2022年3月27日、さぬき市北部の山と海に囲まれた「小田」エリアでおこなわれたまちあるきイベント
「過疎に風!小田船団出漁記からオーガニックな村へのstory」のレポート最終章!
移住農家さんとの収穫体験、小田で歴史を紡ぐ家具工場見学を終えて、いよいよ締めくくり。
小田の歴史を紐解いたあとは
地元の無農薬野菜カレーで美味しいランチタイムとなりました。
参加された方の感想もご紹介します♪
これまでの経緯はこちら!
野菜収穫体験と家具工房見学を終えて、スタート地点である「風と土びと」へ戻ることに。
「株式会社 優和木装」さんから『移住銀座』経由でぽれぽれと歩きます。
道の東側は「志度カントリークラブ」。
時々カートが走る様子が見えて、その近さにびっくり!!
山の向こうが海であることも潮の匂いと空の近さでわかります。
「大空口」のバス停前の農家さん宅からは元気なニワトリたちの声も。
行きには見られなかった姿に子どもたちは釘付け!
帰ってきました小田の拠点「風と土びと」。
朝にはなかった風変わりなトラックが店頭に!
実はこの車、地元の石原さんが営むトラックカフェ。
荷台の中はカフェスペース。文庫本もあり、ゆっくりお茶することができます。
毎月第2第4日曜に津田ふるさと海岸で開催されている「讃岐朝市」や、津田の「アジアンファクトリー」「津田石清水八幡」にも出店されています。
そんなトラックカフェの石原さんは、以前ブログでもご紹介した「算数の達人」。
小田生まれの数学教師で、30年以上教員を務め上げて最後は小田小学校に勤務。
同校が少子化のため閉校する年に石原さんも定年退職されました。
現在は現役教師の皆さんと算数についての研究会やボランティア塾を行いつつ、トラックカフェを営んでいます。
さ、ランチの時間までは「風と土びと」2階のギャラリースペースで石原先生による歴史の授業〜!!!
石原さんは小田の仲間たちとともに調べた地元の歴史を「小田さざなみ通信」で発信するという活動も行っています。
俯瞰的に見た小田の歴史、地区別の個性を教えていただきました。
興味深かったのは小田の山ではかつて松平藩の猟を行っていたのでなかなか入ることができない場所だったこと。
もともと秘境ぽい雰囲気の土地ですが、歴史的にも『隠れ里』と呼ぶのにぴったり。
また、小田の東側にある『釜居谷(かまいだに)』という地区は、さらに外部からは分かりにくい地形。
そのためさぬき市志度生まれの偉人 平賀源内の祖父母が愛媛で不祥事を起こし、所払いとなった後に移り住んだと言われています。
小田には戦後食べられなくなった人たちが多く訪れたそうで、地元の人たちが小屋を建てて食事を分けていたという話もあるのだとか。
外からやってきた人たちは貴重な情報源として、大事にされていたのかもしれません。
海にまつわる歴史も様々。
明治初めからは朝鮮海沖まで漁に出始め、それをきっかけに大正時代になると地元漁師たちが朝鮮半島の甘浦や九龍浦に住み着くまでに。
結果、九龍浦は小田の人間によってサワラの流し網漁の基地港として開拓されたのだそう。
戦後にはサケマス漁で小田も津田も繁栄し、街は高松市と変わらないほどの賑やかさだったとのこと。
(石原さん)
「小田のサケマス漁の終焉とともに漁業も衰退。
それが村の衰退につながり、高齢化率は55%以上の土地となりました。
漁業も農業も工業も少数ですが、最近移住してきて農業に携わる人が増えています。
改めて小田の風光明媚な里が注目され始め、非常に喜ばしいことです。」
石原先生のお話をお聞きし、小田がさぬき市の中でも熱量の高い地域になりつつあるのを感じた時間。
これからの小田の姿も非常に楽しみになりました。
さあしっかり歴史を勉強した後のご褒美は地元野菜たっぷりのランチです!
地元の移住農家さんが育てた無農薬レタスのサラダに…
畑で採れた人参のポタージュ、イベント限定の野菜カレー!
お天気の良さに惹かれて、外のテラスでランチを楽しみました。
人参ポタージュはまろやかな甘さ。
カレーはいろんな野菜の素揚げが入っていてワクワク。
先ほど収穫した「カーボロネロ」の素揚げはまるで菜の花のよう。
シャキシャキとしていて春らしい苦味が心地よかったです。
「風と土びと」さんは現在毎週土曜日のみ、移住農家さんの無農薬野菜の販売と野菜のモーニング&ランチを行なっています。※5月7日(土)はお休み。
ランチ情報は公式Instagramにて発信中。
次回は定番の野菜ランチを食べに行こう!と思いました。
食後には石原さんのトラックカフェコーヒー&シフォンケーキもいただき大満足♪
丸亀などの遠方から参加された方もいらっしゃって、参加者同士の話も弾みます。
大川町から3世代で参加されていたご家族の方にもお話をお聞きしました。
「コロナ禍で子連れでどこにも行けない日が続いていましたが、市内の小田なら!と申し込みしました。
また、1歳半になる子どもが最近野菜を食べなくなってきたので、野菜を食べてくれるきっかけになればと思って来ました。
子どもは収穫体験がとても楽しかったみたいで、土だらけのところに入って行ってテントウムシを見つけて喜んでいました。
土がとってもフカフカしていましたし、広い畑に入っていいよと言ってくれるのも嬉しかったです。」
「祖母は最近農業を始めたので本格的な畑を見てみたくて参加していましたが、見たことのない野菜に出会えて新鮮だったみたいです。
私は家具工場に入れたことが楽しかったですね。
なかなか入れない場所ですし、木の香りも気持ちよくて。
子どもも木がたくさんある中で大冒険していました。」
参加されたみなさんそれぞれに、新しい体験や発見があった小田のまちあるき。
小田のまちの良さを感じるだけでなく、自分の生活に繋がるものを持ち帰ることができた1日となりました。
まちあるきイベントはこれにて終了ですが、気になる方はぜひふらりと小田へ。
あなたの人生を変えるヒントと人に出会えるかも知れませんよ♪
遊学のススメ2022「過疎に風!小田船団出漁記からオーガニックな村へのstory」※終了
開催日時/2022年3月27日(日)9:00〜13:00
場所/さぬき市小田周辺(集合場所「小田の駅 風と土びと」
詳しくはこちら→さぬき市観光協会サイト
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