2025年04月07日

地元の愛され里山「雲附山」で桜登山を楽しみました!@志度


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香川県内各所で桜が満開を迎えた4月6日(日)。

志度まちぶら探検隊のまちあるき春コース「石鎚信仰の山『雲附山』が愛される訳とは?」が開催!

里山登山の達人にガイドいただきながら山桜の花見を楽しんできました!

登りやすい登山道、ヤマガラとの交流、ご褒美の景色。

多くの人が毎日訪れるという雲附山の良さをたっぷり実感できましたよ〜!

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さぬき市のまちあるき達人「志度まちぶら探検隊」が春と秋に行っているまちあるきツアー。

今年の春コースのひとつに、さぬき市志度・木田郡三木町にまたがる里山「雲附山」の登山コースが登場しました。

この季節、県道272号線(高松志度線)の牟礼トンネルを抜け出て南を向くと山桜でピンク色に染まった里山が見えますが、まさにその山が「雲附山」。

このブログでも過去に雲附山の登山のレポートをアップしたことがありますが、実際に多くの地元の方が健脚のために登っているというおなじみの山でもあります。

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今回の登山ツアーには市内外から13名が参加。

雲附山に登るのは初めてという方がほとんどでした。

集合場所の琴電志度駅からバスに乗って雲附山の登山口へやってきましたが、すでに数台の車が駐車場に!

朝早くから登山を楽しんでいる方がいらっしゃることを実感…!

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今回のガイドは、78歳にして週に4〜5日は山に登っているという山登りの達人 井上弘さん。

仕事を退職してから登り始めたそうですが、そのきっかけは東讃ボランティアの会長さんに誘われたことから。

自宅が雲附山からも近いということもあり、良くここに来られているのだとか。

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(井上弘さん)

「雲附山は年間約1万人以上、月間800〜900人の人が登っているんですよ。

 みんななぜ登るのか? ここの頂上には『雲附山健康病院』があるからです。

 病院に通うよりはここにくる方が元気になれる!とみんなここに毎日通っているんです。私もその1人です。」

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東讃里山ボランティアの方たちが定期的に掃除をして整備してくださっているおかげで登り道の選択肢がたくさんあるという雲附山。

今回はまず本通りと呼ばれる真っ直ぐの登山道を登り、尾根を目指します。

途中石鎚神社に立ち寄り、雲附山の頂上へ。

さらにぐるりと尾根を回って展望所に行きお昼ごはんを食べて下山します。

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いつも車窓から眺めているだけの雲附山。

どんな山なのか、どんな眺めに出会えるのか、わくわくしながら出発!

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この時期一番の見どころである山桜も満開から散り始めの時期。

はらはらと花びらが散る中での山登り。

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登山口には掲示板があって、東讃里山ボランティアの皆さんの活動日のお知らせなどがありました。

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しばらく歩いていると早速別の登山ルートを発見!

開拓された厳しめの勾配の山道がいくつもありました。

もう少し山に慣れたらチャレンジしてみたい!!

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道幅も広くて枝や枯れ葉も少なくて非常に歩きやすい山道。

迷わずまっすぐ進んでいきます。

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数年前まで人が住んでいたという小屋や池を発見。

不思議と「白」という文字が付いている名前が多いのも不思議。

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登山道の途中なのにこんなに大きな石が!

「雲附山には結構こういう石が多くて山自体が脆いんです」と井上さん。

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道がだんだん細くなってきました。

ぼこぼこっと掘れ上がった脇道はイノシシが来た跡だとか。

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小さな花も発見! ホッと心癒されます♩

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しばらくすると突き当たり。ここで右と左に分岐しています。

まっすぐ歩いてきただけなのにもう7合目!

まずは左手の雲附山側へ。

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ここで先に登られていた登山客の方にお会いしました。

山で人に会ったら挨拶をしましょう、と井上さん。

「こんにちは〜。こっちのグループは平均年齢が低いなあ。笑」「こんにちは〜。暑いね〜」

みなさん笑顔で挨拶してくださり、とっても気持ちが良かったです。

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石鎚神社へと向かうこの道で先ほどと同じような大きな石を発見。

木がかろうじて落ちるのを留めてくれていて自然の力を感じる瞬間。

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明るい景色と木造りの建物が見えてきました!

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石鎚神社に到着ー!!

そして目の前は桜と海です!!!

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山桜と志度湾。春ならではの絶景です!!

気持ちいい〜〜!!!

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周辺にはベンチがあり、休憩できるようになっていました。

中にはヒマワリの種が置いてある切り株も…

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どうやらこのヒマワリの種をヤマガラにあげられるみたいです。

こうやって手に乗せてしばらく待っていると…

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きたきたきたーーー!!

かわいい〜〜〜!!!

ちょんちょん、と種を啄んだらすぐに飛び立つため一瞬の出来事。

自分の手にもきてくれましたが、細い足でぐっと指を掴まれる感触が新鮮でした。

鳥に触れるのは何年ぶりだろう…

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景色を楽しんだ後は石鎚神社でお参りします。

こちらは江戸時代末期に志度に住む高松藩士の田山助蔵によって伊予石鎚神社をお迎えしたとのこと。

神殿には木造の不動明王・石鉄毘古命・役の小角像が祀られています。

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綺麗な拝殿は5年前に有志のみなさんによって改築されたばかり。

神殿の中には天狗の大きな面もありました!

実は鳥居も狛犬もあり、この展望所が立派な神社であることがわかります。

昭和30年頃までは祭日に屋台が出て田舎芝居も行われ、多くの参拝者で賑わったそう。

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この神殿に登山客記録用のカウンターが置いてあり、来られた方はカチリとボタンを押して帰ります。

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石鎚神社を出発して脇道を行くと、かつて田舎芝居を行なっていたといわれる広場がありました。

小豆島の農村歌舞伎舞台を思い出すような摺鉢状の劇場。

今では日向ぼっこするのに最高の場所〜!

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さて、来た道を戻る途中でまた脇道へ。ここから雲附山の頂上を目指します。

さきほどの石鎚神社は山頂ではなかったよう。笑

途中で石鎚神社の石の鳥居を発見!!

崩れかけなので近づかないように注意しながら通り過ぎれば…

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雲附山山頂に到着!! 239.6m!!

登山者ノートやベンチ・温度計などがあり、ひと休みできるスポットになっていました。

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ただいまの気温は…20度!!

ぽかぽか陽気で気持ちのいい登頂になりました。


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ここから三木町の様子が一望できます。目の前には白山と奥に壇山。

さらにその向こうには讃岐山脈が連なっているのがよくわかります。

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桜のおかげでピンク色に染まった里山もよーく見えました♩

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さ、ここから後半戦スタート!!

7合目の分岐点まで戻って峰堂山の展望所を目指します。

周囲に高い木がなくなり稜線を歩いているような雰囲気になってきました。

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脇には山のツツジも。満開で綺麗でした♩

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ここで三木町の「白羽」と「峰堂峠」への分かれ道。

三木町の人たちがこの道を通って志度寺の十六度市(7月16日に開催されていた志度寺境内の大きな市)へ向かっていたのだそう!

ちなみに「峰堂」は「むねんど」と読むようで、ここから志度の多和神社に抜ける山が「峰堂山」。

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ここから踏ん張りどころの急な山道に!

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ところどころでロープも張られてあって助かりました。

実はこの山に地元の幼稚園児たちが登るそうで、彼らのために張られたロープでもあります。

こんな厳しい山道を日常的に登る志度の子どもたち、すごい!

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綺麗な鳥の声に応援されながら踏ん張って歩いているうちに見晴らしの良い景色が!

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展望台に到着ー!!!おつかれさまでした!!

ゆっくり井上さんの話を聞きながら歩いて1時間45分ほど。

桜のある広場でご褒美タイムです♩

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楽しみにしていたお弁当タイム!

景色を眺めながら、鴨部にある「かべっこ」さんのおむすび弁当をいただきました♩

塩がいい感じに効いたもち麦入りのおむすびがいつもより格段に美味しく感じます!

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満開の桜を眺めつつのお昼ごはん。

お花見も一緒に体験できて最高の登山となりました♩

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展望台から登山口までは軽トラックが通れる舗装された道があるため、とても安全に早く降りることができました。

寒くもなく暑すぎることもなく、桜も満開。

ちょうどいい時期に雲附山を楽しめて最高の思い出になりました!

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これまで眺めるだけだった雲附山。

井上さんと一緒に登ってみたことで多くの方に愛されてきたことがよくわかりました。

石鎚神社のかつての賑わいから、地元の方にはなくてはならない場所だったのだなと。

また、東讃里山ボランティアのみなさんが定期的に整備してくださっているおかげで初心者でも登りやすく、今後も気軽に行ける山とわかったのも嬉しかったです。

桜も楽しめる雲附山は春だけのお楽しみ。ぜひあなたも足を運んでみてくださいね。



志度まちぶら探検隊主催まちあるきイベント「源内さんが育った志度村めぐり」

石鎚信仰の山「雲附山」が愛される訳とは?

開催日時/2025年4月6日(日)9:15集合・9:20出発 ※所要時間約3時間

お問い合わせ先/090-8970-9352(志度まちぶら探検隊事務局)

志度まちぶら探検隊ホームページ https://shido-machibura1.sakura.ne.jp/


posted by sanuki-asobinin at 11:50| 香川 | Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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