8月17日(土)津田の松原にて「瀬戸内海国立公園指定90周年記念花火大会」&「津田まつり」が開催されました。
例年通り地元の夏祭りである「津田まつり」を楽しもうと、市民のみなさんはもちろん県外からも多くの人が津田町に集まりました。
尺玉を含む3000発の花火やメッセージ花火などが津田の夜空に花開く一夜。
真夏の夜の夢のような光景を写真でご紹介します!!!
毎年お盆の時期に開催されているさぬき市津田町の夏祭り「津田まつり」。
今年はラストを飾る花火大会が県主催の「瀬戸内海国立公園指定90周年記念花火大会」とコラボし、例年以上に規模の大きいイベントとなりました。
3000本の松が並び、白砂青松の美しい香川県内でも有数の風光明媚な「津田の松原」。
この場所を含む瀬戸内海が日本の国立公園第一号のひとつに認定されたのには、さぬき市出身の小西和さんが尽力されたからこそ。
さぬき市で記念花火が開催されるのにはそういった意味も込められています。
「津田まつり」は16:30から、記念花火大会は20:00からのスタートですが、会場には開始前から多くの人が詰めかけていました。
会場近くの臨時駐車場は16:00時点で満車に。
駐車している車のナンバーを見てみると意外と関西や岡山など県外が多いのにもびっくり!
歩行者専用道となった松原内の道路もこの通り。
人が四方八方から会場目掛けて歩いてきています。
その頃の花火大会観覧場所となる津田の松原の砂浜の様子。
波打ち際の手前にロープが張られ、レジャーシートを手に場所を決めようと歩く方や、すでにのんびりと待っている方が多数!
カメラマンの方もさまざまな場所に早くから三脚を準備されていました。
みなさんの花火にかける情熱を感じます!
「津田まつり」がはじまりました!
16:30になると「津田まつり」もスタート!
オープニングを飾る地元の子どもたちによるマーチング演奏や津田まつり伝統の「精霊踊り」は大人気!
暑い中みんな頑張っていました。
メインロードである参道(松原にある津田石清水神社の参道です)には多くの露店が並び、その間をかなりの人が歩いています。
おおっ!!イベント限定うちわも発見〜〜!!!
記念に貰ってしまいました♪
地元の各団体さん、肉団子が名物の鶏肉専門店「とり義」さん、手作りのおやつがおいしい「長田幸福堂」さん、讃岐ならではの天ぷら屋「朝見商店」さんなど、津田おなじみのグルメラインナップにほっこり。
お祭りでは昔からあったというおでん串も発見しましたよ〜!
参道の北の端にある御旅所は今回の花火大会のために特別に設けられた有料観覧席。
目の前の水平線をパノラマで眺められる最高の場所。
見晴らし良し!!!と津田湾の眺めを楽しんでいると、どこからともなく大きな船が…
今回3000発を打ち上げる台船です!!
浜からすぐ近くの場所までやってきたのですが、かなりの大きさ!!!
かわって津田の松原西側にある津田ふるさと海岸にやってきました。
「PORTO PIZZA」横ではウラツダ(津田ふるさと海岸周辺エリア)の人気店がテントを出して特別に露店を準備中。
17:30時点では津田ふるさと海岸にはあまり人がいませんでしたが、徐々に人が集まってきていました。
砂浜の手前に階段があり、椅子がなくても座って見ることができるふるさと海岸。
津田の松原では『寝花火』ですが、こちらでは『座り花火』が個人的に好きなスタイルです。
いよいよ打ち上げ!!
さあいよいよ打ち上げ時間が近づいてきました!!
津田の松原の砂浜も19:30でこの通り!
海の家も大盛況のようです♪
19:45にはオープニングセレモニーとして香川県の池田豊人知事が挨拶されました。
(池田豊人 香川県知事)
「ずーっとこの日をワクワクして待っていました!みなさんもきっと同じ気持ちだと思います。
これからの花火をしっかり楽しんでくださいね!
そして今年は瀬戸内海が国立公園になって90年。
この大事な瀬戸内海をみんなで守って、次の世代につなげていく新しい1日にしたいと思います。」
次にさぬき市の大山茂樹市長も登場されました!
(大山茂樹 さぬき市長)
「今年は池田県知事のご配慮で3000発の花火を上げられることとなりました。心から感謝します。
交通渋滞の中、この津田の松原に来ていただいたみなさん、本当にありがとうございます。
瀬戸内海が国立公園になったきっかけは、さぬき市長尾出身の小西和さんが『瀬戸内海論』という本を書いたことです。
今を生きる私たちはそういった先人たちの知恵を受けて、発展させなければと思っています。
地元の皆さんがこれまで守ってきたことがこの花火大会につながっていると思います。感謝いたします!」
続いて花火大会開幕前に、この記念花火に向けて一般の方に募集していた「メッセージ花火」の打ち上げが行われました。
全部で5組の方が書かれたメッセージは大切なパートナーや愛する家族に向けたもの。
目の前の台船より華やかな花火が上がり、心温まるひとときとなりました。
そして本番! 瀬戸内海国立公園指定90周年記念花火大会がスタート!!
次々と津田湾の空に花火が打ち上がりました!!!
例年、最大でも4号玉だった津田の花火大会。
いつもより数100メートル沖で打ち上げているのにもかかわらず、視界いっぱいに花火が!!
もちろん、いろんな形をした花火も登場!
「あれ、ニコちゃんマークだ!」「チョウチョかな?」と言った当てっこの声も。
さらに今回は津田初の10号玉(1尺玉)登場!!
ドンとこれまでにない大きな打ち上げ音が鳴るとともに会場中のみなさんが沈黙…
夜空を覆うような大きな光の流線に「わあっ!!!」と大きな歓声と拍手が!!
打ち上がる度に小さい子どもたちが喜ぶ声も聞こえてきて、その様子がとても可愛かったです。
あまりにも近すぎてフレームに入りきらない〜〜!
頭の上に降り注いできそうな近さにヒヤヒヤ。
そして津田湾の水面に映る様子も美しかったです♪
ラストは畳み掛けるような連発花火と大玉で夜空を飾ります!!!
撮影しながら自分も「やばーー!」「すごーーー!!」の連発。
語彙力を失う迫力とはこのこと!!!
そして「津田まつり」恒例の『オワリ』の花火!!!笑
毎年『オワリ』とカタカナで描かれた花火が打ち上げ場所に点るのを見て、「今年も夏が終わるなあ」と感じていましたが、、、
今年は同時にアンコール花火も数発上がり、特別感満載のラスト。
多くの拍手で締め括られた「瀬戸内海国立公園指定90周年記念花火大会」でした!
尺玉含む3000発の花火がまさか津田で上がるなんてと、毎年「津田まつり」に参加している者としては夢のような時間。
この記念花火を通じて、津田の松原の砂浜の心地良さ、海から吹く風、松の間を歩くときの気持ちよさを感じてもらえた方が、またここに遊びに来てくれると嬉しいです。
津田の松原ではお祭りが終わっても海水浴を楽しむことができますし、かき氷やラーメンの美味しい海の家も営業していますので、のんびりしたくなったらぜひ足を運んでくださいね♪
「瀬戸内海国立公園指定90周年記念花火大会」※終了
開催日時/2024年8月17日(土)20:00〜
場所/津田の松原・津田の松原海水浴場
「津田まつり」
開催日時/2024年8月17日(土)16:30〜20:00
場所/津田の松原内「津田石清水神社」参道
お問い合わせ先/087-832-3462(香川県みどり保全課)・087-894-1114(さぬき市商工観光課)