毎年恒例、さぬき市昭和にある香川大学農学部附属農場のみかん販売が始まっています。
のどかな田園の中にある農場で育つ温州みかんたちは、味が濃くて美味しいと大人気!
リピーターのみなさんはマイ箱持参で毎年購入に来られています。
今年は収量が少ないことから販売期間も例年より短めになりそうとのこと。
お正月用のみかんを買うついでに今年のみかんの様子を覗いてきました♪
さぬき市昭和にある「香川大学農学部附属農場」にやってきました。
こちらは三木町にキャンパスを構える香川大学農学部の実習用農場で、敷地内ではお米・お茶・野菜・花・果樹が栽培されています。
学生が実習用に育てたものは一般向けに販売されることもあり、この時期は毎年温州みかんを販売しています。
今年は11月18日から販売が始まりましたが、そろそろ年末のみかんを調達せねば!と12月中旬に足を運んでみると…
なんだかいつもよりコンテナの数が少ない…
例年以上にお客さんが多いのかな?と思いお聞きしてみると…
今年は天候不順もあり全体の収量自体が少ないのだとか。
実った個数自体も少なく、かといって1個1個の甘さが凝縮されるかというとそうでもないようです。
しかし農学部みかんはもともと一般のみかんより味が濃いと評判なので、収量が少なくても美味しさはそのまま!
いつも通りの甘くて美味しいみかんが購入できますよ〜!
附属農場内の販売所に来られるお客さんも例年同様ひっきりなし。
入り口前に並んで、順番が来たら販売所の中へ入ります。
中に入れるのは1組ずつなのでゆっくりと好きなみかんを選ぶことができます。
(2級品の温州みかん)
12月24日現在、販売されていたのは温州みかんと小原紅早生の2種。
1級品〜等外品まで。
一番小さい2Sサイズから大人の手のひら大の3Lサイズまで。
いずれも5kg単位で購入できます。
すでに温州みかん1級品の全サイズと小原紅早生1級品全サイズ・2級品のS〜Lサイズは売り切れ。
2級品・等外品の温州みかんと小原紅早生が並んでいました。
2級品は少し表面に傷があるもの。
等外品は2級品よりも傷が多めのもの。
これらの傷は葉が擦れたり病気の症状で出てくるものですが味には変わりがありません。
自宅用なら2級品・等外品で十分!
(2Sサイズ〜3Lサイズまでのみかんたち)
続いて気になるのはサイズ。「どの大きさが一番美味しいの?」とみなさん聞かれていましたが、それは個人の好みで分かれるそう。
ただ、一番小さい2Sに比べて一番大きい3Lは少し水っぽく感じるようです。
皮が剥きやすく水分も適度に行き渡っていることからMサイズが一番人気ですが、小さいものが甘い!という方はSサイズを、食べ応えがあるものが好きという方はLサイズを買われていました。

今回はいろいろ迷った挙句、まずは温州みかん2級品のSサイズを5kgお買い上げ〜!!
箱は現地で購入もできますが、みなさん自前のものを持ってきていました。
そして紅くて甘いみかん、小原紅早生の等外品Mサイズを5kg購入〜〜!!
箱いっぱいのみかんは冬の幸せの象徴。
クリスマス・年末・お正月と、これから家族みんなで食べるのが楽しみです♪

Mサイズの温州みかんを箱買いされていたお母さんは何度もリピートされている常連さん、
「ここのみかんはすごく味が濃くて美味しいので毎回来ています。
県外にいる子どもたちもここのしか食べないから送ってるのよ〜。」
と、この日も県外に送るためのみかんを買いに来られていました。
こちらは香川大学農学部2年生のみなさん♪
校内でも買えるはずなのですが、この日はわざわざ農場まで買いに来ていました。
「以前買いに来て美味しかったからまた買いに来ました!」
「冬といえばみかんでしょ!そして安いじゃないですか!」
たしかに等外品なら5kg買って300円!(小原紅早生の等外品は600円!)
これは普段からあまり果物を食べない学生たちにとっても嬉しい!!
元気いっぱい、両手にたっぷりのみかんを持ってホクホクしていました♪
香川大学農学部附属農場のみかん販売は、平日9:00〜11:30(水曜はお休み)に開催。
(販売場所は附属農場南入口の坂をぐ〜っと上がってすぐ見えてくる平屋の建物です)
年内の販売は12月26日(木)まで、年明けは1月7日(火)より販売スタート!
お正月需要が高まるため年明けすぐに販売終了となる可能性もあります。
年明けに行かれる方は、お出かけ前にお電話でお問い合わせしてみてくださいね♪

今年もみかん取材でお話をお聞きした香川大学農学部 果樹栽培専門の望岡先生からお手製のドライみかんをいただきました。
完全に水分が抜けてパリッといい音がするスライスみかんたち。
果実の部分はもちろん皮も生で食べるより甘みを感じてびっくり!
みかんの皮は乾燥させることで「陳皮」という漢方薬の原料に変身。
そのままでも美味しいおやつなのですが、紅茶を淹れる時に入れて「みかん紅茶」を楽しんでみようと思いました♪
(いつもソヴァジョーヌ・サヴルーズ仕込み&瓶詰めの際にあそたつブログにご登場いただいていた望岡先生)
望岡先生といえば、「さぬきワイナリー」の代名詞とも言える新酒赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」の原料ぶどう「香大農R-1」を開発されたことでお馴染みですが、今年度で香川大学農学部を定年退職されます。
2025年3月10日には香川大学農学部にて最終講義が行われ、一般の方も聴衆できますので気になる方は足を運んでみてくださいね。
これまで数々の果樹あれこれを教えていただいた先生に感謝しつつ、ドライみかんをいただくのでした…泣
【香川大学農学部附属農場 みかん販売】
販売日時/毎年11月中旬ごろ〜翌年1月上旬の平日 9:00〜11:30(売り切れ次第終了)
お休み/毎週水曜
販売場所/附属農場内建物(香川県さぬき市昭和300-2【地図】
駐車場/あり