2025年10月27日

「さぬきバル〜竹あかり長尾寺篇」で見つけたまちの記憶と新しい風景@長尾

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10月18日土曜日さぬき市長尾の四国霊場八十七番札所長尾寺にて「さぬきバル〜竹あかり長尾寺篇〜」が開催されました。

昨年に続き2回目となる夜型イベントですが、長尾地区の特産である竹を使った灯りとともに、来場者が同じ食卓を囲むような70メートルもの長いダイニングテーブルが境内を横切るように登場。新しい長尾寺の風景に驚かされました。

一角ではかつてこの場所で踊られてきた盆踊り「長尾おどり」が復活すると言った試みも。

竹あかりだけじゃない、長尾の良さ。

「さぬきバル」で見つけた長尾のまちの記憶をご紹介します。

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「さぬきバル」はさぬき市の観光スポットを会場にして、地元ならではの美味しいもの・伝統工芸を楽しもう!というイベント。

今年も昨年に引き続き、さぬき市長尾にある四国霊場87番札所「長尾寺」にて開催されました。

長尾の特産である地元の「竹」を使い、長尾を拠点に活動する竹の達人集団「バンジョイ塾」のみなさんの協力を得て、境内に竹あかりを配置。

今年は一体どんな雰囲気になっているのか見に行ってきました!

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長尾街道から一本北側、長尾寺の門前通りへ。

かつて商店街だったこの通りも、今は少しの商店を残した静かな住宅地。

ですがこの日はたくさんの方が長尾寺に向かって歩いていく姿を発見!

特に小中学生たちが友だちと一緒に走ったり自転車に乗ってお寺に急いで向かう姿が印象的でした。

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長尾寺山門。

昨年も人気のフォトスポットのひとつだったこの場所で今年も美しい竹あかりが門を照らします。

竹ひごを組んだ球体の灯りが門を囲い、いつもとは違う長尾寺の表情を演出。

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手水場には今年も長尾寺さんがお寺にゆかりのある静御前の装飾をされていました。

お花と細い竹ひごで作るかわいらしい竹あかり。これを加工されたのも「バンジョイ塾」のみなさん。

竹を切り出すところから始める達人たちの手仕事は本当に素晴らしく、細く均一に整えられたひごは熟練の技の賜物。

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長尾寺は源義経と吉野山で別れた静御前が心を痛めたまま駆け込んできた場所。

ここで得度した際の剃髪塚が境内にあり、そこにも注目してほしいと竹あかりが置かれていました。

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境内の見どころの一つである大楠の幹にも竹あかり。球体の灯りが心地良さそうに転がっていました。

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本堂に向かう参道や足元にはランダムに竹あかりが置かれて、暗くなるにつれて幻想的な風景に。

今年の灯りは竹筒を3つ合わせた構造になっていて、昨年に比べると明るさも見応えもあります!

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これらの竹筒のデザインはさぬき市寒川町出身・在住の美術作家 千田豊実さんが担当されました。

300本を超える竹筒の加工はバンジョイ塾のみなさんやさぬき市観光協会が一緒に制作を行い、それはもう大変な作業だったそう。

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今回は境内の足元以外にもたくさんの竹あかりが飾ってありました。本堂の中や薬師堂。

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美しく整えられた社務所隣の庭園にも。

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そして今年のメインとなる竹あかりはこちら! 

バリアフリーな長尾寺の境内を対角線に横切る大きなダイニングテーブル。

長さはなんと約70メートル!

白いテーブルクロスの真ん中には竹で作った花器とあかりを添えて、まるで晩餐会の食卓のよう。

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竹筒に生けられたこれらの植物は全て地元さぬき市のものなのだそう。

コーディネートを担当されたのは、さぬき市出身で関西を中心に活躍されているボタニカルアーティストの谷井聖さんです。

ボタニカルアーティスト 谷井聖さん

「昨年はバルで買った食べものを食べる場所が少なかったんです。

 だから今年は長いテーブルを作ってみんなが食事できるようにしようというのがコンセプトになりました。

 いろんな人がここに集まって、ひとつのコミュニティとしてつながっていく。それを大事にしながら作りました。」

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最初はディスプレイとして眺めていたお客さんたちもだれかがここで食事を始めると、続いて1人、もう1人。

家族、お友達同士と、、、だんだん人が増え、お寺の中心にあるテーブルにみんなが集まっていく様子が眺められました。

まるでひとつの大きな家族のよう。

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特に夕暮れの時間は美しい夕日のおかげで格別な風景を楽しめました🎵

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竹あかりを横目に境内もお散歩してみると、改めて長尾寺には見どころが多いことに気づきます。

菅原道真公とのつながりがある長尾寺ならではの天神さんや、

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看板ヤギのふうちゃん(風神)・らいちゃん(雷神)も元気そう!

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今年もお子さんたちに大人気でしたよ〜!!

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駐車場は飲食出店ブースになっていました。

バルならでは、地産地消のお酒と飲食のお店がずらり。

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長尾の和菓子店「孝子堂」さんの和菓子や造田の桃農園「飯田桃園」さんのドリンク、長尾寺を参拝される方にも人気の長尾寺名物「甘納豆おはぎ」も!

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さぬき市の北端、大串半島からは「さぬきワイナリー」と「時の納屋」も出店。

香川大学が開発したワイン用ぶどうで仕込む新酒赤ワイン「ソヴァジョーヌ・サヴルーズ」を使用した牛すじカレーは「時の納屋」の人気メニュー!!

いい香りが漂っています〜!

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ワークショップブースではさぬき市観光協会による缶バッジ制作やミニランタンの絵付けが行われていました。

このイベントで初お披露目となる滋賀県彦根のキャラクター「ひこにゃん」とさぬき市マスコットキャラクター「さっきー」のコラボバッジをゲット〜!!

ちょうどこの日、彦根で開催される「ご当地キャラ博2025」に「さっきー」が参加しているのに合わせて登場したレアグッズでした🎵

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LEDの灯りでやさしく光るミニランタンは2種類。

長尾寺ゆかりの静御前の屏風絵がプリントされたミニランタンと、白紙のランタンに思い思いの絵を描くことができるオリジナル絵付けランタン。

自分が好きなものを描きたい!というお客様が多かったようで、つぎつぎと素敵なランタンが出来上がっていましたよ〜!

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こちらのご家族は兄弟みんなでオリジナルのミニランタンを作っていました🎵

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絵がとっても上手で色の使い方もキュート!!

大好きなものへの愛情がたっぷり描かれています🎵

あかりが灯ったときにどう変わるかも楽しみ!

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ちなみにミニランタンの夜バージョンはこちら。

こんなふうに光って会場を照らしてくれました!

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境内からは小気味良い三味線の音楽も流れ出し、お寺にぴったりの秋の1日。

こんなふうに長尾寺で過ごす時間を楽しめるなんてと、発見の多いイベントでした。


かつて長尾寺で踊られていた「長尾おどり」が復活!

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16:00に始まったさぬき太棹三味線のみなさんの演奏。終了後、なにやら会場に来られた方にうちわを配布する様子が。

境内には小さな輪ができて、盆踊りタイムが始まりました。

それが過去に長尾寺のお祭りで踊られていた盆踊り「長尾おどり」です。

地元の方によりますと、長尾寺ではかつて「十一度市」と言うお祭りを開催していて、その際には境内に櫓を組んで「長尾おどり」を踊っていたのだそう。

市が開催されなくなった後も旧長尾公民館で開催されていた「長尾ワイワイまつり」で引き続き踊られていましたが、イベント自体がなくなってしまった今、お隣の造田地区で開催される夏祭りでのみ踊られているのだとか。

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わたしも実際に踊ってみました!

1、2、3、4、叩いて流して、右、左。

まえ、うしろ、1、2、3、4、叩いてうしろ、右〜左〜!

最初の振りを覚えればあとはルーティーン。比較的覚えやすいかも?

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踊りを教えてくださっているのはさぬき太棹三味線の長尾さんです。

(さぬき太棹三味線 長尾さん)

25年ほど前、太棹三味線の会ができた頃に長尾寺の行事『三味線餅つき』の伴奏を引き受けました。その際にはいろんな曲を演奏しますが、その中にも『長尾おどり』があったんです。高松の盆踊り『一合まいた』と同じメロディですが、歌詞には長尾の地名がいろいろ入っていて、当時はソノシートもでていたんですよ。今年のさぬきバルではお昼に演奏の時間があったので、少しでも浸透させたいと思ってこの時間を設けてみました。」

年配の方は曲がかかると自然と踊れてしまうという方も多い『長尾おどり』。

しかし地元の人がみんな踊れるわけではないことに驚いたと言う長尾さん。

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(写真:2019年の長尾寺三味線餅つきの様子


(さぬき太棹三味線 長尾さん)

「長年、お正月に長尾寺で開催してきた『三味線餅つき』自体を知らない人や、三味線を見るのも初めてと言う方も多いんです。これからも長尾寺の境内で何か行う時には『長尾おどり』を残したいですね。」

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盆踊りと三味線の音色と共に、長尾の良さや残したいものが見えてきた「さぬきバル〜竹あかり長尾寺篇」。

来年も『長尾おどり』の歌が境内で聞こえる日を楽しみにしたいと思います。


さぬきバル〜竹あかり長尾寺篇〜 ※終了
開催日時/2025年10月18日(土)15:00〜20:00 
会場/長尾寺
お問い合わせ先/087-894-1601(さぬき市観光協会)
さぬき市観光協会 公式Instagram https://www.instagram.com/sanuki_city_kanko/

posted by sanuki-asobinin at 23:54| 香川 ☁| Comment(0) | イベント・お祭り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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