「瀬戸内国際芸術祭」は2010年の第1回開催より『海の復権』をテーマに掲げて、3年に1度、瀬戸内の島々と沿岸部を舞台に開催されてきました。
アート作品と地域の自然・文化・歴史・暮らしを同時に体験できるイベントとしておなじみとなっており、次回の2025年で第6回を迎えます。
昨年9月に「瀬戸内国際芸術祭2025」での取り組み方針が発表され、新たに香川県沿岸部の開催エリアが3つ増えることに。
さぬき市の志度・津田エリア、東かがわ市の引田エリア、宇多津エリアが新たに仲間入りしました。
さぬき市では昨年10月、アーティストのための現地視察会と検討会を行った結果、志度・津田エリアにて、自然・文化・歴史をテーマに取り組むことが決定!
景勝地である「津田の松原」や四国遍路の上がり3か寺の歴史を盛り込んだプログラムが期待されています。
また、春・夏・秋の3シーズンのうち、8月1日〜8月31日の31日間(夏会期)に開催することが決まりました。
今回の広報用ポスターも津田の松原で撮影されたとのことで、期待が高まります!
さぬき市では芸術祭の成功に向けて、今年7月より志度・津田地区で活動する観光・地域づくりの機関・団体を集めて準備会議を開催し、8月1日に「瀬戸内国際芸術祭さぬき市実行委員会」を設立。
実行委員会はさぬき市大山茂樹市長を会長とし、各自治会・観光協会・商工会・津田の漁業関係者・文化財関係者・地域の観光資源を守り発信している24の民間団体・教育機関がずらりと顔を揃えています。
それらの機関・団体が、「おもてなし」「観光PR・誘客」「受入環境整備」という3つの実施部会に分かれて具体的な内容を話し合い、どんなふうにさぬき市で受け入れをしていくかを決めていきます。
たとえば「おもてなし」部会では、来場者への郷土料理や手作り品の提供・お接待・まちのガイドなどを。
「観光PR・誘客」部会では、さぬき市ならではの体験を提供したり、特産品やおみやげもののPR、関連イベントの実施を。
「受け入れ環境整備」では、来場者がまちを歩く時に心地よく過ごせる環境の見直しや混雑対策、宿泊・滞在促進などを実施します。
具体的な活動としては、忽ち9月中旬ごろに集客&プロモーションのアイデア出しについてのワークショップが開催。
秋〜冬ごろにはさぬき市で活動するアーティストが決定するため、そこから作品制作の協力や受け入れ体制の具体案を出したり、限定メニューの開発や会場周遊の企画、ボランティア組織の設立、プレイベントなどを行う予定です。
瀬戸内国際芸術祭に積極的に関わりたい!という一般市民や今回実行委員会に関わっていない団体・グループもボランティアとして活動できるよう、受け入れ体制を整えていくそうなので大期待です!
実行委員会の副会長となられた「一般社団法人さぬき市観光協会」代表理事の尾崎さんは…
「2025年は大阪万博だけでなく、香川県に新しい県民アリーナができ、すでにいろんなイベントが企画されて相当数の人が香川にやって来ることが予想されます。
いろんな意味で2025は節目の年。
さぬき市での開催をもって外部に市の魅力を発信でき、にぎわいを創出できたらと思います。」
「おもてなし」部会の代表となられた「さぬき市婦人団体連絡協議会」の藤井さんは…
「力を合わせて案を出し合って、みんなが『さぬき市に来てよかったな』と言ってもらえるような機会にしたい。」
我が町での初めての「瀬戸内国際芸術祭」開催に向けて不安がありつつも、新しいことへのチャレンジに期待する声も多く、今後の展開も楽しみ。
実行委員会の活動については開催まで追っかけ取材をしていく予定ですので、続いてのレポートをお楽しみに♪
瀬戸内国際芸術祭さぬき市実行委員会
お問い合わせ先/087-894-1233(さぬき市観光推進室)
瀬戸内国際芸術祭
公式サイト https://setouchi-artfest.jp/