さぬき市津田に移住した五味俊介さんによる写真展「津田にきてよかった」展が Khimaira Galleryで開催されています。
津田に移住して、津田の良さがわかって、津田が好きになった気持ちを表現しようと開催された写真展。
ここに住んでいるからこそ切り取ることができたという風景を見に、足を運んでみませんか?
あなたが知らない津田の姿、あなたの好きな津田と同じ姿が見つかるかも?
写真展への思いを五味俊介さんにもインタビューしてきました!
(五味俊介さん)
「何か音楽に変わる表現が欲しくてずっと探していました。
映像も面白そうだなと思ってスマートフォンで動画制作をしていたこともあるんですが…ある日さぬきベースに遊びに来てくれた人がカメラを貸してくれて写真を撮りはじめたんです。
そのカメラを返却しなくてはいけない日がきてしまって。
これはもう自分用の本格的なカメラを買おう!と思ったのが写真をはじめたきっかけです。」
(志度で開催された「さぬきバル2023」ではカメラマンとして撮影を担当されていました)
五味さんが選んだのはSONYの一眼ミラーレスカメラ。
独学で操作や表現を身に付けたり、アシスタントをしながら徐々にテクニックを覚えて撮影を続けていくうちに七五三やイベントの撮影を受けるようになったそう。
と同時に、都会から移住してきた五味さんの中では住んでいる津田のまちの良さがじわじわと浸透。
だんだんここ(津田)が好きになってきた。
そんな思いが今回の写真展につながりました。
(五味俊介さん)
「さぬきベースでは一年の始まりに『今年は何をやろう』とみんなで話をするんです。
津田に来てもう3年目の2024年はチームではなく個人の活動もやっていこうという話になって。
それなら自分は写真展をやろうと決めたんです。
津田のおかげで今の自分がある。だから津田で撮った写真を展示したいと、そこから改めて写真展に向けての撮影を始めました。」
住んでいるからこそ撮れる津田の日常。
津田川や津田の松原、津田の人たちを毎日追いかけ、撮影した多くの写真。
その中から迷いに迷って自信のあるものを11枚選んだのだそう。
タイトルの代わりに写真に添えられているのは、写真の風景を見たときに五味さんが感じたこと。
1つずつ読んでいくと切り取られた一瞬の空気感が伝わってきます。
明け方4:30、津田川の河口を橋の上から撮影したもの。
友人の漁師さんがタコをつかむ船上でのワンシーン。
路地裏のクリームソーダ。
11枚の中から特に五味さんがお気に入りの写真をお聞きしてみました。
(五味俊介さん)
「個人的なお気に入りは津田の松原で今年の夏に上がった大きな花火の写真。
そして8月末の人が少なくなってきた津田の松原の砂浜で貸切状態で遊んでいる家族の写真です。
『今日の空はなんか違うな』って思ったりして、毎日眺めていると雲の違いもわかるようになりました。
こうやって自分の写真を見ていると、やっぱり人がいる写真を撮るのが好きなんだと思いました。」
(五味俊介さん)
「山のある場所で生まれたから海ってちょっと怖かったけど、津田にきて海が好きになってきました。
都会にも住んでいた頃にはなかった人との深いつながりがここにきて初めて感じられたし、人の温かさを感じています。
少しずつだけど津田に来て自分が進化していると感じますし、津田に移住して、津田の良さがわかって、津田が好きになりました。
この気持ちを表現しようとして写真展を開きましたので、それが伝わったらいいなと思います。」
『津田にきてよかった展』というタイトルは『津田にきてよかった点』ともかけてるんです、と教えてくださった五味さん。
「津田のいいところってどこですか?」
そんな質問を投げかけたくなったときに、思い出してほしい風景たち。
五味俊介さんの写真展はこの週末11月23日(土)までの開催です。
最終日23日(土)には「EN coffee」さんによるコーヒー出店もありますので、ゆっくりと時間を取って見に行くのがおすすめです。
写真を見た後はギャラリー正面に広がる津田湾を眺めると、五味さんの気持ちが少し体感できるかも?
五味俊介写真展「津田にきてよかった」
開催日時/2024年11月16日(土)〜23日(土)※19日はお休み
会場/Khimaira Gallery(藍染工房Khimaira工房2階)
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