さぬき市志度と長尾のちょうど真ん中にある造田地区。
ここで明治時代から果樹園を営む「飯田桃園」さんにやってきました。
現在は1.5ヘクタールの農園で8種の桃と6種のすももを栽培しており、収穫の始まる毎年6月末ごろから志度山川線沿いの直売所で獲れたてのものを販売しています。
7月3日の朝、直売所の前を通る子どもたちの姿が。
地元の造田小学校3年生のみんなです。
今年5月30日にすでに桃の袋がけ体験で農園を訪れていたという子どもたち。
いよいよこの日収穫!ということで、ワクワクしながら向かっていました。
気になる桃の出来具合は…?
周りを見てみたらわかるけど、落ちてしまったものが多くて発酵した匂いがしています。」
たしかに周りを見てみると例年以上に桃が落ちています。
前日までたくさん雨が降ったおかげで農園は蒸し暑く、発酵した香りでいっぱいに。
大きくて美味しそうな桃がたくさん落ちているのがとっても残念…。
(「飯田桃園」飯田栄一さん)
「また、今年はいつもより収穫が早くなっています。
外は最高にできたけど中は水っぽくなってしまって日持ちがしなくなっている。
昨日の夜から雨がたくさん降ってしまって、みなさんが袋がけしたものの中には落ちてしまったものもあります。」
まずは自分の袋がけしたものを見つけにレッツゴ〜!!!
しゃがんだり、背伸びしたり。
葉の間から袋を探すのも結構大変!
「〇〇さんの、ここにあるよー!」と教えてあげる仲良しの造田キッズたちにほっこり。
「見つけたーーー!」という声につられて行ってみると、そこにはカタツムリが。笑
袋を次々と発見するも「中身が入ってない…」とショックを受ける子どもたち。
地面に落ちずに袋の中で残っていたのはなんと1個だけでした。
去年は袋のまま下に落ちてしまったものが多かった分、今年はしっかりと袋をかける練習をして臨んだため袋は木にバッチリ残っていました。
しかし桃だけが落ちてしまうという結果に…
どの桃も袋がパンパンになるほど成長して、とっても美味しそうなピンク色に染まっていました!
傷つけないように、ゆっくりと両手で下に引いて獲るのに苦労しながらも、ゲットできた時はみんな嬉しそう!!
農園にくる前、学校で桃がどのくらい大きくなるか予想してきたという子どもたち。
「15cm!」「30cmくらい?」「頭の大きさくらい!」とみんなの想像も幅広かったようですが…
実際の桃を見て、「大きい!!」と感動していました。
「バッチリ収穫できたよー!!」と報告しに来てくれる姿がとってもかわいかったです!
最後はみんなで桃ポーズ!!!
感想もたくさん聞かせてくれました!
「簡単に木から獲れたよーー!」
「桃が子どもの時は小さかったけど、大人になったらすごく大きくなってたのでびっくりした!」
「家に帰ってからアイスクリームの上に切った桃をのせて食べるのが楽しみ!」
「雨のせいで桃が無くなってたから悲しかったけど、飯田さんが桃をくれて嬉しかった!」
今年も子どもたちに桃を手に取ってもらえて嬉しそうな飯田さん。
未来に繋いでいきたい地元の景色を見せてくれる達人と子どもたちが触れ合える時間があるのは貴重だと思いました。
来年は袋に桃が残りますように〜!!
定休日/不定休。台風がきたらお休み。
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