来年の瀬戸内国際芸術祭2025、さぬき市開催の夏会期まで1年をきりました!
開幕にむけて地域での受け入れ態勢を固めていこうと、10月2日(水)さぬき市役所にて、瀬戸内国際芸術祭さぬき市実行委員会の第1回ワークショップが開催されました。
今年8月1日に瀬戸芸にむけての実行委員会を設立したばかりのさぬき市。
キックオフイベントとなるこのワークショップは外部から専門家の方を迎えて、どんな姿勢で来場者を迎えるのかを実行委員みんなで考える場。
参加したみなさんからは終始笑顔が見られました。
工夫を凝らした対話型のワークショップの様子をご紹介します。
この日集まったのは、8月1日に設立された瀬戸内国際芸術祭さぬき市実行委員会に所属する市内の22団体の代表者や担当者たち。
年齢も職種も違う、30名以上のみなさんが、円に並べられた椅子に着席した状態でワークショップがスタート!
ファシリテーターを務めるのは、さぬき市の魅力再発見やインバウンド誘客にむけてのアドバイスをされている外部専門家、株式会社まちづくり観光デザインセン ター代表取締役のかとうけいこさんです。
地域や専門分野を乗り越えた「オールさぬき市」で、来年夏の瀬戸内国際芸術祭2025 を盛り上げていくために、、、
まずは簡単なゲームから!
誕生日ごとに席替えをして、そこからのマンツーマン自己紹介。
少しずつペアを変えながらお互いに褒め褒めタイム!
最初は肩が上がっていた参加者のみなさんもだんだんと朗らかな表情に
こういった時間を最初に取るのは、参加者の体温を上げて発言しやすい空気をつくるため、とかとうさん。
続いて6名〜8名に分かれてグループディスカッション。
お題は…
「来年の瀬戸内国際芸術祭2025にどんな人に来てもらいたいか」
「その人にどんなことをしてあげたいか」
できるだけ具体的に考えて書き出す作業!
まずは1人で考え、次にペアになった人とその意見を出し合います。
最後はグループでどんな意見が出たかを発表!
一番多かったのは、「もともと地元に住んでいたけれど、今は県外にいる家族や親戚に来てもらって、さぬき市ならではの美味しいものを食べさせてあげたり、おすすめの風景を見せてあげたい。」という意見。
ほかには「海外の友人に志度の桐下駄鼻緒つけ体験をしてもらいたい」といった意見も。
かとうさんは、関西方面からのアートに興味がある若い女性グループや、夏休み中の親子・3世代ファミリー、瀬戸内海に興味を持つ外国人など、過去の瀬戸内国際芸術祭の来場者を参考に予想。
これに加えて、「新しい大河ドラマをきっかけに平賀源内に興味を持った人」や「四国遍路を希望する外国人」なども挙げられていました。
(株式会社まちづくり観光デザインセン ター代表取締役 かとうけいこさん)
「誰に、何を、どのように、届けるか。それを具体的に決めること。
また、得意なことにやる気がある人が取り組み、周囲の人は評論家にならずに応援すること。
それが短期間で結果を出す秘訣です。」
来年3月まではそういった要点を押さえつつ、ワークショップが続いていきます。
今後は、先日新潟で開催された「大地の芸術祭」への視察に参加した方からの報告会や、瀬戸内国際芸術祭に第1回から関わっている実践的研究者のお話、ボランティアに関するお話などを行う予定とのこと。
より具体的なビジョンが見えてくるワークショップを経て、さぬき市に観光誘客の達人が増えそうな予感!
今後の瀬戸内国際芸術祭さぬき市実行委員会の活動にも注目を!
瀬戸内国際芸術祭さぬき市実行委員会
お問い合わせ先/087-894-1233(さぬき市観光推進室)
瀬戸内国際芸術祭
公式サイト https://setouchi-artfest.jp/
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