2026年01月05日

開館当時の響き再び!「源内音楽ホール」がリニューアル開館@志度

IMG_2452.jpg

1987年開館、さぬき市志度の「源内音楽ホール」がこの1月にリニューアル開館!

1年間にわたる大規模改修工事を経て、耐震化とともにホール最大の特徴である「響き」を開館当時の数値まで改善することができたそう。

同時に、演じる人・見る人がホールでの時間を充実して過ごせるよう舞台・客席・照明・音響なども一挙リフレッシュ。

生まれ変わった「源内音楽ホール」を詳しくご紹介します!



IMG_2503.jpg

IMG_2501.jpg

さぬき市志度、志度湾を見下ろす高台に建つ「源内音楽ホール」。

1987年に開館後、音楽専用ホールとして中四国トップクラスの音の響きが得られる設備が施されたホールとして知られています。

そんな中、昨年1月から天井の耐震化をメインの目的として改修工事がスタート。

一体どんなところが変わったのか、ホールの副主幹 中村信哉さんに教えていただきました。

IMG_4106_R.JPG
IMG_4176_R.JPG
(改修前の天井内部)

まずはメインの天井。

落下防止のためにつり天井を建物と一体化した構造に変える大改修が行われました。

2011年に起きた東日本大震災ではつり天井の落下が相次いだことを受けて、源内音楽ホールでも兼ねてから天井の改修工事が考えられていました。

工事ではこれまで使用してきたボードや軽量鉄骨を全て撤去。

新たに大きな鉄骨資材を人の手で運び、鉄骨を建物と一体化させることで強度を高めたそう。

IMG_2467.jpg
IMG_2470.jpg

実際に改修後の天井部分に入らせていただきました!

まるでプラモデルの内部に来たような気分!

天井部分の鉄骨が全て同じ色合いになっていることから、すべての骨組みが一体になっていることがわかります。

強度だけでなく、ホールの響きも確保するためにボードも2倍の厚さに。こういったところも響きを保つために工夫されているのですね〜!

取材時はひんやりとした空気に包まれていましたが、暑い夏に行われた作業はスポットクーラーを入れても暑く、非常に大変だったそうです。

これで安心してホールでのイベントが楽しめます🎵

IMG_2478.jpg

天井と同時にホールの設備もほぼリニューアル!

ホール内に足を踏み入れると、、、、新しい開館の匂いがする〜!!!

以前と比べて随分明るくなったように感じるステージとホール内部。

その理由は舞台の床、側板、壁、客席の床の変化にあります。

IMG_2481.jpg

まずは舞台。

38年間使用して痛みが出ていた舞台の床は表面を削り、明るく仕上げています。

IMG_2479.jpg

舞台袖の側板も剥がれたり痛みがひどかったため新しいものに。

以前の赤っぽい木材の色合いから白っぽい材質のものに変わったため、全体的に舞台が明るくなりました。

IMG_2492.jpg

映画上映や講演会などで使用するスクリーンも大きくなり、反射率が高くなったため、より鮮明に画像を見られるようになりました!

IMG_2471.jpg
IMG_2472.jpg

舞台に落とす照明もハロゲンからLEDに全てチェンジ!

明るい舞台になると同時に、スポットを受ける演者さんも熱をほどよく感じられるようになるそう。

IMG_2477.jpg
IMG_2491.jpg

舞台袖の音響設備や照明のシステムにも変化が。

なんとアナログだった機材がデジタルモードに!!

縁の下の力持ちである音響さん、照明さん、そして舞台監督さんもより公演を進めやすくなりました。

IMG_2458.jpg

続いては客席。

赤く柔らかい素材のシートは1つずつクリーニングを行い、席を立つと跳ね上がるような仕組みにリニューアル。(これまでは人の手で戻さないと折り畳めませんでした)

IMG_2459.jpg

ホールの壁も白くなり、直されて客席も全体的に明るくなりました。

壁際には手すりもつきましたので、足が不自由な方も移動がしやすくなりました。

IMG_2460.jpg

また客席の痛んでいたカーペット敷きもコルクタイル地にリニューアル。

じっくり見ないと気づきませんが、実は全体的にワントーン明るくなる素材に全てが変わっているのです!

IMG_2448.jpg

密かにホールに入る扉も新しく明るくなっていますので注目してみてくださいね🎵


開館当時の「響き」よ、甦れ!

IMG_2485.jpg

「源内音楽ホール」1番の特徴は「響き」。

実は開館から38年を経て、自慢の音響特性は開館時よりも少し落ちてきていたのだそう。

中四国トップクラスを誇る音の響きを再びホールに戻すため、当時の設計に携わった「NHKテクノロジーズ(旧財団法人NHKエンジニアリングサービス)」さんの協力を受け、過去の音響テストデータに基づいた設計のアドバイスをしていただいたそうです。

結果、今回の改修を経てでもともとの音響特性を取り戻すことができたのだとか!

IMG_2442.jpg
(残響可変装置は普段は収納されていて、必要時に客席後方の上部から降りてきます)

例えば、床のコルクタイル地や、スイッチ一つでホール背面から降りてくる「残響可変装置」の素材張り替えなどもホールの響きに関係するためにリフレッシュしたもの。

ちなみにホールの壁の表面をじ〜っと見ていただくとわかるのですが、ざらっとした表情をしています。

実はこれも音の響きを保つために効果的なものなのだとか!

IMG_2453.jpg

実際にホールの一番後ろから写真を撮影してみると、シャッター音の響きがとても美しくて驚きました!

これまでも音を楽しむのには最適だったホールですが、これからはもっと心地よい響きを楽しむことができるように。

今後開催されるイベントやコンサートで実際に確かめてみてくださいね🎵


これからの「源内音楽ホール」

IMG_2455.jpg
名誉館長ランパルさんの肖像画も場所を客席側に移動。これからはみなさんと同じ目線で舞台を楽しみます🎵)

耐震化とともに、生まれた当時の響きを取り戻すことができた「源内音楽ホール」。

「響きの幅を持たせられるホール」であることから、幅広い用途に使えるのが良いところでもあり、コンサートに限らずダンスや発表会、式典、会社の決算会など今後も幅広く使ってほしいと副主幹の中村さん。

身近な発表の場として「源内音楽ホール」をどんどん利用してみてはいかがでしょうか?

DSC_5453_ES-thumbnail2.jpg 

リニューアル後、最初のイベントは1月11日(日)。

さぬき市の20歳のみなさんが決意を新たにする「さぬき市はたちの集い」です。

f8deb99514e0fdc4253dd272d76df8956db88bab-2.jpg979d49df1284305d0809487530a011fc137afca2.jpg

その後は、、、

・1月18日(日)「新春よさこい三昧」

・1月25日(日)「志度音楽ホール少年少女合唱団定期演奏会」

・3月8日(日)川井郁子さん・東儀秀樹さん・小松亮太さん出演「スクリーンミュージックコンサート(ほぼ完売)」

今後の「源内音楽ホール」の催し物や空き状況は公式サイトでチェック!



源内音楽ホール

場所/香川県さぬき市鴨庄4610-44

休館日/毎週月曜(月曜が祝日の場合は、翌日以降の最初の休日でない日)・年末年始

お問い合わせ先/087-894-1000

公式サイト https://www.s-shido-musichall.jp/

posted by sanuki-asobinin at 16:19| 香川 ☔| Comment(0) | レジャー・アート・写真 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。