2024年11月27日

「塚原から風呂」が“今行くべき”サウナのトップ10にランクイン!@長尾

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さぬき市昭和にある日本古来のお風呂「塚原から風呂」。

11月11日”ととのえの日”に発表された、今行くべき全国のサウナを選ぶ『SAUNACHELIN(サウナシュラン)2024』の10位にランクイン!

コロナ禍以降のサウナブームで県外国外からも訪れる方が増えていますが、さらにサウナー人気に拍車をかけそう。

地元の方にとっては習慣でもある「塚原から風呂」の良さを改めてご紹介します。

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さぬき市長尾エリアの南部にあたる塚原地区。

田んぼの間を進んでたどり着いた小高い丘の上、ため池を望むのどかなロケーションに「塚原から風呂」があります。

わざわざ目指して来なければ辿り着かないような場所ですが、数年前のサウナブームをきっかけに県外・海外から訪れる人が増えています。

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「塚原から風呂」は岩風呂の中で薪を燃やして岩を暖める、水を使わない日本古来のお風呂。

1300年前に高層、行基がこの地を訪れ、地域の人の病を治すためにこのお風呂を作ったと言われています。

瀬戸内沿岸には同様のものが多く残っていたそうですが、昔の形のまま残されているのはここだけ。

歴史的にも文化的にも貴重な場所を、地元の「塚原から風呂保存会」のみなさんの手で運営し守り続けています。

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ここ最近はサウナを愛する『サウナー』の訪問も増えて、口コミで「塚原から風呂」の良さが拡散。

ロビーには来られた方が残した色紙がたくさん飾られていますが、外国人の方が書かれたものも!

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北欧のイラストレーターの方が描いたオシャレなイラストも展示されていましたよ〜!


『SAUNACHELIN2024』受賞の経緯

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から風呂がサウナーたちにさらに注目されるきっかけとなった『SAUNACHELIN2024』。

2018年より、11月11日の“ととのえの日”に毎年「今行くべき全国のサウナ施設」を選出する『SAUNACHELIN(サウナシュラン)』が発表されています。

様々な業界のプロサウナーが日本各地のサウナを巡って、形式やホスピタリティ、料金、清潔性、エンタテイメント性、革新性などの観点で評価したもので、今年の選考の結果、10位に「塚原から風呂」が選ばれました。

全国12000件以上もあるサウナの中でも上位にランクインしたのは快挙!

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表彰状とともに審査員の皆さんが訪れたときの写真も展示されていした。

年に一度、ここを訪れるウェルネスコンサルタント 日本サウナ・スパ協会アドバイザーの東海林美紀さんが、プロサウナーの審査員の皆さんを連れて来たことが受賞のきっかけとなったそう。

(『SAUNACHELIN2024』コメントより)

「身体と精神を癒してくれる神聖な場所、サウナ。

 それをリアルな体験として味わうことができるのが、ここ『から風呂』だ。

 サウナとはなんなのか? 本質に気づかせてくれる、世界に誇るべき日本唯一、最古のスモークサウナ。

   日本のサウナーは、今こそここで原点回帰すべし。」

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取材に訪れた日に愛知県からの男性2人組もから風呂が『SAUNACHELIN2024』に選ばれたのを知っていましたよー!

(愛知県から『塚原から風呂』に来られていたおふたり)

「休日を利用して自転車でしまなみ街道を渡る前に、香川県でサウナ巡りをしようとここに立ち寄りました。

『塚原から風呂』のことは『SAUNACHELIN2024』やサウナの特集『死ぬまでに行くべきサウナ』で知ってここまで来たんですが…

 これどうやって入るんでしょうか?笑」

塚原から風呂の入りかた

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おふたりの言葉にうなづくしかありません。

なぜなら、お風呂といっても湯船がないのが「塚原から風呂」の特徴。

あるのは地元の石を使った幅1.2m、奥行き2.7m、高さ1.7mのムシロを敷いた奥行きのある石室。

入り口を塞ぐ重い鉄の扉は天岩戸を思い出させます。

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薪を組んで火をつけて風呂を炊き上げますが、その様子はまさにキャンプファイヤー!!

石に熱を移し、ムシロを敷いて塩水を打てばお風呂の準備完了。

我々は脱衣所で汗をかいても良い服装に着替えて、無料で貸してくれる毛布を頭からかぶり、洞穴のような石室へかがんで入ります。

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(毛布や草履は無料で借りることができます)

お風呂は「ぬるい方」「あつい方」の2種類ありますが、初心者は「ぬるい方」からチャレンジを。

じっと座ったまま過ごすこと数分〜〜

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じわじわと皮膚の表面から汗が滲み出て、体の芯からポカポカと温まってきます。

だんだんと皮膚の表面がヒリヒリと熱で痛く感じ、吸い込む空気も熱くなり、すぐに出てしまいますが…

そのうち慣れてくるので大丈夫。

また中へ入りたい!とやみつきになる方多数!!!

常連さんの中にはから風呂の中で何分も座って談笑する方もいらっしゃいます。

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お風呂に入った後は目の前の囲炉裏で体を冷やし、またから風呂に入る。

それが「塚原から風呂」の楽しみ方です。

土曜日曜の夜は、世代を問わない井戸端会議で楽しめますよ♪

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エンタメ性の強いサウナとして楽しめるのはもちろん、末端から温まるため、冬になるとここに通うという冷え性の方もたくさん。

また、「夏こそ入るといいよ」と教えてくださったのが「塚原から風呂保存会」のみなさん。

冷房で末端まで冷え切っている夏にしっかりと体を温めることで、冬の体調が良くなるそうです。

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サウナーじゃなくても一年中入ってよし!楽しんでよし!な日本のお風呂の原点「塚原から風呂」。

これから一段と寒くなる時期がやってきます。

今世界中から注目されている地元のスポットを再発見しに、足を運んでみてくださいね。



から風呂

香川県さぬき市昭和1050-1 【地図

営業時間/12:00〜21:00

定休日/毎週 月、火、水曜

入浴料/500円

駐車場/あり

HP/https://karaburo0.webnode.jp

お問い合わせ先/0879-52-1202

※重度の高血圧症、狭心症、心筋梗塞の方、飲酒されている方はご利用できません。

posted by sanuki-asobinin at 08:00| 香川 ☀| Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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