さぬき市志度、高松自動車道 志度インター降りてすぐのところにある「自然の休憩所〜Berry’s Life」。
ふたりのベリーの達人が営むこのカフェではベリーや季節の野菜を使った週替わりのランチが人気です。
2019年からは焙煎機を導入して珈琲の自家焙煎をスタート。
雑味がないクリアな味わいを引き出す「アームズ珈琲」の考えに基づいて焙煎された豆をランチ後にも提供されています。
県外から講師を招いて月に一度焙煎教室も開催しており、会員制で焙煎機を使用できるようにするなど、珈琲のある生活を楽しむ方の拠点にもなりつつあります。
そんな中、「Berry’s Life」のベリー公こと御船さんによるハンドドリップ教室が昨年からスタート。
ランチ後に出てきたコーヒーがとても飲みやすく、あの味わいを自宅でも淹れられるなら!と参加してきました。
「Berry’s Life」の珈琲は普通の珈琲豆とは違う?
参加させていただいたドリップ教室にはさぬき市・東かがわ市・高松市から合計5名が参加。
テーブルには人数分のカップや産地別の焙煎豆が!
これだけでもテンションが上がります〜!
まずは珈琲豆の基礎から学びます。
御船さんが画像を見せてくれながら珈琲の木や花、どの部分が珈琲豆になるのかについて説明してくださいました。
その過程で豆にかなりの汚れがあることを紹介。
「Berry’s Life」は会員制焙煎機シェアサービスを行う「一般社団法人日本焙煎技術普及協会アームズ」の会員として珈琲焙煎をスタートし、アームズの考えに基づいた豆の選び方・焙煎・ドリップを行なっていますが、その特徴は珈琲の生豆を50℃のお湯で洗ってから焙煎すること。
珈琲豆は乾燥・出荷・輸送時に自然界のさまざまな汚れなどがついてしまうそうで、珈琲を飲みすぎることで頭痛が起きたり胃もたれするという方は生豆についた汚れが関係していると御船さん。
これを洗い流すことでこれまでコーヒーが苦手だった方も飲めるようになるのだとか。
「Berry's Life」ではお湯洗いの後、ピッキングを3回行なって不良豆を弾いたのちに焙煎。
テーブルには3種の産地別自家焙煎豆が並んでいました。
さあ、いよいよハンドドリップ実演です!
「原液抽出ドリップ」をやってみる
御船さんが見せてくださったのは「原液抽出ドリップ」
雑味がなくクリアな味わいを楽しむためにアームズが推奨している淹れ方です。
通常1杯のコーヒーを淹れるために使用する豆は10g、抽出する量は120mlとした場合、アームズでは同量の豆で30mlを抽出し、それを90mlのお湯やミルクで割るという方法。
実際に講習会でも実演してくださいました。
この日は3杯分の原液を抽出するため、ドリッパーには30gの珈琲豆。
ビーカーの100mlの目盛りを目指してお湯を落としていきます。
まずは豆の真ん中の周辺にポトポトとお湯を注いで10秒ほど待ちます。
その後、真ん中だけに注ぎ、次第に外側へ…
大きく外周で円を描いたあとは再び真ん中へと螺旋状にお湯を注ぎながら戻ります。
御船さんのドリップはゆっくり。
お湯は細く、途切れることなく注ぎます。
ふわっと珈琲の良い香りが部屋中に立ち昇って、とってもいい気持ちに。
出来上がった原液にお湯を注げば、コーヒーの出来上がり!
続いて産地の違う2種類の豆をハンドドリップで淹れてくださり、合計3種類が完成。
産地別でテイスティングしてみました!
ニカラグアの中浅煎りは、とってもまろやかですっきりとした余韻。
インドの中煎りはガツンとくる味わい。
ルワンダの中深煎りはすっと消える余韻。
深煎りの苦味が苦手なわたしですが、どれも驚くほど飲みやすくてびっくり!
焙煎の苦味や嫌な後味がまったくなくて言葉通りクリアな一杯!
しかも冷めても美味しさはそのままでした。
試飲しつつ参加者のみなさんとお話が盛り上がっていると、ケーキが登場!
実は講習会が始まる前に店頭の冷蔵ケースから好きなケーキをひとつ選ぶ時間がありました。
まさか産地別テイスティングタイムにおやつが出てくるとは贅沢〜!!
Berry’Lifeの畑ヶ中さんが毎日手作りするケーキはフランス菓子をベースに季節の食材を使用したものばかり。
どれもボリュームたっぷりで絶品です。
クリアなコーヒーのおかげでケーキの味わいもよりストレートに感じられるような気がしました。
ケーキを食べた後はいよいよ自分でハンドドリップにチャレンジ!
3種の豆から自分が実際に抽出するものを選びますが、これは悩む〜〜!
御船さんのようにうまくできるか心配ですが、好みの豆を抽出できるというだけで気持ちは上がっております!
じっくり、ゆっくり。
香りとともに癒しの時間を楽しみます。
…と言いたいところでしたが、お湯を注ぎ始めると「どうするんだっけ?」と焦る焦る。
目標の100mlに達したときもまだまだ注ぎたい気持ちに駆られて120mlくらいまで注いでしまいました。
たっぷり飲みたい気持ちが溢れすぎ。笑
次は自分を見つめ直すようにお湯を注ぐ時間を楽しもう…と思いつつも、無事に原液抽出ができました♪
参加者のみなさんも上手に抽出されていて、良い香りの珈琲を手に嬉しそう!
この日自分で抽出した原液はあらかじめ持ってきていた容器に入れてお持ち帰り。
原液は常温で2〜3日保存できるそうで、わたしは翌日の朝にホットミルクを入れてカフェオレを作りました。
味わいも美味しく、まとめて抽出しておけば手軽に毎日珈琲が楽しめるのでこのやり方は嬉しい!
おうちで同じようにアームズ珈琲が淹れられるようにと、店頭では焙煎した珈琲豆やドリップ用の器具も販売。
これを機に!と、ずっと欲しかった細い注ぎ口のカップを購入しました。
これから自宅で珈琲を淹れるのがますます楽しみです♪
ハンドドリップを会得できるだけでなく、自分の好きな珈琲に出会える「Berry's Life」のドリップ教室。
毎月2回開催されていますので、気になる方はお問い合わせを!
公式のInstagramでも開催日のお知らせがアップされますのでチェックしてみてくださいね。
開催時間/15:30〜17:30(月2回)
参加費/2500円(税込・ケーキ&おみやげドリップ液付)
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