残すところあと5日となった「瀬戸内国際芸術祭2025」夏会期。
お盆明けは人出も落ち着いていましたが、最終日に向けてまた徐々に訪れる人が増えている様子。
ほとんどの作品が夏会期のみの公開。8月が終われば観られなくなります。
最終日となる月末は混み合うことが予想されますので今のうちに志度・津田へ!
今回は津田エリア周辺の見どころや作品についてご紹介します!
さぬき市津田エリアは志度エリアと同様、夏会期限定の作品が1箇所展示されています。
作品があるのは香川県でも有数の海水浴場であり、歴史ある立派な白砂青松の松林が広がる津田の松原。
鑑賞料金も無料で、普段から地元の人がお散歩に訪れる松原の中にあるため、小さいお子さんからご高齢の方まで観に行きやすい環境です。
海水浴ついでに、またドライブがてらささっと立ち寄って作品鑑賞を楽しんでいる方も。
そんな津田エリアのスタート地点は、電車移動の方はJR高徳線「讃岐津田駅」。
車の方は公式駐車場の津田保健センター・津田小学校グラウンド・津田こども園・道の駅津田の松原。
駐車場には瀬戸芸の青い旗と警備員さんがいらっしゃるので非常にわかりやすいです。
作品までの徒歩での時間は、JR「讃岐津田駅」からだと歩いて10分。
津田保健センター、津田小学校からは歩いて5分、道の駅津田の松原駐車場からは歩いて10分ほどです。
初めて津田に訪れる方にまず立ち寄っていただきたいのが津田エリアの公式案内所。
津田保健センターの中にあります。
ここにも手書きのウエルカムボードが!
さぬき市・東かがわ市の最新情報や地域情報が随時アップロードされていますので必ずチェックを!
写真に描かれているイラストのキャラクターは旧津田町時代の幻のキャラ「マッピー」です。(地元民のファン多し)
案内所では津田地区のまちあるきマップや情報紙も用意されています。
津田といえば新店舗が続々オープンしている「ウラツダエリア(津田ふるさと海岸周辺)」が今話題に。
行きたい方はここにもマップがありますのでゲットしてくださいね〜!
案内所の奥には綺麗に活けられたお花が。
来場された皆さんをほっとする空間でおもてなししたいという地元文化協会の依頼で、寒川町「嵯峨御流いけばな教室」のみなさんが2、3日ごとに活け変えています。
日本的なお花から現代的なお花まで。
みなさんに楽しんで欲しいという気持ちのこもった生花のおもてなし。
外国語での説明プレートも用意されています。
奥の休憩スペースはエアコンがしっかり効いて涼しい〜!!
ここでは地元の食のおもてなしを堪能できます。
日にちごとに定食とお団子を販売していますが、これが大人気!
絶対食べたい!という方はお早めに足を運んでみてくださいね。
いろいろなものが一度に食べられると好評の「さぬきお結び定食」は地元の食材で作るおむすびとおかずの定食。
郷土料理の押し寿司と冷たいお素麺、源内だんごのお膳「源内ランチ」、地元産の桑の粉とお豆腐で作るもちもちとした2種類のお団子「源内だんご」の販売があります。
【さぬきお結び定食(1000円税込・20食限定)】
提供日/8月27日(水)、30日(土)、31日(日)
提供時間/11:00〜13:30(売切次第終了)
【源内ランチ(1000円税込・20食限定)】
提供日/8月28日(木)、29日(金)
提供時間/11:00〜13:30(売切次第終了)

【源内だんご(1000円税込・20食限定)】
提供日/8月28日(木)、29日(金)、30日(土)、31(日)
提供時間/11:00〜14:00(売切次第終了〕
瀬戸内国際芸術祭2025の公式グッズやさぬき市のオリジナルTシャツなどの物販もありました!
またプチ土産がもらえる瀬戸内国際芸術祭アンケートも実施中!
スマートフォンでQRコードを読み込めば、手元で回答できちゃうお手軽なスタイル。
瀬戸内国際芸術祭のものと、さぬき市による実行委員のものの2種類のアンケートがあります。
瀬戸内国際芸術祭のアンケートに答えると今期のビジュアルステッカーとウエットティッシュをいただきました!
さぬき市のアンケートに答えると地元の雑貨や美味しいプチ土産をいただけるのでとってもお得!
志度にある「Ainaふろーりあん」さんの新作レモンクッキー「スッパちゃん」をいただきました。
レモン味のバターサブレ、癒される〜〜!!
さあ、作品を観に灼熱の中を歩きますよ〜〜!
涼しい松原の中を歩いてケイトリンさん&ウェインさんの作品のもとへ案内所から青い瀬戸内国際芸術祭ののぼり旗とサインに沿って歩いていくと、程なくして松原へ入る遊歩道が見えてきます。
「洗心亭」という看板がありますが、作品はまさにその洗心亭の近くにありますのでそれを目指して進みます。
しばらく歩いていると松原の中にキラキラと光るカーテンのようなものが…?
そう、これが津田エリアの屋外作品。
カナダのアーティスト、ケイトリン・RC・ブラウンさん&ウェイン・ギャレットさんの作品『時間との対話』です。
松原の中でも樹齢600年を超える大木の中から選ばれた七福神の松。
そのひとつである「布袋尊の松」と周囲の松の枝に高さ11〜12mものメガネレンズのカーテンを吊り下げています。
『時間との対話』はレンズのカーテンを使って昔からこの場所に存在している松原の木たちの魂を表現したもの。
数本の松の木に細いチェーンを30か所ほどかけ、使わなくなったメガネのレンズを13000枚繋ぎ、レンズのカーテンを何枚も作っています。
『木の魂を表す』というテーマから抽象的な人間のようなシルエットを作っていて、実は頭・腰・下半身の3つのセクションに分かれています。
(作家のケイトリンさん・ウェインさんが作品を制作されている様子)
(ケイトリン・RC・ブラウンさん&ウェイン・ギャレットさん)
「回遊できるような空間を作りたいと思っているので、来ていただいたらまず冒険をして欲しい。
レンズのカーテンは二重になっているので仲間同士で向かい合って、レンズを通してお互いを見てみるのが面白いと思います。
地元の方は普段見慣れてきた松原がどう変化するのか。遠くから来る方はレンズを通して松原の魅力的なところを楽しんで欲しいですね。

カーテンごしに松の緑色と鑑賞している方の姿が無限に誕生していく不思議な空間。
回遊するみなさんの姿を撮影する方もいらっしゃれば、レンズに映る風景を撮影する方も。
レンズからどの角度で松原を見ても新しい風景で、日常的に松原で散歩をしている地元の方こそ発見が多い作品。
日課である犬のお散歩をしながら「ほほー」と珍しげに眺めつつ楽しんでいる方もいらっしゃいます。
とっても小さな松の木にもレンズが付けられていますので見つけてみてくださいね🎵
もう一つ、この作品のおすすめは「夕方の鑑賞」。
21:00までの鑑賞が可能な屋外作品であるため、さまざまな時間帯別の表情を楽しむことができます。
が、どの時間帯が一番おすすめ?とケイトリンさん、ウェインさんにお聞きしたところ、「どの時間帯もいいけど、特に夕方!」とおふたり。
(夕方は光の色がどんどん変わり、見る角度によって作品の姿が変わっていきます)
早朝・昼間・夕方の時間に訪れてみましたが、夕暮れ時は沈んでいく太陽のオレンジ色がレンズに映り込む様子がなんともノスタルジック。
何百年とこの景色がここに存在していたことを体感させてくれるような、不思議な時間でした。
夕方の鑑賞、とってもおすすめです!
暗くなると作品はライトアップしますので、そちらも楽しんでみてくださいね。
ケイトリン・RC・ブラウン&ウェイン・ギャレット/『時間との対話』
開館時間/2025年8月1日(金)〜31日(日)屋外常設
場所/津田の松原 洗心亭近く
鑑賞料金/無料
作品の近くに夏会期限定のお土産屋さん発見!ケイトリンさん、ウェインさんの作品のすぐ近くには無料の休憩テントが設置されていたり、土日のみ学生さんによるアンケートのお願いがあったりとお昼間は賑やかな雰囲気です。
そのすぐ近くに…
「津田の松原商店」というお店を発見!!
さぬき市のある東讃地域(さぬき市、東かがわ市、三木町)の2市1町からこだわりのものをセレクトして並べた期間限定のお土産物屋さんです。
元日本料理店「洗心亭」の一角が夏会期だけお土産物店に変身!!
風情がある建物が松原に馴染んでいます。
店主を務めるのは今年から香川県の地域おこし協力隊としてさぬき市に移住されている迫田さん。
彼女のミッションは「津田の松原の活性化」。
この春から松原に関するイベントや松原を守る地元の方と交流しながら、お店の準備にも取り掛かってきたそう。
東讃地域の観光物産が市内に一同に集まる機会はなかなかないので貴重です!
定番のさぬきうどんのお土産から〜
地元のお菓子店の焼き菓子たち。暑い中ですが意外と人気があるのだそう。
飲食店や加工業のみなさんが作るこだわりの調味料もありました!
まるで地方のスーパーに立ち寄ったかのようなローカルさにホッとします。
冷蔵庫にはこの時期ならでは、地元のぶどう農園さんからシャインマスカットやピオーネが届いています。
地元の方もここにぶどうを買いに来るのだとか。笑
雑貨は平賀源内の生まれた町 さぬき市志度ならではのものも。
源内が伝えた焼き物「源内焼」を忠実に再現して作品を制作している「源内焼クラブ」のみなさんが作る箸置きや、
香川の伝統的工芸品である香川漆器のカラフルな色漆カトラリー、地元飲食店デザインのオリジナルTシャツやエプロンも。
全国でも人気の三木町「FURIKAKE」さんが制作するビビッドなカラーリングのカメラストラップもありました!
一眼レフを下げても首や肩が痛くならない幅広のストラップやスマホホルダーのストラップに使える細幅バージョンが。
他にはないアイテムとして購入される方が多いそう。
情報コーナーには東讃地域のエリアマップや民間の団体が制作したフリーペーパーも揃っています。
瀬戸芸きっかけで初めて津田に来た方はマップを見ながらおすすめスポットを迫田さんに聞いてみるのもあり!
お時間がある方はここで本格的なカメラをレンタルして津田の松原や周辺エリアの撮影散歩にお出かけしてみては?
カメラのサブスクサービス「GOOPASS」とのコラボ企画として、3種のカメラを時間単位で貸し出ししています。
短時間利用もできますので、これからカメラを買いたいと思っている方もお試しにぜひ!
「津田の松原商店」の店頭では元気な高校生たちがお出迎え。
彼らがチャレンジしているのは、瀬戸芸期間中のみのかき氷屋さん「sea side cafe ZABAZABA」。
津田の塾「寺子屋あかり」に通う地元の高校生たちが企画した夏限定のかき氷店で、メニュー開発から運営までを彼らが丸ごと担っています。
果実のジュースを注ぐと瞬時にふわっふわのかき氷が出来上がってびっくり!
エアリーでファンタジーな食感に暑さで疲れた体が一気にほぐれます。
みかん、いちご、パインなどの日替わりの味も注目!
高校生たちと話をしつつ、味わってみましょう。
松原の木陰でいただくと涼しくって最高ですよ🎵
「sea side cafe ZABAZABA」
場所/津田の松原内 洗心亭「津田の松原商店」前
開店期間/8月31日(日)までの10:00〜16:00
津田の松原の中にホッとする休憩所を発見!津田エリアの作品鑑賞が終わった後、比較的涼しい松原を散策してみるといろんな発見があります。
海水浴の方で浜辺は賑やか。
木陰には遊具のコーナーもあり、暑い中ですが小さいお子さん連れのご家族が楽しんでいました。
津田の松原の中にある広い道に出ると、道沿いに白い建物「無料休憩所」があります。
ここは瀬戸芸期間に関係なく、いつでも誰でも入って休憩できるエアコン付きのお部屋。
夏会期の間は「うちわワークショップ」をしているようです!
白いうちわに思い思いの絵を描いて楽しむワークショップ。
この日も朝からお子さんや地元の方まで多くの方が参加していました。
壁にはかつての津田の松原の写真が展示されていました。
この美しい松の風景は昔から変わっていないんですねえ。
写真が大切に保存され、展示されているのを見て、地元の皆さんが大事に松原を守ってこられたことがわかります。
この機会に多くの方が津田の松原の良さを知ってくれるのは何より嬉しいことなのではないかと思いました。
津田と松原の歴史を知るなら郷土館へ津田の歴史を物語る施設が瀬戸芸の期間中のみ特別にオープンしていると聞いて、無料休憩所から南へ。
「津田石清水神社」さんの鳥居を潜って、すぐ左に曲がると、、、
蔵のような建物が見えてきました!
「さぬき市郷土館」という施設で、8月31日まで「つだ いにしえのしらべ」という展示会を特別に開催してます。
何度も神社には訪れたことがあるのに、こんなところに歴史にまつわる施設があるのを初めて知りました。
少し中を覗かせていただくと〜
津田の松原の歴史にまつわる資料や写真。
津田の遠洋漁業の歴史や当時の様子がわかる船のパーツの展示も!
かつて津田の商店街にあったお店の店名が入ったうちわや雑貨がたくさん。
いまは少なくなってしまった昔ながらのお店。
昔は多くの商店が並び、賑わっていたまちだったということがわかります。
ほかにも津田地区の古墳群の資料・雨滝城・廻船業・砂糖生産・サケマス遠洋漁業など、知らなかった津田の歴史に出会える場所。
瀬戸内海と津田エリア周辺の関わりを中心に、出土品やパネルで見て楽しむことができます。
地元の方にもぜひ見ていただきたい企画展です。
8月31日までですのでお急ぎください〜!
「つだ いにしえのしらべ」@津田町
開催日時/開催中〜8月31(日) 9:00〜12:00
場所/さぬき市郷土館(津田岩清水神社 参道沿い)
入館料/無料
津田ふるさと海岸〜ウラツダ〜津田港をぶらり津田の作品がある津田の松原からは少し歩いて今度は海際へ。
松原の西側にあたる「津田ふるさと海岸」にやってきました。
1kmに伸びるまっすぐの海岸沿いの道沿いや裏路地にはここ数年で地元の若者や移住された方がたくさんのお店をオープンされました。
藍染工房、ピザ屋、カレー屋、バー、図書館、ギャラリー、朝ごはんと古道具のお店、アイスクリーム屋、漁師さんのごはん屋、雑貨のセレクトショップ…
香川県の中でも注目されているスポットのひとつです。
こちらは自らDIYを施してお店作りをされている体に優しいグラノーラ屋さん「瀬戸内グラノーラ」。
さまざまな種類のグラノーラはもちろん、アイスコーヒーやソフトクリームのテイクアウトもされていて、目の前の海岸で海を眺めつつ食べるお客さんも多いです。
裏路地にある「うみの図書館」は遠洋漁業に出ていた方のおうちをリノベーションして作られた『泊まれる図書館』。
誰でも本を借りることができますし、中にはコワーキングスペース&ミニカフェスペースもあります。
津田港の方へ行ってみると、水産加工会社「安岐水産」さんの隣にある元海苔工場の倉庫で「第6回津田港わくわくフェスティバル 倉庫deマルシェ」が開催されていました。
「津田港わくわくフェスティバル」は津田の港と漁業の活性化をテーマに数年前から開催されているイベント。
今回は「再生」をテーマとし、かつて賑わいを見せた海苔工場を会場にすることで、再び多くの人によって活気が生まれる空間へと「再生」させるという狙いがあります。
8月31日(日)までの毎週土日、倉庫内外にはさまざまな飲食店などが出店しています。
さらに倉庫内では専門学校「穴吹デザインカレッジ」による展示、『穴吹デザインカレッジ×(ヒト・モノ・コト)[キニナルキ]』のアート展示も同時に行われていました。
もともと「わくわくフェスティバル」にお子さん向けのワークショップで出店していた学生たち。
香川県が開催している瀬戸内国際芸術祭期間の周遊型アートイベント「くるりアートかがわ」のひとつとして8月いっぱい展示が行われています。
地元の人との連携や地域の活性化がテーマとなっていることもあり、学生さんと地元の小学生たちが一緒に作品を制作。
松原のまつぼっくりや海で拾った貝殻を使って、色を塗ったり絵を描いたり。
「キニナルキ」というタイトルのとおり、出来上がった小さなパーツを合わせて大きな木を表現した大型作品です。
これらの小さなパーツは地元の小学生たちと一緒に制作。
ひとつずつに作ったお子さんの好きなものが見えてきて楽しい!
みんなで作り上げた「津田」を表す大きな木。
ぐるぐると中を歩いて見て楽しんで、とのことです。
「穴吹デザインカレッジ」の学生さんにもインタビュー!
去年の3月から先輩と一緒に授業でアイデアを考え、グループに分かれて津田のイメージカラーを取り入れて津田小学校のみんなと出来上がったそう。
「津田に初めて来た時に、すごくのどかで自然がいっぱいですごく癒されました〜」
「津田のことをあまり知らなかったけど、緑や海があって豊かだと思いました」
「細かい作業が多くて大変だったけど、子どもたちと一緒に作ることができたのが楽しかったです」
などなど、学生さん自身が津田に訪れたことで新しい刺激をもらえたようです。
期間中は学生さんも在廊し、ドリンクの販売もしつつ作品説明をしてくれますので話しかけてみてくださいね!
第6回津田港わくわくフェスティバル 倉庫deマルシェ
開催日時/8月30日(土)・31日(日)10:00〜15:00
駐車所/あり
津田エリアは作品がひとつしかないため、作品を見たらすぐに次のエリアへと移動する方も多いのですが…
一番の魅力は「海」!!
松原から砂浜へ出てみれば、日常では感じられない豊かさを身体中に感じることができます!
暑いですが、少しだけ時間をとって津田エリアを歩いてみてはいかがでしょうか?
心地よい場所だなと感じた方は芸術祭期間が終わっても遊びに来ていただけると嬉しいです🎵
瀬戸内国際芸術祭2025夏会期 志度・津田エリア
開催期間/2025年8月1日(金)〜31日(日)
作品鑑賞時間/10:00〜21:00 ※作品によっては最終受付時間がありますのでご注意ください。
鑑賞料金/1作品500円(15歳以下は無料)※志度寺・津田の松原の作品は無料
さぬき市瀬戸内国際芸術祭情報(さぬき市公式サイト)→ こちら
瀬戸内国際芸術祭2025
会期/春会期 2025年4月18日〜5月25日・夏会期 2025年8月1日〜8月31日・秋会期 2025年10月3日〜11月9日
※さぬき市での開催は夏会期のみ
公式サイト https://setouchi-artfest.jp/