2月11日(日・祝)津田の松原にて「津田の松原凧揚げ大会」が開催されました。
コロナ禍を経て、久しぶりに開催されたこのイベント。
県内外から凧の愛好家さんが集まり、自慢の凧を揚げて交流。
と同時に多くの子どもたちが浜で元気に凧揚げを楽しむ姿も見られました。
さまざまな凧に出会うとともに、その作り手さんにも出会える、まさに「凧の博覧会」。
芸術品とも言える作品たちをご紹介します♪
2月11日(日)建国記念の祝日、津田の松原に行ってみると大勢の人が!
冬はほとんど人影を見ないだけにワクワク!
そう、今日はコロナ禍でずっと中止になっていた「津田の松原凧揚げ大会」の日!
県内外の凧愛好家のみなさんが凧揚げと交流を楽しみに来てくださる1日です。
さっそくいろんな凧を見に行ってみましょう〜♪
まず圧倒されてたのが連凧。
はるか遠く、空の上でも気持ちよさそうに泳いでいます。
上空の方が風があるので、揚げ始めるとするすると上に揚がっていくのだそう。
1m間隔で120枚の凧が連なる120mの長さ。
絵柄を見るのも楽しいのですが、こちらはどこかで見たことがある妖怪のイラスト。笑
途中で別のキャラクターに変わっていくのも面白い〜!!
全部手描きしたというのを聞いて、その苦労を思い浮かべると涙が…
キラキラと輝くシルバーの連凧もありました♪
連凧の糸の手元ってどうなってるんだろう?と思って見てみると…
こんなふうにドラム式に糸巻きが設置されていました。
ちなみにおしまいする時は1つずつ段ボールにゆっくり収めていくのだそうで…
その間も残りの凧はずっと揚がったままでとっても不思議な光景。
ほかにも上空を眺めると…
一枚絵の凧も時間差でいろんなものが揚がっていました。
文字、武者絵、鳥…
子どもも大人も思わずにっこりなパンダ凧も♪
徳島の愛好家の方は津田の松原での凧揚げ大会開催をお祝いする凧を揚げてくださっていました!
「今日は風がないから難しいなあ〜」と言いつつ何度もチャレンジ!
たくさんの方が見守る中、無事に上空へ〜!!
空に向かって昇っていく凧の姿は見ているだけで元気になります。
ほかにもタコの凧(笑)や蝶、とんびといったモチーフもありました。
愛好家のみなさん曰く、この日は本当に風があまり無くて揚げにくい日だったみたい…
その分、ファンの皆さんとの交流をたっぷり楽しまれていました。
こちらは凧愛好家の皆さんから『師匠』と呼ばれる丸亀市の方。
凧のつくりや紙質、使っている竹の形のこだわりは聞いているだけでも面白い!
「ここに張った糸はビニールで、風を受けると音がするんで〜。」と実際に鳴らしていただくと『ビヨンビヨン』という不思議な音が!
さぬき市の凧愛好家、鎌池さんにも久しぶりにお会いできました。
手描きの武者絵の凧は圧巻!!
香川ならではのこういった凧は讃岐伝統の絵柄を独自にアレンジして描いているそう。
紫の縁取りも香川の凧ならではなのだとか。
強度のある障子紙や半紙を貼り合わせて作り、蒲鉾状にカットした竹籤を貼り合わせて、揚げる際に湾曲するような仕組みに仕上げています。
一見何の仕組みもない1枚の絵に見えますが、綺麗に揚げるための工夫がいくつもなされているのですね〜。
自作の武者絵をプリントした法被もバッチリ決まってます!
「凧は一年中楽しめるもの。みんないつも土器川で凧揚げしてるんですよ。」と愛好家のみなさん。
高齢の方が多いのですが、とっても元気!!
この日も生き生きと交流しながら楽しまれていました。
香川県では西の方が盛んな凧揚げですが、東でもこういった風景が見られるイベントがあって嬉しいものです。
と同時に、本部テントでは一般の方も凧揚げを楽しんでもらえるようにとカイトの無料配布が行われていました。
朝から多くの方が訪れて、あっという間に残り僅かに…
ほんのり暖かい日だったこともあり、浜辺では多くの家族がカイトを揚げて楽しむ姿がたくさん見られました。
夏の海水浴以来の賑やかさ、こういった風景がずっと残って欲しいなと思う1日でした。
「津田の松原凧揚げ大会」は毎年2月の恒例イベント。
今年参加できなかった方も、是非来年足を運んでみてくださいね。
おかげさまで楽しいひと時を過ごすことができました。
来年も宜しくお願いします^^