さぬき市志度、志度駅前通りから門前通りに入り15分ほど歩けば、四国霊場八十六番札所「志度寺」に到着します。
「志度寺」といえば推古天皇33年(625年)
また、平安時代の古い文書『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』にも全国の霊験所のひとつとして『志度の道場』という表記が残されていて、中世の頃から志度寺が貴重なお寺の一つだったことが中央に伝わっていたことがわかっています。
貴重な文化財が残っているのに加え、2022年には境内が国の史跡『讃岐遍路道』の仲間入りし、歴史的にも見どころが多く、おへんろさんでなくとも注目したいスポット。そんな志度寺、意外とここならではのおみやげがたくさんあるのをご存知ですか?
四国遍路のオリジナルグッズや志度寺にちなんだ御朱印・おみくじなどなど盛りだくさん!
しかしこの4月1日より、四国八十八箇所霊場の納経時間が短縮されたことで(開始時間が朝7時から朝8時に変更)記念を授かれないまま去る方も…
そこで志度寺に導入された、とっておきのアイテムが…
おみやげ自動販売機〜〜〜!!!!
近年、飲食店の冷凍自動販売機が増えていますが、まさかの四国遍路にも自販機が!
今年は新型コロナウイルスが落ち着いて海外からのお遍路さんが戻ってきたことや、4年に一度の逆打ちの年ということもあって、例年以上に多くのお遍路さんが参拝。
なかには朝早く・夕方遅めに札所を訪れる方も。
自動販売機なら24時間いつでも記念のおみやげを授かることができます♪
気になるラインナップですが、参拝に必要なロウソク・線香、交通安全や龍のお守り。
志度寺のオリジナル手ぬぐいも!
今だけのオリジナルグッズ、弘法大師御誕生1250年記念のトートバッグもありました!
黒地にゴールドの文字入りで素敵なデザイン。
参拝グッズもたっぷり入ります。
かわいいお遍路のキャラクターが描かれた四国遍路のオリジナルメモ帳はお子さんにも人気!
日常でのメモはもちろん、遍路宿やお接待時のお礼を書く時にも使えそう。
こちらは外国人お遍路さんに使ってほしい「88英語トランプ」。
トランプの絵柄が八十八の札所の写真になっています。
結願後はこれで遊びながら長かった巡礼の旅に想いを馳せても…。
これは一体!と度肝を抜かれたのが「閻魔大王 地獄の釜揚げうどん」!笑
実は釜揚げ・味噌煮込み・かけの3タイプが納経所に置いてあるのですが、自販機には馴染み深い『釜揚げうどん』がありました。
これは可愛い!!と思ったのが「閻魔おみくじ」。
志度寺といえばかつて「死渡寺(しどじ)」と表記されていたこともあり、極楽浄土へと続く『あの世とこの世の境目』として考えられていた背景があります。
そのため境内には「閻魔堂」や三途の川のほとりで亡者の衣服を剝ぎ取りる「奪衣婆」のお堂といったあの世にちなんだものがあるんです!
(閻魔おみくじは納経所でも授かることができます♪)
とってもかわいい閻魔様のおみくじ、せっかくなので私もいただくことに!
閻魔堂の前で引きますよ〜!
ドキドキ!!
足元を失礼して中からおみくじを取り出します。
その結果は…
『吉』ーーー!!
「時が来れば思うままになります…」という嬉しいお言葉も。
閻魔堂の前で開くと閻魔様から頂いた言葉としてしっかりと心に留めることができました。
ぜひあなたも「閻魔おみくじ」を開くときは境内の閻魔堂でどうぞ〜!!
志度寺のおみやげ自販機は志度寺北側の海沿いにある志度寺専用駐車場内にあります。
参拝時はもちろん、県外から来られたお客様のちょっと面白いお土産スポットとして案内してみるのもアリですよ〜!
この週末は願いを届ける柴灯護摩供養へ