あなたの住む地域には盆踊りがありますか?
さぬき市津田町では、かつて盆踊りとして親しまれてきた踊りを復活させようという動きがあります。
1950年代まで親しまれてきた『津田おどり』。
8月16日(土)の「津田まつり」で何十年かぶりに披露されます!
先日行われた初練習にお邪魔して一緒に踊らせていただきました!
その様子をご紹介します。
『津田おどり』はかつて夏に津田小学校のグラウンドに櫓を立てて、地域のみなさんで踊られてきたという津田の盆踊り。
その歴史については正式な記述が残されていないため、見聞きした情報になりますが…
戦後昭和24年ごろに作られたもので、津田中学校の運動会で踊られたり、地区ごとに作った浴衣や法被を着て各々の地域で踊ったのちに、津田小学校で行われた大きな盆踊りで踊られたのだそう。
盆踊りの歌はその場で歌われる昔ながらの生歌仕様。
多くの出店がグラウンドに並び、子どもも大人も楽しみにしていた催しだったようです。
しかし昭和51年の大きな台風をきっかけに盆踊り自体がやまり、昭和59年ごろを最後に踊られなくなったのだとか。
『津田おどり』ができた当初から踊っていたという津田町の遠藤公子さんがその頃の思い出を教えてくださいました。
「昭和47年に高松市の島田舞踊教室の島田さんが振り付けてくれたんです。
盆踊りをはじめて振り付けてくれて、昭和49年に高松市民会館で行われた民謡大会に浴衣を着て披露しました。」
『津田おどり』をまた踊りたい!
ある日、さぬき市で活動している香川県地域おこし協力隊の迫田さんが地元の若い子から「小学生のとき、地元で『津田おどり』という盆踊りをしていたのを覚えている」という話を聞いたことから、地域の人とともに『津田おどり』の復活プロジェクトがはじまりました。
再び地元で踊ってみよう、と決めた次の日から「自分も踊りたい」「その頃の浴衣を持ってるよ」といった声が徐々にあがり、今年8月16日(土)に津田の松原で開催される「津田まつり」で踊ることが現実になりました。
そうと決まれば練習!というわけで、『津田おどり』の練習をするべく「津田町働く婦人の家」に集まったみなさん。
振り付けを覚えている町の方を先生に、お子さん、高校生、津田に移住された方、そしてさぬき市に関わる地域おこし協力隊の迫田さんと柿崎さん。
みんな一緒にうちわを持ってチャレンジ!
振り付けはイラストで所作が残っているものの、ほとんどが口伝。
そのため、この日も経験のある遠藤さんなどの踊りをみんなで真似することから始まりました。
津田おどりの振り付けはこちら↓
まずは津田湾の水平線をイメージした両手を広げたポーズでスタート。
チョイ、と波に手を添えて。
ゆらゆら、両手は波のように揺らし〜
漁の網をすくうように、うちわをお腹の前で引き上げます。
前に進みながら、うちわをくるりと胸の前で一回転したら
空に浮かぶお月様をイメージして、うちわを頭の上にかざします。
うちわを船の帆のように手前で立てたら、
パパンがパン、と両手でうちわを鳴らして最初に戻る。
…この繰り返し!
見ているだけの時は「難しそう…」と言っていたみなさん。
一緒に少しずつ振り付けを進めていくうちに、だんだんと踊れるようになってきました。
「この手は水平線だから腕は下に落ちないように伸ばして」
「ここは帆に見立ててまっすぐにうちわを立ててね」
振り付けの意味を知ることで自然と完成に近づいていくのが楽しく、夢中になって自分も踊ってしまいました。
歌詞も津田の松原・根上がり松・雨滝山・蟹甲湾・海の男・白い砂浜・水着の乙女・弁天島・琴の調べなどなど、津田ならではのものがたくさん。
まさに地域のための盆踊り。
最近ではどの地域でもなくなりつつある踊りを一緒に踊ることができて感慨深かったです。
(踊りを教えてくださった遠藤さん)
「もう『津田おどり』を踊ることないと思っとったのに嬉しいねえ。
30年以上津田では踊られてないと思います。
こうしょったな、ああしょったなって思い出しながら久しぶりに今日踊りました。
津田にもまだ踊ろうと思ったら踊れる人もおるしね。80代の人は覚えとるんちがうかな。」
次回の練習会は7月26日(土)18:00〜 「津田町働く婦人の家(津田公民館裏)」2階で開催されます。
踊りを覚えてる!という方、一緒に踊ってみたいという方はぜひご参加を!
そして『津田おどり』のお披露目は8月16日(土)開催の「津田まつり」にて。
19:30〜20:00の間の10分間、津田の松原の無料休憩所隣にある屋根付きの東屋で披露される予定です。
こちらもご注目を〜!!
◾️はみだし『津田の盆踊り』
現在復活プロジェクトのみなさんが『津田おどり』『津田小唄』のレコード(音源)を探しています。
津田町には『津田おどり』と同じ時期に親しまれていた『津田小唄』という踊りがあるそう。
もし踊りの様子がわかる写真や動画などもお持ちの方は下記お問い合わせ先までご一報ください。
津田おどり復活プロジェクト
お問い合わせ先/kakizakimariko@gmail.com(柿崎)
津田まつり
開催日時/2025年8月16日(土)16:30〜20:00


