾られて、「さぬき市観光協会」のブースではお土産用も販売されていました。
ワークショップは予約制だったので当日購入して持って帰れるのは嬉しい♪
昨年はコロナ禍のため制限されていたお酒も解禁!
ビールや酎ハイはもちろん、さぬき市ならではの「さぬきワイン」のグラス売りや東かがわ市「福繁食品」さんのクラフトビールも。
すだちやピオーネを使ったビールはとってもフルーティ!
おつまみに最高!な旬の志度の牡蠣フライもありました!
ケバブやクレープ・ポテト・コッペパンサンド・香川名物の骨付鳥に加え、地元で農業をされている女性たちの野菜も販売!
さぬきワインと骨付鳥のコラボでおなじみ、丸亀市の観光協会ブースでは丸亀市のマスコットキャラクター「骨付じゅうじゅう」のグッズや骨付鳥チップスが。
さぬき市と『芸術・文化、観光連携交流協定』を結んでいる愛媛県の東温市からは名物のどぶろくなどが登場!
旅行気分で特産品を吟味〜♪
グッズがあるならご本人も…と期待していたら…
通りでバッタリ!!
「骨付じゅうじゅう」源内通りを闊歩しておりました〜〜!!
ことでんの「ことちゃん」、さぬき市の「さっきー」も仲良くグリーティングタイム♪
たくさんのお子さんに囲まれて大人気の様子〜♪
ランタンクイズラリーもやってました〜!
長い1kmのランタン通りを歩きたくなるコンテンツも用意されていました。
香川大学瀬戸内地域プロジェクトさぬき班のみんなによる「ランタンクイズラリー」!
イベントエリア内にある5つのランタンに書かれたクイズを探して回答すれば、ガラポンくじが引けちゃいます♪
通り沿いの「地蔵寺」さんでもクイズを発見!
「地蔵寺は何の魚を祀っているお寺でしょう?」
お寺の由来にちなんだクイズですが、お寺の人に聞いたりしてみなさん楽しんでいましたよ〜♪
縁日・写真展・着物体験でワイワイ!「旧さのや呉服店」
「平賀源内記念館」から志度寺に向かう途中にある懐かしい雰囲気の古民家『旧さのや呉服店』では、かつて店舗だった場所で縁日や写真展などのイベントが行われていました。
店頭には人がすっぽり入れる「顔はめランタン」が今年も登場♪
店内では志度の昔の風景を展示した「志度なつかし写真展」が。
その写真をムービーにしたものも上映されており、いろんな世代の方が眺めながら会話を弾ませていました。
さのやの中はものすごい熱気!!
射的にワークショップに型抜きにと、いろんな世代が思い思いに楽しんでいました。
スタートの15時から終了間際の21時までひっきりなしの人出でびっくり!
中でも今年初の試みで大好評だったのが「KIMONO体験」。
店内でアンティークの着物を着付けしてもらって、そのままおでかけして写真撮影を楽しめるというもの。
子どもたちもノリノリ♪
さあこの服装で向かうは志度寺だーーー!!
今回、着物の着付け体験に合わせて志度寺門前ではアジアのランタンを交えたフォトスポットが誕生していたんです♪
こっそりミニ源内ランタンも混じってますよ〜♪
11月4日のみプロのカメラマンさんによる無料撮影も行われていて、常に行列ができていました。
子どもたちだけでなく、家族での撮影を楽しむ方も。
いい思い出になりますよね♪
志度寺の五重塔もライトアップされており、美しい志度寺の風景とランタンとのコラボ写真を楽しむカメラマンの方もたくさんいらっしゃいました。
さぬき市役所には巨大ランタン登場!
さて、今年初めてといえば、さぬき市役所前に登場したクレーンで吊り上げる縦横2.6m、高さ3.7mの巨大クレーンランタンも忘れてはいけません!
絵柄はさぬき市寒川町出身の美術作家 千田豊実さんが描いた『志度の風景』。
みなさん巨大なランタンの周りをぐるぐる歩きながら絵を楽しんでいました。
志度生まれの偉人 平賀源内や、源内ランタンの絵柄にもなっている『引札』風の絵も。
福助さんの手には…
ミニ源内ランタンがーーー!!
これは嬉しい演出〜〜!!
一度は地元の竹を使って組み立てたものの、強度の関係でモデルチェンジしたりなど開発にもさまざまな困難が伴ったそう。
夜になると…
これまた雰囲気がガラリと変化!!
とにかくその大きさに圧倒される源内ランタンなのでした〜〜!!
電車で「見て・乗って・呑んで」源内ランタンを楽しんじゃいました♪
志度の街並みからは少し離れますが…
今年も高松市からさぬき市志度まで走る私鉄「ことでん志度線」とコラボして、『源内ランタン』のミニバージョンを約300個吊るした『源内ランタン電車』が登場しました。
夕方にはことでん瓦町駅にたくさんのミニ源内ランタンを吊るした2両編成の車両がお目見え。
駅を利用していた方も興味深く中を覗いていました。
また車内でさぬきワインとワインにあうおつまみを楽しめる「ほろ酔い電車」も運行!
食の仕立て屋としてあえて店舗を持たず、その地域に合わせた創作料理を提供している柳田ラムセス晃一郎さんのおつまみBOXとさぬきワインを楽しめるスペシャルシートです。
わたしも体験してきました♪
19:42の出発を前に瓦町駅のホームで受付を済ませたら、まずはウエルカムドリンクならぬ「さつまいものポタージュ」が登場!
ほんのり甘くてまろやか〜〜〜!! 美味しい〜〜!!
電車の中ではさぬきワインの新酒赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ2022」が準備されていました。
濃厚なぶどうの香りが車内に広がります。
ワインの香りとランタンの明かりのおかげで飲む前からほろ酔い気分♪
いよいよ『カンパーイ』!!
気になる「おつまみBOX」の中身はこちら!!
さぬき市周辺の食材をたっぷりと使った、一口でいただけるメニューがぎゅぎゅっと詰まっています。
中でも驚いたのは津田町の「三好松月堂」さん名物『あげ餅』と醤油豆クリームチーズのディップ。
さくさく甘い『あげ餅』と、荒めに砕いた醤油豆が入ったクリームチーズがあう〜〜!!
濃い色合いに反して飲みやすい赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」とのマリアージュもバッチリ!
おつまみを食べつつ、ランタンを見上げつつ。
電車の中で非日常な時間を過ごしたのち、いよいよ車両は琴電志度駅に向けて出発です!!
ふわふわ、ゆらゆら。時に激しく。
揺れるランタンの明かりに包まれたまま電車は東へ進みます。
ふと気づくと車掌さんのマイクを持ったラムセスが!
ことでん志度線の車窓から見えるおすすめスポットをアナウンスしてくれました。
普段志度線を利用しないお客さんも「へえ〜」「そうなの?」と外を眺めつつニコニコ。
お酒の心地よさも手伝って車内は終始ほっこりムード。
このままいつまでも乗っていたい気分に。
電車よ止まらないで〜〜。
あっという間の40分。琴電志度駅に到着〜〜!!
ホームで通常ダイヤの電車待ちをしていたお客さんも「なにこの電車〜!?」とランタン電車にびっくり!!
琴電志度駅に到着したランタン電車は22:14になると再び瓦町駅に向かって出発します。
それまでの時間は見学タイム。
志度駅でランタン電車を待っていた人が…
こんなにたくさん!!
駅前に長い行列ができるほど見学希望の方がたくさんいらっしゃいました!!
この日はことでん電車祭りの日でもあり、電車好きのかたも注目してくださっていた様子。
特別なヘッドマークもたくさんの方に見ていただけて嬉しそうでした♪
盛りだくさんの2日間だった「さぬきバル〜源内通り篇」。
かつて商店が立ち並び、賑やかだったこのまちも、現在は住宅街に変わりつつあります。
ランタンを考案した源内さんの力で再び人が集うようになり、新しい風景が見られるようになってきました。
これからもどんな場所になっていくのか楽しみです♪
さぬきバル〜源内通り篇〜 ※終了
開催日時/2023年11月3日(金・祝)・4日(土)15:00〜22:00 ※一部早く終了する催しもあります
会場/琴電志度駅・源内通り(平賀源内旧邸〜志度寺 )
駐車場/さぬき市役所駐車場(200台)
お問い合わせ先/087-894-1601(一般社団法人 さぬき市観光協会)
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