地元の魅力をどんなもので引き出し、どんな情報発信を行えば人を呼び込めるのか?
まちの活性化のヒントを四国の4国立大学の学生が考える
「四国家インターンシップ」の成果発表会が
2023年3月17日(金)さぬき市役所にて行われました。
今年の舞台はさぬき市津田町、津田ふるさと海岸周辺!
4人の学生たちは5日間の滞在を経て、どんなことを感じ、どんなアイデアを考えついたのか?!
中にはアナログだけど「おっ、これはやってみたい!」と思える提案も!
斬新なアイデアの数々をご紹介します。
「四国家インターンシップ」は5年前から四国旅客鉄道株式会社が主体となり開催している大学生向けのインターンシップ。
香川県内のいずれかの町に四国の4国立大学の学生が滞在し、そこで感じた地域の課題やその解決方法を発表するもの。
今年は3月13日〜17日までの5日間、さぬき市の中でも地域おこしの取り組みが進んでいる津田ふるさと海岸周辺にスポットを当てて開催されました。
スケジュールの前半はフィールドワーク。
「一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会」のみなさんによる津田ふるさと海岸周辺のガイドツアーが行われました。
地元の水産加工会社や海岸沿いの店舗、日本ドルフィンセンター、春にオープンする予定の「うみの図書館」や「PORTO PIZZA」。
さぬき市の中でも、いま一番活気のあるエリアといっても過言ではない場所です。
そんな津田町の「地域の良さ」と「〇〇」をかけあわせたアイデアを4名の学生たちが発表してくれました。
トップバッター、愛媛大学の三木大知さんは香川出身。
以前から地元を観光で盛り上げたいという気持ちがあり、このインターンに参加されたそう。
そんな三木さんが注目したのは、津田ふるさと海岸に設置する看板。
迷惑行為を禁止する看板しか置かれていないのを見て、美しい風景や魅力的な店舗を10代・20代の若年層がSNSを通じて発信しやすくなるよう、撮影用の看板設置を提案。
津田の遠洋漁業の歴史を思わせる船の形にしたり、各店舗の情報や距離を記載したりと、観光案内も担うものを考えられていました。
海が背景になるよう砂浜に設置することで、津田の美しい海の風景や店舗を知ってもらえるという企画。
写真が身近なアクションとなっている現代にぴったりのアイデアでした!
続いて徳島から参加された学生さんは、長くまっすぐ伸びる綺麗な海岸を「ロマンチックな場所」と仮定して、想いを伝える場所にと提案。
その手法として出てきたのが「糸電話」。
近年のレトロブームで便利すぎないアイテムが注目されていることから出てきた、超アナログなアイテムに会場一同驚きの声が!
相手の姿が見えるよう40mの間隔を設定し、インスタ用に写真が撮れるようスマホスタンドも設置。
スタンドにも津田の遠洋漁業の大漁旗を靡かせるといったビジュアルのイメージも作られていました。
糸電話は1セット500円ほどで販売できればお土産にもなる…とのことで、これは津田ならではの新名物になるかも?!とワクワク。
昭和生まれの自分も久しぶりに糸電話で話してみたくなった活気的なアイデアでした。
続いて香川大学の本田優衣さんは、津田の景観が地元の人によって守られていることや移住者と地域の人の結びつきが深いところに注目。
それを生かすために従来とはちょっと違ったスタンプラリーを提案!
Tシャツをスタンプラリーの台紙として購入してもらい、地元の店舗を巡るとスタンプを生地に押すことができるというもの。
ゴールまで辿り着けば、津田ふるさと海岸沿いにある「天然藍染工房Khimaira」さんに藍で染めてもらえたり、津田の松原で開催されているTシャツアート展に出展してみたり…
スタンプを集めることで地元の人と交流もでき、同時にお土産も完成するという一石二鳥なプログラム。
紙ではなくTシャツで行うというところも参加者のテンションを上げてくれそう!
最後は高知大学の浪上愛梨さん。
フィールドワーク中、地元の人に「海が綺麗ですね」と話しかけると、みんな「でしょう!」と答えてくれたことから、このエリアの魅力は「海への誇り」であると感じたそう。
そんな地元の人の自慢でもある海を『陸の水族館』という看板を使ったアートで表現しようという企画を提案。
松林の前や海岸沿いの店舗前に海で生きる生物のイラストを描いた看板を設置。
それぞれの生態にちなんで、通り沿いの店舗間の距離を表現します。
たとえば「〇〇まではサケ329匹の距離」といったユニークな発想に目から鱗!
また、看板を設置することで、長い海岸沿いを歩いていてもどこに店舗があるかわかりやすくなるのも狙いのひとつ。
ポップなビジュアルで楽しくまち巡りができ、津田が漁業のまちであることも浸透させることができる素敵なアイデア!
これには「一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会」代表理事であり、日本ドルフィンセンター代表の寺山さんも…
「どこもやっていないアートインスタレーションでいいな!と思いました。
ぜひイルカも看板に入れてほしいですね。笑」
とコメントされていました。
実現させたいアイデアばかりだった今回の発表会。
締めくくりとなる四国旅客鉄道株式会社代表取締役会長の半井真司さんの総評では…
「ぜひこの発表を地域づくりの発想の糸口として活用してほしいです。
次に津田に訪れた時に何が出来上がっているか、とても楽しみです。」
と、未来の津田に期待を寄せられていました。
まだまだ続いていく活性化の中で、何が必要になっていくのか。
そのたたき台をいただけたようなインターンシップ事業。
今後このアイデアがどう活かされるか、これからの津田町にも注目を!
四国4国立大学連携事業 四国家インターンシップ
期間/2023年3月13日〜17日
会場/さぬき市津田町津田ふるさと海岸周辺
一般社団法人さぬき市津田地区まちづくり協議会
公式サイト https://sanuki-tsuda.jp/


