現在さぬき市内の2カ所で販売中です。
ラベルは地元の美術作家 千田豊実さんが描く、志度に残る「海女の玉取り伝説」。その絵に込めた想いとは?
企画の主体となったのは、信用金庫が主催する「よい仕事おこしフェア」。
全国から集まった信用金庫が、中小企業の出会いの場を生み出すとともに、全国の自治体と協定を結んで地方創生・産業振興・観光振興を目的とした企画・活動を行なっています。
2024年3月にはさぬき市・三木町・東かがわ市が「よい仕事おこしフェア実行委員会」と『産業・観光振興による地域活性化への協力と地域社会の発展』について包括連携協定を結ぶこととなり、同月27日にさぬき市役所にて3市町合同の締結式を行いました。
その第一弾として行った企画が、各市町オリジナルのクラフトビールづくり。
製造を担当されたのは「良い仕事おこし」のネットワークに加入し、全国自治体の特産品を原材料の一部としたオリジナルクラフトビールを醸造している「株式会社大鵬」さんです。
現在香川県内では、さぬき市の「道の駅津田の松原」と「さぬき市物産センター(さぬきワイナリー隣)」にて販売されています。
さっそく買いに行ってみると〜
冷蔵ケースのところにありました!
「Sanuki Ale 海女の玉取り伝説」!
名前の通り、さぬき市志度に伝わる「海女の玉取り伝説」の絵が描かれています。
平安時代、藤原不比等・房前親子にまつわるこの伝説は、龍神に奪われた「面向不背の玉」を取り戻そうと命をかけて立ち向かった海女の痛々しくも悲しいお話。同時に不比等への恋心や子の出世を願う母親の強さを教えてくれるものでもあります。
ラベルの絵を描かれたのは、さぬき市の美術作家 千田豊実さんです。
これまで志度で開催された「さぬきバル」で地元の偉人 平賀源内の巨大ランタンやことでんに飾るミニランタンの絵を描きながら、地域の歴史や文化に触れて来られた千田さん。
この絵に込めた想いをお聞きしてみると…
「絵を色彩鮮やかにポップに描くことで、多くの方の手に取ってもらい、悲しいお話ではありますが、この伝説をさらに広く知ってもらえたらという願いを込めて描きました。
消滅可能性自治体に入っているさぬき市ですが、古くからの歴史や文化が残る自然豊かなところです。
いろんなスタイルで、地元に伝わる文化をアピールできればと思います。」
とのこと。
さぬき市の海の恵みをビールでいただくことで、その海に残る歴史文化を感じてもらえる素敵な逸品ができあがりました!
牡蠣の味わいがクラフトビールにどのように滲み出しているのか?
気になる方はぜひ味わってみてくださいね。
現在香川県内では、さぬき市の「道の駅津田の松原」と「さぬき市物産センター(さぬきワイナリー隣)」にて販売中。
残りわずかとなっていますので、お急ぎください!
「Sanuki Ale〜海女の玉取伝説〜」
お問い合わせ先/087-894-3444(さぬき市商工観光課)