2014年03月22日

『讃岐ジオパーク構想』について香川大教授・長谷川先生に聞く!@さぬき市

さらです。


ジオパークという言葉をご存知ですか?


地球や大地を意味する「ジオ(Geo)」と、

公園を意味する「パーク(Park)」を合わせた造語で、


地質、地形、火山などの

学術的に価値の高い「地質遺産」がある地域を、

自然公園として守っていこうという、

ユネスコの「世界遺産」みたいなものです。


いま、讃岐ジオパーク構想という

「讃岐平野と備讃瀬戸をジオパークにしよう!」

という動きがあるそうなんです


さぬき市には、

貴重な化石が眠る「雨滝山」や、

地震の時に話題に上る「長尾断層」などの

見所(ジオサイト)がたくさんあるので、

ジオパークについてぜひ知りたい!


ということで、


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香川大学工学部長谷川修一教授

讃岐ジオパーク構想についてお話を伺いました。




長谷川先生は、防災のスペシャリストで、

私たちにも身近な「防災マップ」の作成や、

地震による地盤災害の研究をされています。


でも、なぜジオサイト研究を?

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長谷川先生
「例えば、山が崩れた現場に行ったとして、
マイナス面を見るのが防災学で、
プラス面を見るのがジオサイトです」

同じ地層や岩石を見ても、
災害特性を知ろうとするか、
新しい魅力を発見しようとするか、
という違いなんだそうです。

そもそもジオパークを決めるのは、
2004年にユネスコの支援で設立した
世界ジオパークネットワークというところ。

現在、日本では、
洞爺湖有珠山(北海道)
糸魚川(新潟県)
島原半島(長崎県)
山陰海岸(京都府・兵庫県・鳥取県)
室戸(高知県)
隠岐(島根県)
の6ヶ所が、
ジオパークとして認定されています。

世界遺産は保護するのが目的なのに対して、
ジオパークは保護するだけでなく、
地域振興や教育に活用することを
目的としている点が異なります。💡
ですから、地域おこしの意味合いも含めて、
全国的にジオパークに対する関心が
高まっているのだとか。

では、香川県はどんなジオパークになろうと
しているんでしょうか?

長谷川先生「香川県は日本一狭い県ですが、
約1400万年前の火山活動によって、
超硬質のサヌカイトから、
超軟質の凝灰岩まで、
いろんな種類の岩石が分布しています。
そして、その岩石を利用した石の文化が
脈々と受け継がれてきました」

例えば、

・旧石器時代には石器に用いられ、現在では
  美しい音色を奏でる楽器として知られるサヌカイト

・最高級石材として知られる庵治石

・古墳時代に作られた石棺に使用された
  鷲野山火山の石。

などなど。

他にも、
日本昔話に出て来そうな「おむすび山」の讃岐富士や、
マグマ研究の聖地として注目されている小豆島など、
香川県には地質遺産がたくさんあるんです。

そもそも、讃岐ジオパーク構想の始まりは2010年。

公開講座「讃岐ジオサイト探訪」として
受講生と香川県内のジオサイトを訪れ、
4年かけて基礎調査を行いました。

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その内容をまとめたのがこの本です。

2014年3月8日(土)には、
2回目のシンポジウムも開かれ、
今後、県内の自治体の連携しながら、
世界ジオパークへの申請を目指すそうです。
これは最短でも2018年になるのだとか。

世界に類のない石と文化をもった香川県。
なんの変哲もない山や石にも、
いろんな魅力が詰まっているのかも。

では、次回、
さぬき市の重要なジオサイト「雨滝山」にある
雨滝自然科学館に行ってきます!
DSC_5780_ES.jpg

↙↙↙讃岐ジオパーク構想の最新情報はこちらでチェック!↙↙↙
🚩讃岐ジオパーク
 http://www.geosanuki.com/
🚩「讃岐ジオパークをめざす会」facebook
 https://www.facebook.com/pages/讃岐ジオパークをめざす会/277633035642140



posted by sanuki-asobinin at 13:00| 香川 ☀| Comment(0) | 歴史・文化財 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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