この週末は3月3日のひな祭りを前に、県内各地で雛飾りを楽しむイベントが開催されます。
さぬき市内でもかつて各家庭で飾られたひな人形をまち行く人たちに愛でてもらおうと、民家の軒先などに展示する場所がちらほら。
志度寺門前通りにある旧さのや呉服店でも、毎年恒例おひなさまの展示が始まっています。
昔ながらの街並みの中に現れたおひなさまに会いに行ってきました。
さぬき市志度、四国霊場八十六番札所 志度寺の門前通りにやってきました。
ここは江戸時代の奇才 平賀源内が生まれ育った生家や平賀源内記念館があることから「源内通り」とも呼ばれています。
昔ながらの虫籠窓や黒いうだつなど、懐かしい街並みが残る路地で、ゆっくりと歩くのも楽しい場所。
志度寺から西に歩いて5分ほどの場所には古民家「旧さのや呉服店」があります。
母屋は四国霊場八十八番札所「大窪寺」の三重塔を建てた宮大工さんが手がけられたもので、店舗はさらにそれ以前に建てられたもの。
通常は雨戸が閉まった状態ですが、まちのみなさんによって季節にあわせた花や節句を感じる雑貨が展示されています。
毎年2月に入るとショーウインドウにひな飾りが展示されますが、今年もお目見えしたよとお聞きして駆けつけてみると、、、
雨戸が開かれて店先がとっても華やかな様子に!
2つのおひなさまが窓越しに展示され、軒下には地元の皆さん手作りの柳餅があしらわれていました。
そろそろ春がやってくるんだなあとしみじみ。
3つのおひなさまと人形、貝合わせなどの雑貨が展示されています。
一番左側は段飾りのおひなさまで、上段にお内裏さま。
下に三人官女、箪笥や重箱などの雛道具、菱餅に三宝、牛車など、雛道具もしっかりと揃っています。
雛飾りは「天皇の結婚式」を模したお飾り。
飾ることで、幸せな結婚ができますように、という願いを込めて飾られるようになったものだそう。
下のお道具は嫁入り道具であり、昔ながらの結婚の様式を垣間見ることができる貴重な文化資料でもあります。
真ん中のおひなさまはお内裏さまと菱餅などのお道具のみのシンプルなもの。
こちらのお着物は春らしい華やかな柄と色合いです。
もうひとつ、小窓にもお内裏さまが展示されています。
おなじお内裏さまでもお顔が全然違うのが面白いので、じっくりとガラス越しに眺めてみてはいかがでしょうか?
いずれのおひなさまも「昔から大事にしていたものの、家に置き場がなくなってしまった」という方から提供いただいたものだそう。
地域の皆さんが大切に保管し、毎年飾られているということにも心が温かくなりました。
志度寺門前通りを歩きながら軒先をちらりと覗いてみてくださいね。


