子どもから大人まで、馴染み深い衣類「タンクトップ」が津田のまちを占領?!
タンクトップをフィーチャーしたアートプロジェクト「TANK-TOP-TSUDA」が、さぬき市津田漁港・津田ふるさと海岸周辺で開催されています。
タンクトップを着た自分自身の人生を作品として活動するアーティストKONMASAさんと、さぬき市津田町を拠点に活動する「なんでも屋 さぬきベース」の共同制作で、99日間まちの路地や店舗に様々なアーティストが手掛けるタンクトップアートが登場。
まち歩きを楽しむ様にアート巡りを楽しめます。
まるで異世界に迷い込んだかの様なちょっとした違和感を楽しみに津田に足を運んでみませんか?
なんだかあちこちでタンクトップやタンクトップの絵をよく見かける。
そんな現象がいま、さぬき市津田町の津田ふるさと海岸周辺で起こっています。
(写真:タンクトップアーティストのKONMASAさん)
企画・制作をされているメンバーのひとり、アーティストのKONMASAさんは『タンクトップをたまたま着ていた日に現代アートに触れたことをきっかけに、タンクトップを着ている自分の人生を作品にすることに決めた』というタンクトップにフィーチャーしたアーティスト。
99日間同じタンクトップを着用し記録する作品や、タンクトップを999日間路上に埋めて1000日目に掘り起こしたり、タンクトップをテーマにしたアートビルジングをプロデュースしたりと、これまでに様々な作品を作り続けてこられました。
そんなKONMASAさんがさぬき市津田町でアートプロジェクトをすることになったきっかけは、愛知県名古屋市で999日間路上に埋めたタンクトップを掘り出す作業に、津田を拠点に活動しているなんでも屋「さぬきベース」が関わったこと。
掘り出してくれたお礼として『今度は彼らのまち、津田にタンクトップを着せよう!』という話になったそう。
思った以上にこのまちのポテンシャルがプロジェクトに共鳴し、形にしてくれたとKONMASAさんと「さぬきベース」村川和也さん。
(タンクトップアーティスト KONMASAさん)
「初めて津田に訪れた時、このまちにタンクトップは必要なのかな?って思ったんです。
僕がタンクトップで生きていることに感化される人は自分らしく生きたいのに生きることができない人たち。
でも津田では各々がその人らしさで生きている。そんな人がたくさんいるのにって思ったんです。
そして制作が始まって、まちの人と話して行くうちにどんどん変容して最終的にいろんな人が関わってくれたことに感謝しています。
最初からこういう形になるのを想像していなかっただけに、すごいなって思っています。」
(なんでも屋「さぬきベース」 村川和也さん)
「今回のプロジェクトではさぬきベース史上最も多くのお店に関わりました。
KONMASAさんの絶対的な魅力に引き込まれてはじめた自分とは違い、津田の人たちに必死で『タンクトップのアート』と伝えても『タンクトップ?笑』みたいなリアクションもあって。
このままではいけないと、KONMASAさんの作品について知ってもらうための説明会を行ったんです。
そこからまちの熱量が上がりましたね。それまでは伝えるのが大変でした。
自分もタンクトップを描きすぎてこのビジュアルがかっこいいと思う様になってるし、町の人もタンクトップって言葉を知らないうちに口に出すようになっています。
KONMASAさんの映像作品の中には『津田だけがタンクトップをこの夏意識した』という文言がありますが、それを達成してるんじゃないかな。」
タンクトップ巡り・99枚のハギレ・イベント…楽しみ方は様々
まち全体がタンクトップに染まる「TANK-TOP TSUDA」の楽しみ方は『巡る』『手に取る』『参加する』の3種類。
まずはまちに点在する10箇所の作品展示場所でこのマップをもらいましょう。
どんなアーティストがどんな作品をどこに展示しているのかが一目でわかります。
まずは『巡る』。
期間中はアートを楽しむとともに地元のお店でお買い物や食事も楽しめるのがポイント。
作品は津田漁港や津田ふるさと海岸(通称「ウラツダ」)周辺の店舗や倉庫、あわせて10箇所に展示。
企画したKONMASAさん・さぬきベースの作品に加え、KONMASAさんがこれまでの活動で繋がってきた作家さんたちがそれぞれに思うタンクトップを制作されたものがあります。
ガラス・陶磁器・キャンドル・クレパスで描いた現代画・小説・映像・写真・光彫り・流木など、布以外の素材で形作られるからこそ見えてくるタンクトップの意味と先入観の崩壊。
作品を準備している様子を見たまちの人たちも『自分ならタンクトップでこういうものを作れるかも』と、津田だけの作品も生まれたそう。
たとえばスパイスカレーの「HAGI」さんでは、KONMASAさんが9という数字にこだわっていることから、来店されたお客さんのカウントが下1桁「9」の時にカレーのターメリックライスがタンクトップ型で突然出てくるなど、かなり楽しまれています。
10箇所ある展示会場のひとつ、津田漁港近くの「町の倉庫」を覗いてきました。
この中にはKONMASAさんとさぬきベース和也さんの作品が展示されています。
入ってすぐ目に飛び込んでくるのが倉庫の柱から吊り下げているとっても大きなタンクトップ!
これは名古屋駅にいるナナちゃん人形が実際に着用していたものだそうです。
その近くに展示しているタンクトップ姿のKONMASAさんの記録写真は彼の本質である「タンクトップを着ていること自体が作品」というのを実際に目で見ることができます。
この記録と連動し、実際にKONMASAさんが着用されてきたタンクトップの展示が「暮らし商店ごんべや」にありますのでこちらもチェック!
(写真:「さぬきベース」村川和也さん)
和也さんは津田で収集した流木でタンクトップを形作っていました。
もともと多くの流木をストックしているさぬきベースですが、数が足りなくて津田の海岸でさらに収集してきたそう。
ちゃんと前・後ろ身頃があるのにびっくり!
流木の真ん中にあるふしぎなガチャガチャ「タンクトップガチャガチャ」は誰が置いたのかわからない謎の存在。ですが大人気!
中からタンクトップのおみくじや小さなタンクトップの雑貨が出てくるのでお楽しみに!
「町の倉庫」は扉が閉まっている場合もありますが、扉を手で開けて入ることができますので覗いてみてくださいね。
まちがこんなにタンクトップに染まるとは、驚きの一言。
巡っていくうちに無意識に「タンクトップ」と口にしてしまう自分にもびっくり
続いて『手に取る』。
KONMASAさんが「まだ完成していない」とお話ししていたこのアートプロジェクト。
あなたがあるものを『手に取る』ことでやっと完成します!
会期前に津田のまちにあるコンテナに99日間タンクトップを貼り付けたKONMASAさん。
雨ざらしにされたそれを津田のまちの人にバラバラに切ってもらい、99枚のハギレができあがりました。
その様子を撮影した写真集とハギレ1枚をセットにしたもの98セットが展示会場で販売されているんです。
ハギレを98人の方に手に取ってもらい、最後の99セット目を「さぬきベース」へと渡すことで完成するのだそう。
あなたもそのひとかけらを手に取ってみてはいかがでしょうか?
最後に『参加する』。
会期中はタンクトップを通じてアーティストの方が思いもよらないイベントを開催。
まず8月2日(土)には香川の伝統工芸品「保多織」の衣服を制作している「ブティックjune」さんによるアートパフォーマンスや、人の手をはた織り機に見立ててタンクトップを作り上げる『人間はた織りタンクトップjune』を開催。
8月30日(土)にはバブルパフォーマーを招いての『タンクトップ夜市』を予定しています。
ちょうど8月は瀬戸内国際芸術祭2025夏会期。
津田の松原の中にも作品が展示されますので、併せて楽しんでみてはいかがでしょうか?
(タンクトップアーティスト KONMASAさん)
「日本中回ってもこんなにタンクトップが存在しているまちって、世界にひとつ。津田しかないです。
この一瞬を逃さない様にタンクトップのかけらを手に津田にお越しください」
まだまだアートプロジェクトは始まったばかり。
マップを片手に、気になっていたウラツダのお店巡りも兼ねてタンクトップアートを探してみてくださいね。
TANK-TOP-TSUDA
開催期間/2025年6月3日(火)〜9月9日(火)
時間/10:00〜17:30 (会場により時間・定休日が異なります)
会場/香川県さぬき市津田町各所(津田漁港・津田ふるさと海岸周辺)
公式サイト https://www.konmasa.com
公式Instagram https://www.instagram.com/konmasa/


