さぬき市冬の特産品「自然薯」が今年もできあがりました!
大川町の山間部で作られる自然薯はお歳暮にも大人気。
今年も11月末から販売が始まりますよ♪
南川自然薯研究会のみなさんによる今年の自然薯初堀りの様子をご紹介します!
さぬき市の南部にある大川町南川地区は冬の特産品「自然薯」の名産地。
昼夜の寒暖差が激しく水はけの良い土地を生かして、昭和62年から自然薯を栽培。
南川地区では「南川自然薯研究会」を立ち上げ、農家さん自身が良い自然薯を作るために土づくりから研究を重ね続けています。
ちいさなむかごから2年かけて土の中で作り上げた自然薯を掘り出す瞬間は、農家さんにとっても感無量のとき。
そんな初堀りを今年も見せていただけるということで、11月13日(水)、南川の自然薯農家 小倉広士さんの畑にやってきました。
例年だと足元から冷えこむくらいの時期ですが、この日は厚めのジャケットを着なくても過ごしやすく、改めて暖冬であることを実感。
このアーチが自然薯畑の目標。
絡みつく葉が紅葉してきたら自然薯の出来上がりの合図なのだとか。
南川の自然薯の葉はまだ緑色でしたが、お歳暮として県外へ発送したい方が多いことから毎年少し早めに収穫をお行なっているのだそう。
今年も11月中旬から収穫が始まり、11月末には販売が始まります。
さあ、初堀りのはじまりです!!
待望の今年の自然薯の出来はいかに?!
土を掘るまで全くわからないため、ベテランの自然薯農家さんもドキドキ!!!
綺麗に作り上げた畝の土を掘り…
出てきたのは波型の板。
ごろん、とひっくり返すと…
自然薯が出てきました!!!!
まっすぐで太い、立派な自然薯です!!!
先輩の自然薯農家さんたちも「おおー、立派じゃ。」とホクホク笑顔。
自然薯はまず小さなむかごを種芋として育て、それを波板の中に入れて土の中で育てます。
気温の変化や水はけの悪さによっては腐ってしまったり、ぐにゃぐにゃに曲がった芋ができてしまったり…
まっすぐに作り上げることが本当に難しい農作物であると、自然薯研究会のみなさんはおっしゃっていました。
今年は33才〜77才までの10軒の農家さんが5000本の栽培をおこなっています。
しかし夏の暑さが厳しく、土がからっからに乾いてしまったために水撒きなどの作業も行なったそう。
近年少なくなっていたイノシシも復活し、被害を受けた畑もあったのだとか。
(自然薯農家最年少、33才の小倉さん。)
初堀りを披露してくださった自然薯農家8年目の小倉広士さんは、
「今年は春に雨がたくさん降ったため、桜の時期に種を植えるところが5月までずれ込んでしまいました。
そんな中でも長さ60〜80センチの良いものができました。
個人的には1月から例年以上にいろんなものを土に混ぜてみたりして土づくりを頑張ってみました。
暑い日に虫をとったり、水やりしたりと大変でしたが、例年通りのものができてよかったです。」
夏の酷暑のおかげか、むかごの収量が例年より格段に少なくなったり、夏の作業が短時間しかできなかったりと、環境変化によって年々自然薯をつくるのも大変になってきている様子。
そうして出来上がった自然薯を今年もありがたくいただきたいと思います!!
今年の自然薯販売について
(毎年大行列の自然薯販売)
今年の「南川自然薯研究会」の自然薯販売は、11月29日(金)9:00から「南川自然の家」でスタート!
ここ数年は農家さんが減って収量も全体的に減っていることから、5日ほどで売り切れることが予想されています。
どうしても手に入れたい!という方はお早めに足を運んでみてくださいね。
(↑ 箱入り秀品)
一番人気は太く、まっすぐ長く、美しい秀品2.0kg(6800円)・優品2.0kg(6000円)の箱入り。
贈答用として県外に送る方に人気ですが、ゲットするなら朝一番に買いに行くのがおすすめです。
(↑ 袋入りの2級品)
ご自宅用なら2級品(2400円〜)・等外品(1600円〜)でも十分美味しくいただけます♪
栄養満点の自然薯をたっぷり食べて、感染症に負けない冬を過ごしましょう!
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