2024年05月31日

年に一度の「Tyrell」工場見学に行ってきました!!@寒川

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こんにちは!学生ライターのたむゆきです!
今月はさぬき市でスポーツ自転車に初挑戦!

4月27日(土)・28日(日)に開催された、さぬき市寒川町神前にある自転車ブランド「Tyrell」工場のオープンファクトリー『Tyrell Festival 2024』に行ってきました♪

工場見学では、普段は入ることのできない自転車工場の中をTyrellスタッフの方が詳しく解説してくれます!

さらに、試乗体験もしてきました!

今回は、工場見学の様子と試乗体験の感想をレポートします!
さぬき市の自転車ブランド「Tyrell」は、2004年に代表取締役の廣瀬将人さんが自宅納屋でタイヤの小さい自転車を作ったことをきっかけにスタートしました。これまでに様々なモデルが生み出されており、軽くて速い自転車を作を作っているのが特徴です。

「Tyrell」の工場は、さぬき市寒川町、JR神前駅からしばらく歩いたところにあります。

『Tyrell Festival 2024』では、工場見学や試乗体験のほか、サイクリングツアーやカーボン体験も行われていました!

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普段は工場を開放しておらず、工場の様子を見学できるのはイベントのときのみで年一回の限定!
普段は見学ができない工場を一般の方に開放し、Tyrellをもっと身近に感じてもらいたい!ということで、始まったのがこの工場見学ツアーだそうです。

私にとって工場見学は小学生以来なので、楽しみです!

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(スタッフさんが入口前でピースでお迎え!)

いよいよ工場見学スタートです!
天井にはオリジナルフレームが釣り下がっています。

まずは、自転車を海外で全て製造した方が安く済むのに、どうしてTyrellはさぬき市の工場で作っているのかについて教えてくださいました。

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「自転車に乗る感動を味わってもらうためには、まっすぐ走る自転車を作らなければいけません。
台湾などの海外でフレームを作って欲しいと言っても、細かいし大量生産ができないから嫌だと言われるので、このさぬき市の工場で自分達で作っています。
厳密にいうと台湾などで製造したの自転車はフレームには2ミリほどのズレがありますが、
Tyrellの作った自転車は仕上がり0.5ミリしかありません。
自転車を運転するのには問題ありませんが、乗り比べると明らかに違います。」

長い時間乗っていると、積み重ねで違いが出でくるのだとか。

パイプは意外にも鉄で作っており、その理由として、
鉄だと薄く軽く作れるうえに、強度が高いので細いパイプでしならせることができるのだそうです。

続いて、パイプをカットする工程を見学!
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パイプをカットした後、平たいところでパイプを転がすことで、パイプに反りがないかを一つ一つ確認して調べます。
僅かな反りが、自転車全体の歪みに繋がるので、こういった細かいチェックが大切なのだそうです。

素材の検査、反りを揃えてのカット、仮付け、本溶接、フレームの最終検査を厳しい目で行って、やっとフレームだけが完成します。
これだけの細かいチェックを1人で行っているため、1日に製造できるの台数も限られています。
見学されていた自転車好きのみなさんもTyrellの製造のこだわりを体感し、その精密さに驚いていました。

続いては、組み立ての様子を見学です!
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接合の穴のチェックや、より細かいパーツとの照合を行っていきます。

タイレルのフレーム品質はミリ単位でこだわっています。
わざと1.5から2ミリのズレがあるものを接合の穴でチェックすると、まったく穴に入りません。

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速さはもちろん、走りの快適さを提供するために0.1ミリのズレも許さないフレームと、すべて手作業で丁寧に確認していることに驚きました。
これだけの制度であれば高価なのも納得ですね。

カーボン成型に欠かせない窯の説明もしていただきました!
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カーボンフレームはカーボンの層を何層にも重ねることでできているのだとか。
自転車とは関係ないですが、この窯で焼き芋をつくってみたらものすごく美味しかったそうです!食べてみたいですね…

工場見学では、専門的な話の質疑応答で盛り上がっていました。

工場壁面にはタイレルの歴史を知るパネル展示もあります!
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作る人の熱い思いが聞けてとても勉強になりました。

次に、試乗体験をしてきました!

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スポーツ自転車といっても乗る人のレベルや目的に合わせて、こんなにも種類があることに驚きました。

まずは、スポーツ自転車の乗り方から丁寧に教えて頂きました。

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サドルに乗って、つま先が地面に接地するくらいの高さ、そしてペダルに足を乗せた時に膝が少し曲がるくらいの高さがベストだそうです。

(余談ですが、帰宅後に普段乗っている自転車(いわゆるママチャリ)のサドルの位置を教えて頂いた高さに調整変してみたらとても漕ぎやすくなりました!)

スポーツ用自転車に乗るのは人生で初めてなのでワクワクします!

この日は初心者向けの「IVE」→IVEよりも軽い走りを楽しめる「FSX」→メイドイン讃岐車「FCX」の順で試乗しました!

まず最初に試乗したのはIVEで、初心者にオススメの一台だそうです!
色がかわいいです!
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タイヤがとっても小さいですが、いざ乗ってみると前にスイスイ進みます!

直線で一気に加速!景色を楽しみながら走るのは気持ちがいいです!!


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足の力をそんなに使わなくてもぐんぐん前に進んでいくので、スピードを出しても全く疲れません!



2番目に試乗したのはFSXこのかっこいいカラーはの名前は「せとしるべルビーレッド」です!
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さきほどのIVEと大きく違うのは、ハンドル部分

このハンドルでは、疲れたときにハンドルの持つ場所が変えられるので疲れを分散でき、1番下の曲がっているところを持つとより前傾姿勢になりスピードが出せるので風の抵抗を小さくできるというメリットがあります!

私が普段乗っている自転車はギアが変えられないので、坂や自分の出したいスピードに合わせてカチカチ押してギアを変えるのが新鮮で楽しかったです!

ハンドルの形が違うのでうまく乗れるか不安もありましたが、前傾姿勢で漕ぐのは初めてで楽しかったです!
先ほどのIVEよりもよりスピードが出せました。

そして、最後に乗ったのはFCX!
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S、M、Lの3サイズがあり、私はSサイズに乗りました。サイズがちょうどいいこともあって、乗りやすいです!


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最初に比べてスポーツ自転車に乗るのも慣れてきました。

どれも漕ぎやすかったのですが、最後に乗ったFCXが試乗した中では一番のお気に入りです!

今までは移動手段としてしか使っていなかった自転車ですが、サイクリングの楽しさに気付くことができ、いつかいろんな所をサイクリングしてみたくなりました!!


ちなみに、IVEとFSXは折り畳むことができ、次の写真のような手順で簡単にできます!!

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あっという間にこんなにコンパクトに!!

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片手で持ち上げられるので、女性でも簡単に持ち運びできます!
このサイズだと、玄関や室内に置いても全くスペースを取らないです!

折りたためる自転車なのに、快適に乗れるうえに速さが出せるので凄いなと思いました!!


試乗体験の後は、出店されていたうどんを食べて、カフェオレを飲みました!

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運動した後の食事はより一層美味しく感じます!

試乗体験を通して、移動手段としての自転車から、サイクリングなどで乗ることを楽しむ自転車へとイメージが大きく変わりました!!

皆さんも趣味としてサイクリングを視野に入れてみてはどうでしょうか??


Tyrell Festival 2024 ※終了
開催日時/2024年4月28日(土)・29日(日)
開催場所/タイレルファクトリー(香川県さぬき市寒川町神前1430-1【地図】)
お問合先/0879-49-1613
タイレルホームページ→https://www.tyrellbike.com/

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posted by sanuki-asobinin at 19:14| 香川 ☁| Comment(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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