2023年度はさぬき市の中でも津田町でのさまざまな活動が目を引きました。
そのひとつが津田地区地域おこし協力隊と津田高生コラボの
津田町の魅力を伝える新聞「あくてぃぶんぶん」の発行!
津田ふるさと海岸周辺の店舗や地元のイベントをテーマに、今年度は2号発行されました。
どのようなきっかけではじまり、どのように制作しているのか。
「あくてぃぶんぶん」制作会議の様子を覗かせてもらいました!
津田高校のちょっと面白い部活動「TDあくてぃ部」。
地域の人やイベントに積極的に関わりながら、視野を広げてほしいという期待が寄せられた部活動で、参加した生徒は活動を通して進路やまちの活性化について積極的に考えるきっかけとなっています。
津田の松原で開催されるイベント「すなはまフェスティバル」の受付・Tシャツアート展設置・展示のお手伝いや、空き家のDIYボランティア、海ごみ拾いなどに参加するほか、大人と高校生のしゃべり場配信番組『ふらコミ』のメインパーソナリティを高校生が務めるなど、さまざまな活動を行っています。
(さぬき市津田地区地域おこし協力隊/「PORTO PIZZA」の折口洋一さん)
そんな彼らが今年度から取り組んでいるのが、津田の魅力を伝える新聞「あくてぃぶんぶん」の制作。
きっかけは、さぬき市津田地区地域おこし協力隊であり、津田ふるさと海岸沿いで「PORTO PIZZA」をされている折口洋一さんからの提案でした。
(さぬき市津田地区地域おこし協力隊 折口洋一さん)
「いま津田には新しいお店が増えつつあります。
それに関わる若い人たちがどんな思いで津田に来て、どんな思いでお店をやっているのかを地元の人に伝えたくて、新聞の発行を考えました。
高校生も制作に参加してもらうことで、普段接することのない大人と過ごす時間ができる。
彼らにとってそれが刺激になるかもしれないと思い、声をかけました。」
また、折口さんのこだわりは『高校生たちが取材で感じたこと・大人とは違う感性を発信する』こと。
だからこそ取材で聞く質問も高校生に考えてもらい、最後に全体の方向性を折口さんが整えているのだそう。
それ以外は楽しんでやる!をモットーに、取材も高校生たちにとってはなかなかない出会いの機会となっている様子。
そんな「あくてぃぶんぶん」編集部の会議風景はこちら。
メンバーは編集長である津田地区地域おこし協力隊の折口さん、「TDあくてぃ部」の編集部員たち、顧問の先生。
活動は月2〜4回ほど津田高校の教室で編集会議を行うほか、実際に津田のまちへ繰り出して取材を行います。
ちなみに印刷以外はプロの手が入らないほぼ手作りの紙面というところにびっくり!
この時点ですでに発行されていた第1号は「新店OPEN&ウラツダ特集」。
A4サイズ・4ページ、フルカラー印刷で、ぎゅぎゅっとウラツダ(津田のふるさと海岸周辺)の周辺店舗の紹介が掲載されています。
メインの特集には特に新規オープンのお店として、津田出身の3人の男性がオープンしたバー「CRIB/NO NAME」とスパイスカレーの「HAGI」さんが。
中面には見開きでウラツダのマップも掲載されています。
津田ふるさと海岸周辺店舗の基本情報もあり、地図としての役割もバッチリ。
本来の目的である『どんなひとがどんな気持ちでお店をここに開いたのか』がわかるQ&A方式のレイアウトもわかりやすかったです。
それに続く第2号では、昨年度から津田の松原で10月末に開催されている「すなはまフェスティバル」を特集することに。
イベントの実行委員長やマルシェ出店者にインタビューした内容が掲載されます。
この日は取材してきた内容をどう掲載するかの相談日。
想定外のインタビュー結果を眺めつつ悩む高校生を、テーマのアンサーとなる方向へ導く折口さん。
高校生だけでは足らない部分もあり、また大人だけでは面白みがもうちょっと欲しくなる。
双方をカバーしたモノづくりが出来上がっていく様子を見せていただきました。
第2号も無事に完成し、昨年11月ごろから津田町周辺店舗で配布されています。
「すなはまフェスティバル」では高校生たち自身も来場者に手渡す様子が見られました♪
活動を通して関わってくれる大人たちがみんな優しい!と嬉しそうな津田高生たち。
編集部員の中でも津田以外のまちから学校に通っている生徒に、取材を通して感じた津田の魅力を聞いてみました!
(寶坂太陽さん・高松市屋島出身)
「自分が住んでいるまちは車通りが多くて人と話せる環境じゃないけど、津田は車も少なくて人と話ができる機会が多い。
この部活に入って津田のまちの中に入っていく機会が増えたこともあり、このまちが好きになりました。」
(漆原快さん・さぬき市長尾出身)
「津田のいいところは海があるところ。
海があれば小さい子が楽しめたり、リラックスできたり、みんなが集まって笑顔になれる。
人が集まるからこそ関わりが増えて、賑わいのもとになってると感じます。」
(田村龍臣さん・高松市牟礼出身)
「今までわからなかったことも活動を通して学べるようになって、津田っていいなと思うようになりました。
紙面づくりで津田の魅力もたくさん感じ取ることができました!」
今後の発行も楽しみな津田の魅力を伝える新聞「あくてぃぶんぶん」。
現在、折口さんのお店「PORTO PIZZA」ほかで配布中です!
ぜひ手に取っていただき、高校生ならではの視点で表現された津田のまちのよさを楽しんでみてくださいね♪
さぬき市地域おこし協力隊
お問い合わせ先/087-894-6372(さぬき市秘書広報課)
香川県立津田高校 TDあくてぃ部
お問い合わせ先/0879-42-3125(津田高校)
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posted by sanuki-asobinin at 00:00| 香川 🌁|
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