さぬき市津田町、朝日を綺麗に眺められる北山地区に新しい宿泊施設が誕生しました。
海とともに過ごす一棟貸しの宿「mimoro」。
『みまもる』というコンセプトで建てられた3つの宿泊棟はどの部屋からも津田湾が眺められ、好きな時に砂浜へとお散歩できる最高の場所。
自然と共生しながら育つように作られたこの施設。
一体どんな想いで作られたのか、見学させていただきつつお聞きしてきました。
さぬき市津田町津田から小田地区へ抜ける海岸線の半島、北山地区にやってきました。
津田湾に面したこのエリアは静かな集落と海を眺めながら走ることができる道が続く最高のドライブルート。
途中には別荘やカフェ、釣りを楽しむ遊漁船が出航する港も。
朝日が綺麗に眺められるため、地元の方は毎年この道沿いで初日の出を楽しんでいます。
道の途中、山の斜面に沿うようにできたのが新しいゲストハウス「mimoro」。
道路を走っていると突如現るこの看板が目印です。
フロントガラスから道が見えないほどの急斜面を降りるのはちょっぴり怖いんですが…
勇気を出して下に降りれば駐車場に到着。
この時点で既に波の音が聞こえてきます!
もともと雑木林だったというのが信じられないくらい綺麗に整地された敷地。
道沿いには若い木々が植えられています。
降りていく途中にメインとなる3つの宿泊棟が建っています。
箱型でスタイリッシュなデザイン。
いずれも山の中腹から海に面して建てられていて、眺めの良さは中に入らずともわかります!
宿泊棟へのガイドとなる石の道標もおしゃれ♪
宿泊棟はいずれも4名まで宿泊可能な一棟貸し。
中にキッチン・ベッドルーム・リビング・バス・トイレ・すべてが用意されています。
気になる宿泊棟の中には… 見せていただいたのは一番高い場所にある宿泊棟「CLIFF棟」。
すぐそばまで山が迫っていて、森の冷たい空気を感じながら入り口へ〜♪
あらかじめ伝えられた暗証番号をキーに入力して無人チェックイン。
到着後、誰にも会わずにプライベートスペースに入れるのは嬉しいもの。
入ってすぐダイニングキッチンがお目見え!
高い吹き抜け、自然光がたっぷり入る開放的な場所。
そして…
目の前に広がるガラス窓からは津田湾が広がっています!!!
とにかく景色を見せたい!と設置された窓は大きめ。
海の上に浮かぶ太陽と月、そして穏やかな海を行く船を眺めることができます。
満月の日には海にまっすぐ伸びる『月の道』が登場!
(「mimoro」マネージャーの須藤さんにご案内いただきました)
撮影の日は残念ながら雨が降っていましたが、屋根にトツトツと不定期に当たる雨の音や静かな空気がとてもいいなと思いました。
なんといっても料理しながら海が見られるのは嬉しい!
夜はお酒を飲みながらお肉を焼いて、朝はここでゆっくりモーニングコーヒーを飲みたいな…と思いました。
カトラリーやキッチン用品もシステムキッチンに収納されていて無駄のないレイアウト。
かつとってもオシャレなカトラリー類に惚れ惚れ。
冷蔵庫・電子レンジ・湯沸かしポット・土鍋・調味料・調理器具も完備。
コーヒーミルもあるので自分の好きな豆をもってくればお気に入りのコーヒータイムを海とともに過ごせます。
「mimoro」オリジナルのコーヒー豆も今後提供される予定だとか。
キッチンの両側にバスルーム・トイレとリビング・ベッドルームを配置。
海に向かって左手側にはすぐ洗面とバスルームがありますが、この湯船からは…
海が見えるんです!!
お気に入りの音楽や本を持ち込んで、のんびり海風呂タイム♪
おすすめは日の出前に起きて薄暗い時間からお湯を溜めて、お風呂に入りながら朝日を眺める『朝日風呂』。
とっておきの景色を独り占めできる最高の時間です♪
反対側はリビングスペース。
ふわっふわのクッションに頭を委ね、足を投げ出して寛げるのがとっても嬉しい!
もちろん目線の先には…
海があります♪
ここではただただぼーっと過ごすのもよし。
本を読んだり、お昼寝したり、コーヒーやアルコール片手に語り合ったり。
音楽や映画を楽しめる設備もありますので、自分が心地よい空間を作ってしまいましょう。
海の景色は見えなくなりますが、窓の上にあるロールスクリーンを下ろせば映画や音楽ライブも楽しめちゃいます♪
映像は天井に映せば寝転がって楽しむこともできちゃいますよ♪
さらに…
このリビングルームの横から上に上がるちいさな階段がありまして…
上はベッドルームになっているんです!!
ちょっぴり秘密基地っぽいロフトタイプのお部屋に子どもたちもワクワク!
上もこれまた眺めの良いベッドルームで文句なし。
朝、体を起こせば視界に海が入ってくる幸せな場所です。
※4人で宿泊する場合は下のリビングスペースにマットレスを敷いてくれます。
いつでも海へ行けるシチュエーションがこれまた最高! 「mimoro」のおすすめポイントはそれだけではありません!
3つの宿泊棟から山の下へと伸びる階段を進んでいけば、とっておきの場所にたどり着きます。
それが…
目の前に広がる津田湾の砂浜!!
誰もやってこないプライベートビーチです。
天気がいいと淡路島が見えることもありますが、まずはまっすぐ伸びる水平線と空の境目を楽しみたいもの。
夜は星が美しく、朝は目の前からは朝日が昇る様子も楽しめます。
到着した日の夕方、そして翌朝の朝、ぜひ散歩していただきたい「mimoro」ならではの場所です♪
「mimoro」に込めた想いとは 「mimoro」を立ち上げたのは高知で4棟のゲストハウスを運営している「合同会社とまり木」。
代表の篠田さんが2年前に津田に訪れた際、この場所を見つけ、初めて香川県に新築物件の宿を作ることを決めたそう。
いつか瀬戸内海に宿を建てたいと思っていた篠田さんですが、津田で「ゲストハウスAETE」を営む黒川さんに案内されて周辺を巡り、改めてこのエリアの『朝日の美しさ』『未開拓である東讃の立地』『関西からのアクセスの良さ』に惹かれたそう。
「mimoro」という名は日本の古典語「みもろ」からつけられたもの。
神聖な場所、守るべき場所といった意味があります。
その名が示すように、コンセプトは『見守る』。
もともと耕作放棄地だったというこの場所が雑木林へと変化していた様子を目の当たりにし、『自分たちが宿をつくることで、自然に対して何かができるのではないか』とこの場所を開拓することに。
この中で自然を循環させていけたら面白いのでは?とさまざまな試みに取り組んでいます。
山の中腹に宿泊棟を建ててみたり、山の中で日陰になる場所で過ごしていた木を敷地内に植え替えてみたり。
急斜面の中、階段や植え替えもスタッフみなさんの手で行ってきました。
満を持して2023年12月19日にオープンした「mimoro」。
これから浄化槽やコンポストも設置し、ますます自然と向き合いつつ自然を感じる場所に変化していく予定です。
これまでに宿泊した方からは「人の気配がないのでとても静かに過ごせた」「朝、波の音が聞こえて気持ちよかった」「鳥の声で目覚めた」など、自然を体感できたというレビューが続々と。
ゴールデンウィーク中の空きもまだ少しありますので、この機会に海を見守る自然の中の一棟貸しを楽しんでみてくださいね。
「mimoro」の予約は公式サイト・電話・宿泊予約サイト(一休・楽天トラベル・Airbnbより受付中です!
mimoro
場所/香川県さぬき市津田町津田3323-1【地図】 お問い合わせ先/070-9245-6244