さぬき市の美術作家 千田豊実さん主宰の絵画教室「Senda Atelier」による作品展が今年もはじまりました。
「Senda Atelierきらめき展2026」
5月10日(日)まで、さぬき市細川林谷記念館 市民ギャラリーにて開催されています。
『いま描きたいもの』をテーマに幼児から大人まで125名が『掛け軸』スタイルの絵画や造形にチャレンジ。
1人の生徒さんに光を当てる個展スペース『きらめきピックアップブース』には小学3年生の男の子がさまざまな「山」の造形をお披露目。
それぞれの心の中にある『きらめき』に会える素敵な企画展。
ゴールデンウィーク中に足を運んでみませんか?
「Senda Atelier 絵画造形教室」の作品展「きらめき展」は今年で4年目。
寒川町「さぬき市細川林谷記念館」の市民ギャラリーには昨年とは少し違ったレイアウトで、掛け軸、造形、そしてひとりの生徒さんの作品に光を当てた「きらめきピックアップブース」を展開しています。
メインの掛け軸は、6時間という限られた時間で『自分の描きたいもの』を制作。
普段の教室では与えられたモチーフを観察して構図を考えたり、描いたり、色を塗ったりと、基礎的なトレーニングに励む生徒さんたちですが、この企画展では「自分が描きたいものを描く」にチャレンジ!
出来上がった絵画は、会場にちなんでさぬき市出身の篆刻家 細川林谷の世界にぴったりの掛け軸スタイルで展示しています。
自分の中にあるものを表に出す作業を経て出来上がる作品は描く人の「きらめき」を含んでいて、観に来た人たちを元気づけてくれます。
掛け軸の作品制作はアイデアスケッチからスタート。
自分が描きたいもの、使いたい画材、縦長のキャンバスにどんな構図で描くのかのイメージを書き出します。
1つの掛け軸ができあがるまで千田さんはちょっとしたヒントを囁くのみ。
基本的には描きたいひとのイメージを大切にしたいのでそばで見守っています、とのこと。
ひとつずつタイトルとともに眺めていくと、どんな人が描いているのかがじわじわと見えてくるような気がします。
好きなもの、大切にしているもの、心の中のメッセージ。
花や海といった同じモチーフを描いても、同じ色合いや形にならないのがとても面白いところ。
海や空の色も描く人によって全く違います。
自分が見ている世界が他の人には違った色・形で見えているんだなと実感できる瞬間。
登場人物の多い作品にワクワクしたり、
ちいさな花をいくつも描いてグラデーションを作り上げた細かさに感動したり、
一体どんな物語なのか想像しながら眺めてしまう作品。
教室のエアコンのリモコンを落としてしまったときの感情を表現したというユニークなものも。笑
ひとつずつの作品がいきいきと輝いていて、見ているだけで顔が緩んでしまうのが「きらめき展」。
「ここの作品を見たら元気が出るんや」と毎年観に来られる方の感想に思わず頷いてしまいました。
掛け軸制作が終わり、時間が余った生徒さんがつくる造形コーナー。
「手のひらサイズに収まる大きさ」というルールがありますが、テーマや何を作るかは自分自身で決めているそう。
水彩絵の具を混ぜて自分が思う色に仕上げた樹脂粘土を使って立体作品を作ります。
発想の豊かさにまず驚かされ、続いてタイトルの斬新さに感動することの多い造形ゾーン。
作る人の「好き」があちこちから溢れています。
こちらは「えあろもーびる にわとりとはにわ」。
普段一緒になるはずのないものが一緒にいることのユニークさに思わずニヤリ。
これは???と思ったら、今ブームのシールを貼り付ける「シール帳」!
ぷっくりと膨れ上がった流行りのシールもしっかり作られています。
「プールのおよいでいるところ」は宙に浮く水しぶきを針金で表現。
針金や芯材などの素材も、自分が思っている長さに切って欲しいと子どもたちが千田さんのところに持ってくるのだそう。
立体を作る難しさをも乗り越える発想力の豊かさに驚きます。
日々制作に励む生徒さんの作品に光を当てた「きらめきピックアップブース」。
今回は小学3年生の男の子、朔くんの「山島」シリーズを展示しています。
昨年の造形作品でいくつもの香川県の山を作り上げていた彼。
「展示した以外にも家にもっとたくさんの山があるんです」という話をご家族からお聞きしたことをきっかけに、今年フィーチャーされることになりました。
実在する山はもちろん、彼自身が「こんな山があったら面白いな」と思い創り上げた合計37個の山が登場。
山たちそれぞれに手作りのキャプションが添えられています。
「由良山」「屋島」など地元の山シリーズの中には「屋島(島だったころバージョン)」も。
今の屋島と形が違うところに注目してしまいますが、まさか歴史を遡ってまで山を作ってしまうとは!!
こちらは青森県の「岩木山(津軽富士)」。
桜や紅葉がきれいと書かれていますが、綺麗な紅葉シーズンの岩木山を色で再現しています。
海外の山も今回は登場!
マッターホルンは色合いが他の山と全然違っているのも面白いところです。
こちらは朔くんが想像して作った山のシリーズ。
それぞれの山の名前、想像の高さ、特徴が添えられていて、読みながら眺めてみるとその山が実在するように感じられるのも面白いところです。
一部ご紹介しますと…
「富山」想像1127m。
『富士山みたいな形・ロープウェイがある・少し桜がきれい』といった特徴があり、実際にぽつぽつと桜が咲いている様子がわかります。
「角台山」想像102m。
『頂上に岩が出てきた』という特徴通り、大きな岩が飛び出しています!
実際にあったらぜひ見に行きたい!と朔くんの世界に引き込まれてしまいました〜。
(Senda Atelier 千田豊実さん)
「このグループ展では一人一人の発想や感性を感じてもらいたいですね。
同じモチーフを描いてもそれぞれの色使いや見えている色が人によって違っているので、教室でも最後にみんなの絵を貼り出して見てもらっています。
そうすることで人と自分の違いを受け入れる時間を設けています。
来てくださる方にも同じように感じていただけたら嬉しいです。」
会場には作者へのメッセージを残せるようにカードが用意されています。
いいな、素敵だな、と思った作品があれば、ぜひ一言書いてみてはいかがでしょうか?
5月5日(火・こどもの日)にはユニークな動物の造形作家としておなじみ、岡山富男さんを招いてのワークショップが開催!
オリジナルの自然素材を使って、お好きな動物を作ります。
13:00〜の回のみ若干空席がありますので興味のある方はお早めにSenda Atelierまでご連絡ください。
動物造形作家 岡山富男 きらめきアニマルワークショップ
開催日時/2026年5月5日(火・こどもの日)10:00〜・13:00〜
場所/さぬき市細川林谷記念館 講座室
募集人数/各回10名
参加費/1500円(材料費込)
お申し込み先/Senda AtelierのインスタグラムDMかメールでお問い合わせください。
Senda Atelier公式サイト https://sendatoyomi.com/sendaatelier.html
【Senda Atelier きらめき展 2026】
開催日時/2026年4月29日(水)〜5月10日(日)9:00〜17:00 (最終日16:00まで)
会場/さぬき市細川林谷記念館市民ギャラリー
休館日/月曜
お問い合わせ先/0879-43-0655
お問い合わせ先/0879-43-0655
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