現在はさぬき市造田の田園風景の中、工場と事務所を構えています。
もともと7名いたスタッフはコロナ禍に入り仕事ともに減少。
現在は鎌倉さんご夫妻と4人のスタッフさん、協力工場さんの手を借りて多数のアイテムを製造しています。
ゴルフアイテムはミドルシニア層をターゲットに展開しており、ヘッドカバー・手袋・ボールポーチなどを製造しています。
特にキルトのヘッドカバーは、かつてブームになったことを知っているユーザーに「ノスタルジーを感じる」と大人気!
カラーカスタムのできる合皮バージョンもあり、こちらは自分だけの色や勝負カラーに染めたいという方に人気だそう。
もう一つのデイリーユースシリーズはバッグがメイン。
A4サイズのファイルやノートPCもすっぽり入るトートバッグやミニカーゴ、ボストンタイプ、ショルダータイプのミニバッグなどがあります。
それらのいずれも『痒いところに手が届く』仕様!
その特徴はまっすぐな香川県産天然桜の木のハンドル。
木で作ったハンドルはこれまでにもありましたが、大抵の形は丸型。
まっすぐなものは珍しく、その姿は鎌倉さんの一途なものづくりへの想いをそのまま表しているよう。
(「KAMAKURA HANDS CRAFT」鎌倉さん)
「コロナ禍で注文も減って、時間を持て余していたときにできたのがこの形。2021年に生まれました。
もともとのイメージはラーメン屋さんが出前の際に料理を運ぶために使う特殊な取手付きの箱「オカモチ」です。
持ち手は当初北米産のウォールナットでしたが、香川県でダム工事の際に伐採される桜の木があるというのを聞いて、それを使用することにしました。
そして生まれたのが『桜カーゴバッグ』です。」
なにより日本人に馴染みのある木ということもあって、使えば使うほど愛着が湧いてきます。
バッグの素材にも日本製の帆布を使用しており、厚手で丈夫なのが嬉しいところ。
通常のものよりも撥水が効いているため汚れに強く、使いやすさから2・3種色違いで購入する方も!
8色の色展開があるのも選びやすいポイント!
通年通してどのカラーも人気で、春は明るい色、冬は落ち着いた色と、季節により色を使い分ける方もいるのだそう。
そんな「桜ミニカーゴバッグ」は「おもてなしセレクション2023」「グッドデザイン賞2023」を受賞しています。
形のバランスの良さや、天然林の桜を使用したことによるサーキュラーエコノミーが評価されたそう。
(写真左2つ/ファスナータイプ・右2つ/桜ミニミニカーゴバッグ)
ほかにも天然桜の持ち手を使用したシリーズは、A4トート・ミニミニカーゴ・ファスナータイプと毎年新商品が登場。
今後は京都の着物の生地で作る「桜和装カーゴバッグ」も登場予定!
着物に合うものを作って欲しいというリクエストから生まれたアイテムですが、カジュアル着のアクセントにも良さそう!
(「KAMAKURA HANDS CRAFT」鎌倉さん)
「これからも『持っていて楽しい!』をキャッチフレーズに今後もブランドを育てていけたらと思っています。
実際に桜ミニカーゴは『持っているだけで気分がアガる!』と言ってもらえたアイテム。
今後もこのスタイルは変えず、唯一無二のものづくりをしていきたいと思います。」
出会った人からもらったヒントもすぐ形にできてしまう鎌倉さん。
今後もワクワクするようなバッグの世界を見せてくれるはず!
「KAMAKURA HANDS CRAFT」の展開がこれからも楽しみです。
